高分子材料技術と工業化プロセスの実践知識入門(全3回)
~基礎から応用、スケールアップ、コスト試算、製造まで徹底網羅、実践講座シリーズ~
★2025年6月17日WEBでオンライン開講。元住友化学 今井昭夫氏による全3回にわたる「高分子材料技術と工業化までの実践知識」について全3回にわたり解説する入門講座
★高分子技術の全貌を学び、未来を創る力を磨く!入門から工業化への道を体系的に解説!
★これから高分子産業に携わる方のために講師が徹底的に考えて企画した内容の濃い講座!
■全体プログラム
第1回 6月17日(火) 10:30-16:30 「初心者のための高分子技術入門講座」
第2回 6月25日(水)10:30-16:30 「ポリマー製造技術入門講座」
第3回 7月16日(水)10:30-16:30 「高分子材料の工業化プロセス入門」
- 第1部 元住友化学 株式会社AndTech 技術顧問 今井 昭夫 氏
- 第2部 元住友化学 株式会社AndTech 技術顧問 今井 昭夫 氏
- 第3部 元住友化学 株式会社AndTech 技術顧問 今井 昭夫 氏
【1名の場合】99,000円(税込、テキスト費用を含む)
2名以上は一人につき、49,500円が加算
定員:30名
※ お申し込み後、受講票と請求書のURLが自動で返信されます。基本的にはこちらで受付完了です。開催前日16:00までに再度最終のご連絡をいたしますので、しばらくお待ちください。請求書と受講票は郵送ではないため必ずダウンロードください。また、同時に送られるWEBセミナー利用規約・マニュアルを必ずご確認ください。
※ セミナー前日夕方16:00までにWEB会議のURL、事前配布資料のパスワードについては、別途メールでご案内いたします。基本的には、事前配布資料はマイページからのダウンロードの流れとなります。なお、事前配布資料については、講師側の作成完了次第のお知らせになりますので、この点、ご理解のほどお願い申し上げます。
※ 請求書の宛名の「株式会社」や「(株)」の「会社名の表記」は、お客様の入力通りになりますので、ご希望の表記で入力をお願いします。
※ お支払いは銀行振込、クレジット決済も可能です。銀行振込でお支払いの場合、開催月の翌月末までにお支払いください。お支払いの際は、社名の前に請求書番号をご入力ください。
※ 領収書のご要望があれば、お申込み時、領収書要にチェックを入れてください。
※ 2名以上でお申し込みをされた場合は、受講票と請求書を代表者様にご連絡します。
※ 当講座では、同一部署の申込者様からのご紹介があれば、何名でもお1人につき16,500円で追加申し込みいただけます (申込者様は正規料金、お2人目以降は16,500円となります)。追加の際は、申し込まれる方が追加の方を取りまとめいただくか、申込時期が異なる場合は紹介者様のお名前を備考欄にお書きくださいますようお願いいたします。
※ なお、ご参加手続きの際、自宅住所やフリーアドレス、個人携帯番号のみで登録された場合は、ご所属確認をさせいただくことがございます。
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【本セミナーの主題および状況・本講座の注目ポイント】
■本セミナーの主題および状況(講師より)
★大手石油化学メーカーで研究所長など歴任した講師による実務経験(研究開発、事業開発、製造技術等)に基づき、高分子工業材料関連分野の業務を新たに担当する方々を対象に高分子技術の基礎的知識(合成、分子構造、成形加工等)、工業化プロセス(スケールアップ、実験計画、コスト試算等)を全3回にわたって体系的にまとめた実践知識を習得できる講座です。
■全体プログラム(内容確認はタイトルをクリック)
第1回 6月17日(火) 10:30-16:30 「初心者のための高分子技術入門講座」
第2回 6月25日(水)10:30-16:30 「ポリマー製造技術入門講座」
第3回 7月16日(水)10:30-16:30 「高分子材料の工業化プロセス入門」
■注目ポイント
★高分子材料の分子構造と物性との関係について説明し、更に実用化されている高分子材料の成形技術や複合化技術、工業化におけるスケールアップ、実験計画、設備、製造コスト試算の考え方まで全3回にわたって解説
≪こちらの講座は、WEB上での開催のオンライン講座になります≫
【第1講】 (6月17日(火)) 初心者のための高分子技術入門講座 ~高分子の種類・合成・製造の初歩知識、分子構造と物性・機能、成型技術と複合化~
【時間】 10:30-16:30
【講師】元住友化学 株式会社AndTech 技術顧問 今井 昭夫 氏
【講演主旨】
【プログラム】
1.高分子(ポリマー)とは?
