AT20190705:難燃剤の種類・特性・使い方・最新動向および難燃化技術における課題と今後の展望

★難燃機構と難燃化技術の課題と重要なポイントを解説!

★EV,軽量化を進めている自動車分野での今後の難燃規制はどう変化していくのか?

★火災時の安全性に優れている新規ノンハロゲン難燃剤を紹介!

 

※本セミナーは、2019年7月31日に実施したセミナー資料です。

番号
AT20190705
出版社
株式会社AndTech
発行年月
2019/07/31
体裁
A4判, 100ページ
フォーマット
紙版
定価
35,200 円(本体32,000円+消費税、送料込)
冊数:

執筆者

第1部 西澤技術研究所 代表 西澤 仁 氏

第2部 帝人(株) 樹脂事業本部 樹脂開発センター 基幹技術開発室 室長 山中 克浩 氏

第3部 西澤技術研究所 代表 西澤 仁 氏

第4部 (株)ADEKA 樹脂添加剤開発研究所 勝木 彩香 氏

目次

第1部 難燃剤と難燃化の現状と今後の方向

講師:西澤技術研究所 代表 西澤 仁 氏

 

【講演主旨】
 難燃機構と難燃化技術の課題を説明し、難燃剤の種類、特性、使い方、難燃化技術の重要なポイントを説明する。

【プログラム】
1.火災事故の現状
  最近の火災発生動向の特徴

2.高分子の燃焼と難燃機構
  難燃化技術の課題と今後の研究の方向
  高難燃化を目指す難燃系開発のポイント、

3.難燃剤の種類、特徴、特性、その使い方
  臭素系、リン系、窒素系、無機系、その他

4.難燃化技術の海外及び特許に見られる研究の方向
  中国、欧米、日本における研究

 

 

第2部 高度な難燃化を達成するリン系難燃剤の分子設計

講師:帝人(株) 樹脂事業本部 樹脂開発センター 基幹技術開発室 室長 山中 克浩 氏

【プログラム】


1.難燃剤の需要動向

2.有機リン系化合物種とリン系難燃剤

3.高分子の燃焼機構と難燃剤分子設計

4.ファイヤガードR FCX-210の特性

5.各種ポリマーへの適応
 5-1 ポリスチレン系樹脂への適応
 5-2 アクリル系樹脂への適応
 5-3 ポリエステル系樹脂への適応
 5-4 バイオポリマーへの適応

6.FCX-210マスターバッチ

7.難燃塗料への展開

8.帝人製難燃剤の紹介

 

 

第3部 自動車、鉄道、船舶分野での難燃規制と難燃材料の現状

講師:西澤技術研究所 代表 西澤 仁 氏

【講演主旨】
 自動車、鉄道、船舶分野での難燃規制の現状を説明し、特にEV,軽量化を進めている自動車分野での今後の規制の変化と各分野での難燃材料の使われ方の代表例を説明したい。

 

【プログラム】
1.自動車、鉄道、船舶の難燃性規格
  特にEV、軽量化に挑戦する自動車における今後の動向

2.各分野での代表的な製品の種類と難燃化技術
 2-1 自動車用室内材料
 2-2 鉄道車両用材料
 2-3 船舶防火構造規制対象製品用材料

3.この分野で使用される樹脂の種類と難燃剤
  難燃剤の特徴を考慮した適正な選択の重要性

 

 

第4部 ノンハロゲン難燃剤の開発と用途展開

講師:(株)ADEKA 樹脂添加剤開発研究所 勝木 彩香 氏

 

【講演主旨】


 軽量化を目的としてプラスチック複合材料による金属代替が進み、様々な分野でプラスチックの用途が拡大すると共に難燃要求も増えている。「火災の未然防止、延焼抑制」といった従来の役割に加え、「火災時の安全性確保」の観点から燃焼時の発煙量や煙毒性を重要視する傾向が強まっている。本講演では火災時の安全性に優れたノンハロゲン難燃剤に関して、当社ポリオレフィン向けイントメッセント系難燃剤 「アデカスタブ FP-2500S」を紹介する。また、用途別にエンプラ向け新規難燃剤「アデカスタブ FP-900L」やポリオレフィンフィルム・シート向け新規難燃剤「アデカスタブ FP-T80」を紹介する。

 

【プログラム】
1.はじめに
 1-1 難燃剤の種類について
 1-2 近年の難燃材料の動向について

2.ADEKAの難燃剤ラインナップ
 2-1 用途別難燃剤の紹介

3.イントメッセント系難燃剤「アデカスタブ FP-2000」シリーズの用途展開
 3-1 「アデカスタブFP-2100JC / 2500S」の紹介
 3-2 燃焼時の発煙量および煙毒性
 3-3 各種性能(耐候性/耐熱性/帯電防止性など)を満たす添加処方の最適化
 3-4 熱可塑性ポリウレタン向け難燃剤「アデカスタブ FP-2600U」

4.エンプラ向け難燃剤
 4-1 「アデカスタブFP-900L」の紹介

5.ポリオレフィンフィルム・シート向け難燃剤
 5-1 「アデカスタブFP-T80」の紹介

6.まとめ