EV向け超急速充電の概要と車両側から見たバッテリシステムへの要求~充電規格・セルの冷却と昇温・発熱への対応・大型車向け急速充電~
★超急速充電を実現するための、主として車両側の課題と対応について解説!
※本セミナーは、2019年2月26日に実施したセミナー資料です。
執筆者
中村 光雄 氏
(元(株)SUBARU 技術研究所)
1979年 富士重工業入社 パワートレインの電子制御システムの開発に従事。
1998年 スバル研究所を経て、電子技術部 HEVシステムの開発に従事。
2002年 スバル研究所PGM(プロジェクトジェネラルマネージャー)に就任
2003年 NECラミリオンエナジー出向 自動車用電池の開発に従事。
2006年 富士重工業へ復帰 技術開発部 EVの開発に従事。
2008年 スバル技術研究所 次世代パワートレイン要素技術の研究に従事
2011年~ 技術研究所にて電動車に関する要素技術の研究開発に従事。
2018年10月 株式会社 SUBARU 退職、三井物産モビリティ第一本部
現在に至る。
目次
【講演主旨】
電気自動車の普及に向け、航続距離の伸長、充電時間の短縮、車両価格の低減が求められている。これに伴い、車載バッテリの大容量化が進行しているが、充電時間とは相反する関係があり、安易な大容量化は商品性、利便性を損なう結果を招いてしまう。そこで検討されているのが、超急速充電である。本セミナーでは超急速充電を実現するための、主として車両側の課題と対応について解説する。
1.背景
1-1 BEVの開発動向
1-2 BEV用LIBの開発動向
2.超急速充電の必要性
2-1 車載バッテリの大容量化と超急速充電の必要性
2-2 しかし・・・
2-3 超急速充電への対応
3.急速充電規格
3-1 現状規格
3-2 充電プロファイル
4.次世代急速充電規格
4-1 超急速充電規格
4-2 バッテリシステムへの要求性能
4-3 超急速充電プロファイルの確立
4-4 セルの冷却と昇温
4-5 発熱への対応
5. 今後の動向
5-1 中国との共同開発
5-2 大型車向け急速充電
5-3 その他