2.高分子の合成反応の考え方
3.分子の製造プロセスのフローとは?
4.高分子の工業化のための化学工学的技術とは?
第2部「高分子材料の構造と物性の初歩知識」
5.高分子(ポリマー)の構造とは?高分子の大きさは?高分子の性質はどのように決定されるか?高分子材料の物性上の特性とは?
6.高分子の分子構造と物性・機能の関係は?
7.高分子材料の劣化と耐久処方
第3部:「高分子材料の成型技術と複合化技術の初歩知識」
8.高分子材料の成形加工技術
9.高分子の混合・ポリマーアロイ
10.高分子複合材料
【第2講】 (6月25日(水)) ポリマー製造技術入門講座
【時間】 10:30-16:30
【講師】元住友化学 株式会社AndTech 技術顧問 今井 昭夫 氏
【講演主旨】
高分子材料の開発においては、工業的製法の確立が重要なステップである。研究部門の実験室で合成出来ても、工場で製造できなければ企業の開発としては失敗である。本講座では先ず重合反応の『相』に着目した製造プロセスの初歩の知識を提供し、次にポリマー生産における重合反応工程および製造プロセス主要工程の設計・操作に必要な化学工学的概念についての知識や情報を提供し、これらの知識の上に、研究実験から生産設備へのスケールアップを実施する基本的な考え方も紹介することにより、研究開発段階から工業化技術開発まで効率的に進捗させる手法や方法論について包括的・体系的に解説する。
【プログラム】
第1部 「重合反応の『相』と反応プロセス」
1.重合反応の『相』について
1.1 重合反応の相による分類
1.2 溶液重合反応の工学的性格と生産ポリマー事例
1.3 バルク重合反応の工学的性格と生産ポリマー事例
1.4 乳化重合反応の工学的性格と生産ポリマー事例
1.5 懸濁重合・スラリー重合反応の工学的性格と生産ポリマー事例
1.6 気相重合反応の工学的性格と生産ポリマー事例
2.ポリマー製造プロセスの概要
2.1 製造プロセスフロー
2.2 プロセス機器と単位操作
第2部「ポリマー重合・製造プロセスと化学工学」
3.重合反応槽の設計と操作
3.1 重合反応機構と反応速度
3.2 撹拌・混合
3.3 除熱・伝熱
3.4 操作の安定化と持続
4.プロセス各部の設計と操作
4.1 溶媒の回収・精製7
4.2 モノマーの精製
4.3 ポリマー回収
4.4 脱モノマーと脱触媒
4.5 ポリマー乾燥・造粒・分級
4.6 排水・廃ガス処理
5.プロセスの安定・定常操作
5.1 プロセス各部の状態把握
5.2 製品の分析・品質管理
第3部 「研究実験から生産設備へのスケールアップ技術」
6.プロセス流体の基礎物性
6.1 重合反応系の物性定数
密度(比重)、比熱、粘度等の温度依存性の調査・実測、推算・・・・
6.2 原料系の物性定数
分子量、密度、比熱、沸点・凝固点、蒸発潜熱、温度-蒸気圧曲線、混合時の溶解性、共沸有無
モノマー重合反応熱、・・・・
7.化学工学実験
7.1 ラボ(実験室)レベル/ビーカースケールでの検討
7.2 ベンチスケールでの検討
7.3 パイロットスケールでの検討
8.生産設備設計のための調査
8.1 関連法規・規制
8.2 製品需要家の製品要求性能と許容振れ幅
8.3 その他
[質疑応答]
【第3講】 (7月16日(水)) 高分子材料の工業化プロセス入門
【時間】 10:30-16:30
