AT20191101:易開封・イージーピール・フィルム包装の開発動向と製品・市場と要求~密封性との両立、青果物の品質維持・運送効率、容器へのニーズ、国内外の事例~

★軟包装やプラスチック容器蓋材を中心にイージーピールも含めた易開封技術を整理し、どの様に密封性と両立しているのか解説!

 

※本セミナーは、2019年11月21日に実施したセミナー資料です。

 

番号
AT20191101
出版社
株式会社AndTech
発行年月
2019/11/21
体裁
A4判, 100ページ
フォーマット
紙版
定価
33,000 円(本体30,000円+消費税、送料込)
冊数:

執筆者

目次

第1部 包装設計における密封性と易開封性の両立

講師:凸版印刷(株) 総合研究所 基盤技術研究所 加藤 武男 氏

【講演主旨】
 包装では中身を守る保護性(=密封性)が最優先されるが、消費者は開け易さを求めており、これらに答える為に様々な易開封技術やシーラント材料が開発されて来た。包装では包装形態と用途により要求品質が異なるので、それらを踏まえた上で易開封やイージーピールを取り入れる必要があり、包装設計上も難易度が高い。
 軟包装やプラスチック容器蓋材を中心にイージーピールも含めた易開封技術を整理して、どの様にして密封性と易開封性を両立しているのかを説明する。また、そこで使われるイージーピールシーラントや用途例についても説明する。

【キーワード】
1.易開封
2.イージーピール
3.包装設計

【プログラム】
1.易開封、イージーピールの概要
 1-1 易開封、イージーピールの種類
 1-2 易開封が求められる背景

2.包装設計における密封性と易開封性の両立
 2-1 包装に求められる役割と包装設計
 2-2 密封性と易開封性を両立させる条件
 2-3 軟包装での易開封技術
 2-4 プラスチック容器蓋材のイージーピール技術

3.易開封、イージーピールの用途例


第2部 ポリエステル系イージーピールフィルムの用途紹介

講師:デュポン(株) フィルム事業部 部長 半田 昌史 氏

【経歴】
 1989年 ICIジャパン入社, フィルム事業部 営業部
 1993年 ICIアメリカ転籍 フィルム事業部 マーケティング
 1995年 ICI ジャパン転籍 フィルム事業部 開発
 1998年 デュポン株式会社 転籍
 2000年 帝人デュポン株式会社 設立 出向 工業用PEN、工業用PET
 2016年 デュポン株式会社 フィルム事業部

【講演趣旨】
 人口の増加による食料需要の増加、高齢化による人口構成の変化により包装用途に使用されるフィルムへの要求は変化してきている。日本でも高齢者の増加により、今までの考え方であるしっかりとしたシール強度による流通時の食品の保持から高齢者でも使用出来る使いやすい製品の供給が必要となってきている。このイージーピールは耐熱やイージーピールという機能だけではなく、新しい食品加工の提案やタンパーエビデンス(いたずら防止)などの付加機能が付けられるというメリットがある

【キーワード】
1.イージーピール
2.耐熱
3.高齢化
4.バリア

【プログラム】
1.社会変化
 1-1 社会変化と市場要求の変化
 1-2 社会変化に対応する包装用途PETフィルムの開発

2.イージーピールフィルムの性能
 2-1 イージーフィルムの種類と特徴
 2-2 耐熱イージーピールの特徴と用途

3.変化に対応した新しい取り組み
 3-1 生野菜、果物などの包装と品質維持、運送効率
 3-2 顧客の嗜好や健康意識に対応した開発
 3-3 機能性包装

4.まとめ


第3部 イージーピール性を有した包装フィルムの動向と容器・フィルムへのニーズ

講師:住本技術士事務所 技術士(経営工学)・包装管理士 住本 充弘 氏(元大日本印刷(株))

【経歴】
業界誌に執筆多数、2004年に大日本印刷を定年退職し、以後 国内外でコンサルタント活動を行っている。

【講演主旨】
 イージーピール/易開封・再封包装は消費者にとって重要な機能である。国内外で多く使用されている。
 1.基本的な技術
 2.国内外の具体的な技術と採用例
 3.消費者ニーズの多様化への対応
 4.今後の方向性
 上記について具体的な事例を示し説明する。

【キーワード】
1.イージーピール
2.イージーオープン
3.易開封
4.再封
5.チャイルドレジスタント
6.クロージャー
7.キャップ
8.レーザー加工
9.再シール
10.リクローザブル

【プログラム】
1.基本的な技術
 1-1 包装全体における易開封・再封基本技術
 1-2 軟包装におけるイージーピール/易開封・再封包装技術
 1-3 紙器・複合容器におけるイージーピール/易開封・再封包装
 1-4 ボトル、金属缶、ガラス瓶、その他業務用のイージーピール/易開封・再封包装

 2.具体的な技術と採用例
 2-1 フィルム自体のイージーピール/易開封・再封包装技術
 2-2 ラミネート軟包装のイージーピール/易開封・再封包装
 2-3 紙器のイージーピール/易開封・再封包装
 2-4 その他容器のイージーピール/易開封・再封包装

3.消費者ニーズの多様化への対応
 3-1 ニーズの変化と多様化
 3-2 開封後の保存性のニーズへの対応
 3-3 チャイルドレジスタントの必要性と方法

4.今後の方向性
 4-1  パーソナル化対応
 4-2  より安心・安全が確保できるイージーピール/易開封・再封包装

 5.まとめ