AT20190901:ハードコート技術を中心とした機能性コーティング技術における高機能化・各種硬化技術と応用展開

★自動車などを中心とした電装、部材、ディスプレイなどを取り巻く加飾とハードコート技術!その最新動向!
★車載はCASE、MASS、ADASと車を取り巻く環境は変わり、塗膜に求められる機能やその工法にも変化が求められている!自動車に求められる加飾コーティング、ハードコート技術とその硬化方法とは?
★硬化樹脂やハイブリット化でいかに効果収縮を抑制できるか?耐薬品性をどう上げるか?UV/EB硬化の違いは?
★光学フィルム及び自動車内装加飾フィルム向けを中心にUV硬化型アクリル樹脂の設計方法!

 

※本セミナーは、2019年9月30日に実施したセミナー資料です。

 

 

番号
AT20190901
出版社
株式会社AndTech
発行年月
2019/09/30
体裁
A4判, 100ページ
フォーマット
紙版
定価
33,000 円(本体30,000円+消費税、送料込)
冊数:

執筆者

目次

第1講 フィルム用UV硬化樹脂の開発・高機能化と応用展開

講師:大成ファインケミカル(株) 樹脂事業部 技術グループ 課長 朝田 泰広 氏

 

【講演主旨】


 UV塗料の原料として一般的に用いられるUVモノマー、オリゴマーの他にUV硬化型アクリル樹脂の用途展開が期待されている。本講演では、光学フィルム及び自動車内装加飾フィルム向けを中心にUV硬化型アクリル樹脂の設計方法や特長及びその物性について紹介する。特に加飾フィルムでは、耐薬品性と伸びのバランスが取れた設計手法を中心に解説し、ウレタンアクリレートの設計手法や機能性UV硬化アクリル樹脂の設計についても合わせて解説する。

【プログラム】


1.UV硬化概論
2.UV硬化型アクリル樹脂の合成
2-1 ラジカル重合の合成例
 2-2 UV硬化型アクリル樹脂の設計
 2-3 UV硬化型アクリルウレタン樹脂の設計
 2-4 ウレタンアクリレートの設計
3.UV硬化型アクリル樹脂の性能、評価
 3-1 硬度、タックフリー性、伸度
 3-2 低カール化、耐SW性の両立
 3-3 伸びるハードコートの設計処方
4.ウレタンアクリレートの機能化
 4-1 低カール化と耐SW性の両立
 4-2 UV硬化PUDの設計
 4-3 シリカハイブリット材料との複合系の特徴
 4-4 伸びと耐薬品性の両立
5.機能性UV硬化樹脂の設計と性能
 5-1 帯電防止
 5-2 親水性

 


第2部 機能性ハイブリットハードコート技術とUV/EB硬化

 

講師:(株)DNPファインケミカル 技術開発第3本部 シニアエキスパート 塩田 聡 氏

 

【プログラム】


1.UVハードコート材料の展開
 1-1 市場ニーズ
 1-2 ハードコート用材料の種類
  1-2-1 有機系材料の構成
  1-2-2 有機・無機ハイブリッド系材料の構成
 1-3 必要特性
  1-3-1 耐擦傷性
  1-3-2 硬化収縮の抑制
  1-3-3 柔軟性付与
2.事例紹介/各種ハードコート材料

 

 

第3部 自動車電装部品向け機能性UVハードコート

 

講師:日本ペイント・オートモーティブコーティングス(株) プラスチック塗料技術部 新市場 FPD用塗料グループ グループマネージャー 小林 和人 氏

 

【講演趣旨】


 CASE、MASS、ADASと車を取り巻く環境は変わり、塗膜に求められる機能やその工法にも変化が求められている。
本講演では、車に搭載されるディスプレイ、センサーにフォーカスを当て、これら電装部品に求められる機能及び意匠を両立させる技術、またそれを実現させる加工プロセスについて紹介する。

 

【プログラム】
1.はじめに/背景説明
 1-1 100年に一度の変革期と言われる自動車産業
 1-2 展示会から伺う変化の内容
2.自動車の変化に伴う電装部品への要求
 2-1 視認、操作、センシング、意匠/工法
3.機能性塗膜が広げる製品設計の自由度
 3-1 機能性塗膜を形成する4つのコア技術
  3-1-1 技術紹介
  3-1-2 適応プロセス紹介
 3-2 フィルム加飾プロセスが提供するシームレスデザイン
 3-3 最新技術紹介:インクジェットコートを活用したテクスチャー形成(GlossとMatteの塗分け技術)
 3-4 最新技術紹介:インクジェットコートを活用した光干渉コートによる反射/透過制御とその効果
4.今後の展開について
 4-1 機能、意匠、工法、による三位一体提案