【講師】元住友化学 株式会社AndTech 技術顧問 今井 昭夫 氏
【講演主旨】
産業経済環境の変化により、材料メーカーには新規機能・高性能材料の開発・工業化が求められている。高分子・ポリマーの分野でも環境配慮型材料が求められており、開発が進められているが、開発材料・製品の工業化には、実験室で合成した高分子材料と同構造・同性能の製品を製造するための設備を設計し、操作するためのスケールアップ技術が必要である。国内で盛んに工業化設備の設計・建設が行われた1970年代~1980年代に活躍した技術者は、既に大半が退職されており、スケールアップ検討の経験者が、社内に殆ど残っていない企業も少なくない。本講では、材料開発研究とスケールアップ研究との違いに関する基礎的な考え方から、具体的な重合反応プロセスの設計のための実験計画の策定法、重点的に採取すべきエンジニアリング関係データの内容まで、実例を示しながら解説し、更に工業化を想定した製品製造コスト試算の進め方についても説明する。
【プログラム】
第1部 「重合反応の『相』と反応プロセス」
はじめに : 重合実験とプロセス開発
1.重合反応の『相』について
1.1 重合反応の相による分類
1.2 溶液重合反応の特徴と生産ポリマー事例
1.3 バルク重合反応の特徴と生産ポリマー事例
1-4 乳化重合反応の特徴と生産ポリマー事例
1-5 懸濁重合・スラリー重合の特徴と生産ポリマー事例
1-6 気相重合の特徴と生産ポリマー事例
2.重合反応プロセスの工学的性格
2.1 溶液重合反応の工学的性格
2.2 バルク重合反応の工学的性格
2.3 乳化重合反応の工学的性格
2.4 懸濁重合・スラリー重合反応の工学的性格
2.5 気相重合の工学的性格
3.ポリマー製造プロセスの概要:
3.1 製造プロセスフロー
3.2 プロセス機器と単位操作
第2部「ポリマー重合・製造プロセスと化学工学」
4.重合反応槽の設計と操作
4.1 重合反応機構と反応速度
4.2 撹拌・混合
4.3 除熱・伝熱
4.4 操作の安定化と持続
5.プロセス各部の設計と操作
5.1 溶媒の回収・精製
5.2 モノマーの精製
5.3 ポリマー回収
5.4 脱モノマーと脱触媒
5.5 ポリマー乾燥・造粒・分級
5.6 排水・廃ガス処理
6.プロセスの安定・定常操作
6.1 プロセス各部の状態把握
6.2 製品の分析・品質管理
第3部 「研究実験から生産設備へのスケールとコスト試算」
7.スケールアップの考え方
8.プロセス流体の基礎物性
8.1 原料系の物性定数
分子量、密度、比熱、沸点・凝固点、蒸発潜熱、温度-蒸気圧曲線、
混合時の溶解性、共沸有無、モノマー重合反応熱、・・・・
8.2 重合体の物性定数
8.3 重合反応系の物性定数
密度(比重)、比熱、粘度等の温度依存性の調査・実測、推算・・・・
9.化学工学実験
9.1 各スケールのプロセス条件の特性
9.2 ラボ(実験室)レベル/ビーカースケールでの検討
9.3 ベンチスケールでの検討
9.4 パイロットスケールでの検討
9.5 スケール別 検討実験の実例
10.生産設備設計のための調査と投資採算性
10.1 関連法規・規制
10.2 製品需要家の製品要求性能と許容振れ幅
10.3 スケールアップ検討と開発テーマ評価:
製造コスト試算と投資採算性判断
[質疑応答]