医療用高分子の基礎と生体適合性ポリマー・分離膜の開発動向
★2025年12月15日開講。【①東北大学:山本氏】【②日本触媒: 中田氏】【③東レ: 坂口氏】の3名の専門家が、医療用高分子の基礎原理から生体適合性のメカニズム、分離膜・吸着材料の開発事例まで最新技術を解説します。
■本講座の注目ポイント
本セミナーでは、医用材料の高分子に焦点をあてて、基礎と製品開発の実例を解説します。医用高分子の構造設計・生体反応・材料特性を整理し、中間水コンセプトに基づく生体適合性ポリマーの開発、分離膜技術による医療システム応用まで、医療材料開発・評価に携わる技術者に向けた講座です。。
- 第1部 東北大学大学院 生体機能材料学分野 教授 山本 雅哉 氏
- 第2部 株式会社日本触媒 コーポレート研究本部 研究センター開拓グループ 中田 善知 氏
- 第3部 東レ株式会社 先端材料研究所 医療システム研究室 主任研究員 坂口 博一 氏
●1名様 :60,500円(税込、資料作成費用を含む)
●2名様以上:16,500円(お一人につき)
※受講料の振り込みは、開催翌月の月末までで問題ありません
定員:30名
※ お申し込み後、受講票と請求書のURLが自動で返信されます。基本的にはこちらで受付完了です。開催前日16:00までに再度最終のご連絡をいたします。請求書と受講票は郵送ではないため必ずダウンロードください。また、同時に送られるWEBセミナー利用規約・マニュアルを必ずご確認ください。
※ セミナー前日夕方16:00までにWEB会議のURL、事前配布資料のパスワードについて、別途メールでご案内いたします。基本的にはマイページからのダウンロードの流れとなります。なお、事前配布資料については、講師側の作成完了次第のお知らせになりますので、この点、ご理解のほどお願い申し上げます。
※ 請求書の宛名の「株式会社」や「(株)」の「会社名の表記」は、お客様の入力通りになりますので、ご希望の表記で入力をお願いします。
※ お支払いは銀行振込、クレジット決済も可能です。銀行振込でお支払いの場合、開催月の翌月末までにお支払いください。お支払いの際は、社名の前に請求書番号をご入力ください。
※ 領収書のご要望があれば、お申込み時、領収書要にチェックを入れてください。
※ 2名以上でお申し込みをされた場合は、受講票と請求書を代表者様にご連絡します。
※ 当講座では、同一部署の申込者様からのご紹介があれば、何名でもお1人につき16,500円で追加申し込みいただけます (申込者様は正規料金、お2人目以降は16,500円となります)。追加の際は、申し込まれる方が追加の方を取りまとめいただくか、申込時期が異なる場合は紹介者様のお名前を備考欄にお書きくださいますようお願いいたします。
※ なお、ご参加手続きの際、自宅住所やフリーアドレス、個人携帯番号のみで登録された場合は、ご所属確認をさせいただくことがございます。
【こちらの講座は、WEB上での開催のオンライン講座になります】
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第1講:13:00-15:00(東北大学大学院:山本 氏)
「医用高分子の基礎と最新応用展開」
第2講:15:15-16:15(日本触媒:中田 氏)
「生体適合性ポリマーの開発と各種応用展開」
第3講:16:30-17:45( 東レ:坂口 氏)
「医療用分離膜・吸着材料の開発とバイオ医薬品製造用膜への展開」
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【第1講】 医用高分子の基礎と最新応用展開 【仮】
【時間】 13:00-15:00
【講師】東北大学大学院 生体機能材料学分野 教授 山本 雅哉 氏
【講演主旨】
医用材料は、タンパク質、細胞、生体組織などの生体成分と接触して用いられる材料です。その応用範囲は、従来の医療に加えて、再生医療、創薬、ウェアラブルデバイスなど、関連技術の進歩とともに拡大しつつあります。
本セミナーでは、様々な分野で用いられている医用材料について、医用高分子に焦点を絞り、基礎、要求特性、生体成分との相互作用、応用展開などについて紹介します。
【講演キーワード】
医用高分子、生体適合性、ドラッグデリバリーシステム、再生医療、スマートバイオマテリアル
【プログラム】
1. 医用材料の基礎
1.1 材料の組成、構造、性質
1.2 材料劣化
1.3 医用材料に対する生体反応
1.4 医用材料の生体適合性
2. 医用高分子の基礎
2.1 高分子表面の改質・物性・分析
2.2 生体吸収性材料の合成・物性・分析
2.3 高分子微粒子の合成・物性・分析
3. 医用高分子の応用展開
3.1 医用高分子のドラッグデリバリーシステムへの応用
3.2 医用高分子の再生医療への応用
3.3 医用高分子の細胞の3次元組織化と創薬への応用
3.4 ウェアラブルデバイス (スマートバイオマテリアルなど)
4. まとめ
【質疑応答】
【第2講】 生体適合性ポリマーの開発と各種応用展開
【時間】 15:15-16:15
【講師】株式会社日本触媒 コーポレート研究本部 研究センター開拓グループ 中田 善知 氏
【講演主旨】
生体適合性発現のメカニズムとして「中間水コンセプト」が注目されている。中間水コンセプトの概略と、中間水コンセプトを用いた日本触媒における生体適合性ポリマーの開発について紹介する。また、多くの中間水を有し、優れた生体適合性が注目されているGH30系ポリマーの特徴と、いくつかの応用例、さらに架橋技術と組み合わせた機能化や、ハイドロゲルなどのトピックスについても紹介する。
【講演のポイント】
分野の異なる様々な機能性ポリマーの研究・開発に取り組んできました。本講は自社としては異分野でしたが大学との共同研究で基礎的な検討から始め、間もなく製品化されようとしています。開発の裏話なども時間があればさせていただきます。
【習得できる知識】
①中間水コンセプト概論
②中間水の測定
③生体適合性ポリマーの設計
【講演キーワード】
生体適合性、中間水、不凍水、抗血栓性、アンチファウリング、タンパク質、潤滑
【プログラム】
1. 生体適合性ポリマー
1.1 生体適合性
1.2 いろいろな生体適合性ポリマー
2. バイオ界面と水
2.1 バイオ界面と水
2.2 中間水、不凍水、自由水
2.3 中間水と抗血栓性
2.4 中間水と細胞接着
2.5 中間水の測定法
3. ポリマー構造と中間水
3.1 側鎖官能基と中間水
3.2 分子鎖の運動性と中間水
4. 中間水と血液適合性
4.1 NS生体適合性ポリマーの血液適合性
4.2 不凍水と血液適合性
4.3 タンパク質付着性
4.4 細胞接着性
4.5 汚損生物の接着
5. 架橋技術との組合せ
5.1 親水性と耐水性
5.2 抗血栓性
5.3 タンパク質 細菌の吸着
5.4 潤滑コーティング
【質疑応答】
【第3講】 医療用分離膜・吸着材料の開発とバイオ医薬品製造用膜への展開 【仮】
【時間】 16:30-17:45
【講師】東レ株式会社 先端材料研究所 医療システム研究室 主任研究員 坂口 博一 氏
【講演主旨】
東レが人工腎臓の研究開発で創出した分離膜や吸着材料の設計技術と、膜の目詰まりを抑制するノンファウリング技術を用いた製品化事例を紹介する。また上記技術を深化させ、現在検討中のバイオ医薬品製造用膜への展開について述べる。
【プログラム】
※講演プログラムを考案中です。準備が整いましたら反映させていただきます。
※受講料の振り込みは、開催翌月の月末までで問題ありません
※前日のお申込みでも、対応させていただきます