高分子延伸技術の基礎と応用 ~高分子の延伸工程・構造制御・物性の制御・ 延伸条件の考え方と実際~

■本テキストの主題および状況

★フィルムや繊維は引張には強く、圧縮にはしなやかに曲がるという特有の性質を示す。相反するこれらの性質は、延伸によって形成される構造によってもたらされる。その原理と延伸条件による物性制御の基礎について解説する。


■注目ポイント

★高分子の延伸工程、延伸装置と延伸条件延伸工程で加わる力と熱、延伸の基礎方程式等について学習、習得できる!

★延伸による構造制御、分子配向の3要素、延伸による分子配向等について学習、習得できる!

★延伸による物性制御、屈折率と複屈折制御、力学物性制御等について学習、習得できる!

★光学的性質と構造との関連性、力学的性質と構造との関連性等について学習、習得できる!

番号
AT20251120
発行年月
2025/11/20
体裁
A4判, 88ページ
フォーマット
紙版
定価
22,000 円(本体20,000円+消費税、送料込)
冊数:

執筆者

信州大学 繊維科学研究所 大越 豊 氏

目次

【テキスト主旨】
 フィルムや繊維を構成する高分子は細くて長い分子鎖からなり、それらの物性は延伸工程によって形成される分子配向や結晶化度の影響を強く受ける。このテキストでは、繊維やフィルムの延伸と配向および結晶化の基礎を踏まえた上で、それによって形成される構造と物性の関係に関して、最新の研究成果を交えて解説する。物性としては、光学的性質として複屈折、力学的性質として強度とヤング率を取り上げるが、配向結晶化による構造形成の知識は、これら以外の物性の理解にも役立つものと考える。

【プログラム】
Ⅰ 高分子の延伸工程
 1 延伸装置と延伸条件
 2 延伸工程で加わる力と熱
 3 延伸の基礎方程式
 4 延伸形態

Ⅱ 延伸による構造制御
 1 分子配向の3要素
  1.1 配向形態
  1.2 配向度
  1.3 配向要素
 2 延伸による分子配向
 3 配向結晶化

Ⅲ 延伸による物性制御
 1 屈折率と複屈折制御
  1.1 光学現象と屈折率
  1.2 屈折率楕円体と光学異方性
  1.3 複屈折の起源
   (1)誘起複屈折
   (2)配向複屈折
   (3)形態複屈折
  1.4 Lorentz-Lorenzの式と固有複屈折
 2 力学物性制御
  2.1 極限構造と力学物性
  2.2 延伸物の構造と力学物性
   (1)分子配向とヤング率
   (2)延伸条件と熱収縮率
   (3)強度と伸度

【キーワード】
高分子、延伸、配向、配向結晶化、光学物性、複屈折、力学物性、強度、ヤング率


【テキストの最大のPRポイント】
フィルムや繊維は、引張には強く、圧縮にはしなやかに曲がるという特有の性質を示す。相反するこれらの性質は、延伸によって形成される構造によってもたらされる。この講演では、その原理と、延伸条件による物性制御の基礎について学ぶ。

【習得できる知識】
延伸工程の考え方と制御方法(延伸条件)
延伸によって形成される構造
光学的性質と構造との関連性
力学的性質と構造との関連性