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★全固体電池を構成する各部材の開発から電池作製プロセスについて、最近の取り組み、新たな用途展開、課題を解説
※本セミナーは、2019年8月30日に実施したセミナー資料です。
首都大学東京 大学院都市環境科学研究科 環境応用化学域 助教 博士(工学) 棟方 裕一 氏
【講演主旨】
不燃性の固体電解質の適用は、安全性の改善だけなく、体積エネルギー密度の向上や使用可能な温度範囲の拡大につながり、リチウム二次電池の可能性を大きく広げる。しかし、従来の電池技術だけでは、この新しい電池を実現することは難しい。本講演では、全固体電池を構成する各部材の開発から電池作製までの各段階について、最近の取り組みや課題を紹介する。また、現行の有機電解液を使用している電池との比較を行いながら、全固体化によって広がる新たな電池の用途展開を紹介する。
【プログラム】
1.二次電池の基礎
1-1 電池の構成部材
1-2 充放電反応とは
1-3 リチウムイオン電池の特徴
2.全固体リチウム二次電池
2-1 現行の電池における課題
2-2 全固体化とは
2-3 全固体化のメリット
3.全固体リチウム二次電池の構成材料
3-1 固体電解質の種類と特徴
3-2 電解液との比較
3-3 電極材料の選択
4.全固体電池の設計
4-1 電気化学界面とは
4-2 固体同士の接合
4-3 助剤の適用
4-4 中間層の形成
4-5 擬固体系への展開
5.電池の構造化
5-1 構造化のメリット
5-2 バイポーラ型電池
6.全固体リチウム二次電池の用途展開
7.まとめ