AT20191002: 環境規制と電動化に向けた車載用リチウムイオン電池および部材の技術開発動向と今後の展望~各社事例・競争力、安全・信頼性評価、セパレータ~

★自動車の電動化が世界的に進行している中でグローバルビジネス競争の真只中にある車載用リチウムイオン電池!

★LIBにとって重要な材料の一つと言われているセパレータの基礎から最新技術、課題並びに今後の見通しについて概説!

 

※本セミナーは、2019年10月21日に実施したセミナー資料です。

 

 

番号
AT20191002
出版社
株式会社AndTech
発行年月
2019/10/21
体裁
A4判, 100ページ
フォーマット
紙版
定価
33,000 円(本体30,000円+消費税、送料込)
冊数:

執筆者

目次

第1部 車載用リチウムイオン電池と次世代革新電池の現状と課題

講師:(株)AndTech 顧問 佐藤 登 氏(名古屋大学 未来社会創造機構 客員教授/エスペック(株) 上席顧問)

【講演趣旨】


 2018年から強化された米国ZEV規制、19年に発効した中国NEV規制、そして21年に発効する欧州CO2規制が相俟って、世界的に自動車の電動化が進行している。そこに連動する車載用リチウムイオン電池では、技術進化、コスト低減が実現され、今やグローバルビジネス競争の真只中にある。特に、日韓の電池各社に割り込んできた中国のCATLやBYDの存在感が一層高まっている。車載用電池は16年から国際認証ECE R-100 Part. IIを取得することが義務付けられ、電池開発もその試験規格をクリアすることはもちろん、信頼性・安全性・耐久性が従来以上に求められている。電池各社は自動車各社との協業を軸に、今後の生き残りをかけた活動に注力している。一方、次世代革新電池では全固体電池の現状と展望に注目が集まる。現状の課題と実現に向けたシナリオについても解説する。

【キーワード】


1.環境規制と電動化
2.自動車業界の電動化競争力
3.電池業界の競争力
4.安全性試験と国連規則
5.次世代革新電池

【プログラム】


1.ZEV発効から現在までの経緯
 1-1 自動車業界における環境規制と電動化の流れ
 1-2 各国規制の強化と電動化の加速

2.自動車各社の車載用電池実用化の事例

3.自動車各社の電動化競争力

4.xEVの価値と課題

5.車載用電池各社のトピックス

6.車載用電池各社の競争力

7.電池材料技術の現状と今後

8.安全性・信頼性評価
 8-1 二次電池の事故、リコールの歴史
 8-2 ECE R-100 Part.II国際認証試験規格
 8-3 エスペックのワンストップ認証サービス体制

9.全固体電池の行方
 9-1 全固体電池の分類と期待度
 9-2 全固体電池の価値と課題
 9-3 全固体電池の実現シナリオ

 

第2部 次世代自動車の開発とリチウム電池を中心とした蓄電デバイス

講師:三井物産(株) モビリティ第一本部 自動車第三部 EV・エンジニアリング事業室 中村 光雄 氏

【講演趣旨】 


 自動車用リチウムイオン電池の使い方や各種評価について、電池ユーザーの立場から解説します。具体的な次世代自動車の開発動向や、自動車用リチウムイオン電池の開発動向にも触れ、電動車両の重要部品としての理解を目指します。安全性に関しては、最新の規格の状況や車両としての評価試験についても説明します。

【プログラム】


1.次世代自動車用二次電池の開発動向
 1-1 次世代自動車の開発動向
 1-2 自動車用リチウムイオン電池の開発動向

2.次世代自動車における電池の使い方
 2-1 EV 
 2-2 HEV 
 2-3 PHV 
 2-4 超急速充電への対応

3.自動車用リチウムイオン電池の評価(自動車メーカの立場から)

4.自動車用リチウムイオン電池の安全性について

 

 

第3部 リチウムイオン電池用セパレータの車載用途への展開

講師:東レ(株) BSF技術第1部 主席部員 技術サービスグループリーダー 山田 一博 氏

【講演趣旨】


 LIBにとってセパレータは重要な材料の一つと言われている。車載向けLIBでは、高エネルギー密度化だけでなく高入出力化も求められ電池は大型化し、信頼性や安全性に対する要求も高度化し、さらに低コスト化も必要。セパレータの基礎、最新技術開発動向について概説する。

【キーワード】


1.LIBセパレータ
2.LIB安全性
3.LIB高エネルギー密度化

【プログラム】


1.LIBセパレータの基礎 (機能要求、物性、製造プロセス)

2.車載向けLIBの技術開発動向

3.車載向けLIBセパレータの技術開発動向

4.今後に向けて