PPS樹脂(ポリフェニレンサルファイド)の基礎、製法、特性、応用 ~PPS樹脂の市場から高機能化付与技術まで~
★当テキストではPPS樹脂の歴史、重合、後処理、プラントの考え方、コンパウンド、物性、特徴、用途、成形加工、最近の高機能付与技術まで総合的に学ぶことが出来ます。
★技術的な知識が無くてもわかりやすく説明します。
執筆者
【講師】
株式会社スズキ・マテリアル・テクノロジー・アンド・コンサルティング 代表取締役社長 鈴木 孝典 氏
目次
【主旨】
スーパーエンプラに分類されるPPS(ポリフェニレンサルファイド)樹脂はその耐熱性、機械強度、耐薬品性の高さゆえに、近年安定した市場成長を続けている。特に自動車産業の拡大と共に大幅な伸びが期待されている。昨今では中国企業に新規参入の意思を持っている企業が増加してきてるが、技術的な難しさからなかなか量産に漕ぎつけないという状況のようだ。PPS樹脂についてあまり触れられることのない重合の考え方、コンパウンドの考え方を中心に広く、PPS樹脂の基礎と応用について説明する。
当講演ではPPS樹脂の歴史、重合、後処理、プラントの考え方、コンパウンド、物性、特徴、用途、成形加工、高機能付与技術まで総合的に説明していこうと考えている。
【ポイント】
PPS樹脂の製法、コンパウンディング、特性、応用、についてまとめてご説明します。一度の講座でPPSにつての知識を広範に得ることが出来ます。技術的な知識が無くてもわかりやすくご説明いたします。
【習得できる知識】
①PPS樹脂の市場
②PPS樹脂の重合における要点の理解
③PPS樹脂の加工技術・応用分野
【キーワード】
PPS、ポリフェニレンサルファイド、スーパーエンプラ、重合、コンパウンド、自動車、電気電子、耐薬品性、高耐熱
【プログラム】
0.PPS樹脂の主な特徴
1.PPS樹脂の歴史と市場
1-1 開発の歴史
1-2 市場
2.PPS樹脂の基本的な種別
2-1 架橋型
2-2 直鎖型
2-3 半架橋型
3.重合
3-1 原料
3-2 重合の考えかた
3-3 架橋
3-4 高重合度化
4. コンパウンド
4-1 ガラス繊維強化
4-2 高充填
4-3 無充填
4-4 特殊コンパウンド
5.物性
5-1 機械物性
5-2 熱的特性
5-3 化学的特性
5-4 電気的特性
5-5 高機能化
6. 高機能化
6-1 高強度化
6-2 耐衝撃性改質
6-3 高耐熱化
6-4 接着性改善
6-5 色調改善
6-6 高熱伝導化
6-7 導電性付与
6-8 電気特性改善(トラッキング性)
7. 用途
7-1 電気・電子・通信(5G対応)
7-2 車載
7-3 産業用
8. 成形
8-1 射出成形
8-2 押出成形
8-3 二次加工
8-4 その他