AT20190803:高機能性コーティングのための塗布層の設計~接着、機能付与と面状故障対策の理論と実際~
★コーティングに共通な、必須技術である接着、機能付与と面状故障対策の理論と実際について説明!
★基材と塗布層の接着、界面接着向上、接着向上手段の実際とは?
★屈折率アップ、すべり性付与、耐接着(ブロッキング)等様々な機能を付加させるためにどういう設計がベストか?
★ハジキとへこみ、アワ、白化、ゆず肌など、塗布工程で生じる欠陥、故障とその対策とは?
※本セミナーは、2019年8月29日に実施したセミナー資料です。
執筆者
畠山技術士事務所 所長 技術士 (応用理学部門) 畠山 晶 氏
目次
【講演主旨】
近年、コーティングには種々の高機能化が強く求められている。高機能コーティング層を実現するためには、高機能に加えて接着、汎用性能に加え面状故障が無いことが必要である。本講演ではコーティングに共通な、必須技術である接着、機能付与と面状故障対策の理論と実際について説明する。
【プログラム】
1.初めに
2.高機能塗布層
2-1 高機能塗布層
2-2 機能フィルムに要求される機能
2-3 高機能フィルムの開発の考え方
3.接着付与
3-1 基材と塗布層の接着
3-2 界面接着向上
3-3 接着向上手段の実際
(a) 基材の表面処理
(b)バインダー種
(c)架橋
(d)界面活性剤
(e)塗布層の粘弾性
(f)基材の表面粗さと結晶化度
(g)水分
4.コーティング層の形成
4-1 コーティング層の形成の形成方法
4-2 水系塗布と溶剤系塗布
4-3 塗布液の構成成分と物性
4-4 塗布液の乾燥過程
5.欠陥、故障とその対策
5-1 塗布層の欠陥発生
5-2 ハジキとへこみ
5-3 アワ
5-4 白化
5-5 ゆず肌
5-6 割れ
5-7 ゴミ付き
5-8 擦り傷
5-9 マット剤の剥落
6.機能の付与
6-1 屈折率アップ
6-2 すべり性付与
6-3 耐接着(ブロッキング)
6-4 バリア性付与
6-5 表面抵抗率低減
6-6 耐久性付与
6-7 熱伝導性付与
6-8 機能性付与の弊害
7.まとめ