初心者のための高分子技術入門講座
~高分子の種類・合成・製造の初歩知識、分子構造と物性・機能、成型技術と複合化~
★2025年6月17日WEBでオンライン開講。元住友化学 今井昭夫氏による「高分子技術の基礎・応用」について解説する講座
★高分子材料の可能性を探求!基礎から応用知識まで体系的に分かり易く解説!
★好評な講座のため再開講!
- 元住友化学 株式会社AndTech 技術顧問 今井 昭夫 氏
【1名の場合】45,100円(税込、テキスト費用を含む)
2名以上は一人につき、16,500円が加算
定員:30名
※ お申し込み後、受講票と請求書のURLが自動で返信されます。基本的にはこちらで受付完了です。開催前日16:00までに再度最終のご連絡をいたしますので、しばらくお待ちください。請求書と受講票は郵送ではないため必ずダウンロードください。また、同時に送られるWEBセミナー利用規約・マニュアルを必ずご確認ください。
※ セミナー前日夕方16:00までにWEB会議のURL、事前配布資料のパスワードについては、別途メールでご案内いたします。基本的には、事前配布資料はマイページからのダウンロードの流れとなります。なお、事前配布資料については、講師側の作成完了次第のお知らせになりますので、この点、ご理解のほどお願い申し上げます。
※ 請求書の宛名の「株式会社」や「(株)」の「会社名の表記」は、お客様の入力通りになりますので、ご希望の表記で入力をお願いします。
※ お支払いは銀行振込、クレジット決済も可能です。銀行振込でお支払いの場合、開催月の翌月末までにお支払いください。お支払いの際は、社名の前に請求書番号をご入力ください。
※ 領収書のご要望があれば、お申込み時、領収書要にチェックを入れてください。
※ 2名以上でお申し込みをされた場合は、受講票と請求書を代表者様にご連絡します。
※ 当講座では、同一部署の申込者様からのご紹介があれば、何名でもお1人につき16,500円で追加申し込みいただけます (申込者様は正規料金、お2人目以降は16,500円となります)。追加の際は、申し込まれる方が追加の方を取りまとめいただくか、申込時期が異なる場合は紹介者様のお名前を備考欄にお書きくださいますようお願いいたします。
※ なお、ご参加手続きの際、自宅住所やフリーアドレス、個人携帯番号のみで登録された場合は、ご所属確認をさせいただくことがございます。
セミナーに関するQ&Aはこちら(※キャンセル規定は必ずご確認ください)
【本セミナーの主題および状況・本講座の注目ポイント】
■本セミナーの主題および状況(講師より)
★大手石油化学メーカーで研究所長など歴任した講師による実務経験(研究開発、事業開発、製造技術等)に基づき、高分子工業材料関連分野の業務を新たに担当する方々を対象に高分子技術の基礎的知識を体系的にまとめた講座です。好評講座のため再開講。
■注目ポイント
★基礎知識を話した後、高分子材料の分子構造と物性との関係について説明し、更に実用化されている高分子材料の成形技術や複合化技術まで解説
≪こちらの講座は、WEB上での開催のオンライン講座になります≫
【時間】 10:30-16:30
【講師】元住友化学 株式会社AndTech 技術顧問 今井 昭夫 氏
【講演主旨】
現在、高分子材料は社会の中で広範に使用されている。工業化された高分子の設計・合成には種々の技術が開発されているが、技術体系が複雑であり、初心者には理解が難しい。本講座では、高分子工業材料関連分野の業務を新たに担当する方々を対象に高分子技術の基礎的知識を体系的に提供する。先ず、高分子の合成・製造についての初歩的な考え方を解説し、次に高分子材料の分子構造と物性との関係について説明し、更に実用化されている高分子材料の成形技術や複合化技術について紹介する。
【プログラム】
第1部 「高分子の合成と工業化の初歩知識」
1.高分子(ポリマー)とは?
1-1.高分子とは何か?
1-2.高分子の種類にはどのようなものがあるか?
1-3.高分子の材料の物性や機能は、どのように決められるのか?
1-4.高分子材料はどのような成形技術により最終製品になるのか?
2.高分子の合成反応の考え方
2-1.高分子の合成(重合)反応とはどのように進行するのか?
2-2.重合反応の種類にはどのようなものがあるのか?
2-2-1.付加重合と重合活性種
2-2-2. 重縮合と重付加
2-3.原料モノマーから見た重合反応の適用
オレフィン、ビニル芳香族、共役ジエン、 非共役ジエン、置換エチレン、シクロアルケン、
不飽和カルボン酸、不飽和カルボン酸エステル、 環状エーテル、アルコール/フェノール/チオール/カルボン酸
2-4.重合反応の相と重合反応プロセス
バルク重合、溶液重合、懸濁重合、スラリー重合、乳化重合、気相重合
3.分子の製造プロセスのフローとは?
重合反応槽、ポリマー回収、脱触媒、副資材回収、原料精製・回収再生、副生物処理、
4.高分子の工業化のための化学工学的技術とは?
伝熱・撹拌混合、 スケールアップ、ビーカースケールでの検討要件 、ベンチスケールでの検討要件、パイロットスケールでの検討要件
第2部「高分子材料の構造と物性の初歩知識」
5.高分子(ポリマー)の構造とは?高分子の大きさは?高分子の性質はどのように決定されるか?高分子材料の物性上の特性とは?
6. 高分子の分子構造と物性・機能の関係は?
6-1.高分子の種類と物性
(1)高分子物質の特性の温度依存性、 (2)ガラス転移温度と高分子材料
(3)熱可塑性樹脂、 (4)熱硬化性樹脂、 (5)合成ゴム、 (6)熱可塑性エラストマー
6-2.実用的ポリマー材料に必要とされる主要な高分子物性
(1) 剛性、 (2)引張強度、(3)耐熱性、(4)衝撃強度 (5)成形性
6-3.高分子材料の構造・物性・機能の測定・解析
(1)測定装置、(2)測定方法、(3)物性の規格
7.高分子材料の劣化と耐久処方
7-1.高分子の劣化・変質の要因は?
7-2.耐久性向上のための添加剤処方
(1)酸化防止安定剤、(2)帯電防止剤、(3)難燃剤、(4)滑剤、(5)着色剤、(6)改質
第3部:「高分子材料の成型技術と複合化技術の初歩知識」
8.高分子材料の成形加工技術
8-1 熱可塑性樹脂の成形
(1)押出成形、(2)射出成形、(3)圧縮(プレス)成形、(4)ブロー成形(5)回転成形
8-2 熱硬化樹脂の賦形
8-3 ゴム材料の賦形と加硫
8-4 熱可塑性エラストマーの成形
9.高分子の混合・ポリマーアロイ
9-1 高分子の混合と相溶性
9-2 非相溶性ポリマーアロイとリアクティブプロセッシング
9-3 ポリマーアロイの相構造と物性、
9-4 ミクロ/ナノ分散構造制御の考え方
10.高分子複合材料
10-1 高分子複合材料とは?
10-2 充填剤と配合剤の種類
10-3 複合材料の混練分散と物性
[質疑応答]