バイオプリンティングの技術と市場
★移植治療や再生医療に広がるバイオプリンティング技術!
★神経再生技術,細胞製人工血管など応用が広がるバイオ3Dプリンタ!
★2026年に3000億円と予想される世界の3Dバイオプリンティング市場!
執筆者
境 慎司 大阪大学
小嶋 勝 大阪大学
岩永進太郎 富山大学
黒岡武俊 富山大学
中村真人 富山大学
伊野浩介 東北大学
宇田川喜信 東北大学
梨本裕司 東京医科歯科大学
珠玖 仁 東北大学
木寺正晃 愛知産業㈱
渡辺紗由 愛知産業㈱
大嶋英司 スペースアート開発研究者
渡邉政樹 (国研)理化学研究所
大山慎太郎 名古屋大学
辻村有紀 (国研)理化学研究所
山澤建二 (国研)理化学研究所
横田秀夫 (国研)理化学研究所;医科学イノベーションハブ推進プログラム
南茂彩華 横浜国立大学大学院
景山達斗 横浜国立大学大学院;神奈川県立産業技術総合研究所(KISTEC);JST さきがけ
福田淳二 横浜国立大学大学院;神奈川県立産業技術総合研究所(KISTEC)
花之内健仁 大阪産業大学
秋枝静香 ㈱サイフューズ
目次
【バイオプリンタ編】
第1章 酵素反応をつかった3Dバイオプリンティング
1 はじめに
2 酵素反応
3 インクのゲル化に用いられる酵素反応
4 酵素反応をつかった3Dバイオプリンティング
4.1 連続押し出し方式:吐出前インク内での架橋形成
4.2 連続押し出し方式:吐出後インク内での架橋形成
4.3 インクジェット方式
5 おわりに
第2章 光架橋反応を用いたバイオプリンティング技術
1 はじめに
2 光架橋反応を用いたバイオプリティング手法
2.1 連続押出し式を用いたプリンティング
2.2 インクジェット式を用いたプリンティング
2.3 液槽を用いたプリンティング
3 光架橋反応を用いたバイオインクとバイオプリンティングの実例
3.1 紫外光照射による光架橋反応を用いたバイオプリンティング
3.2 可視光照射による光架橋反応を用いたバイオプリンティング
4 終わりに
第3章 アルギン酸を用いた3D組織・臓器ファブリケーションへの展開
1 はじめに
2 バイオプリンティング技術による立体組織の作製
2.1 インクジェット式3Dバイオプリンタを用いた組織構築の構想
2.2 アルギン酸ベースのバイオインクを用いた積層印刷による3D構造の作製
3 バイオアセンブリ技術による立体組織の作製
3.1 微小パーツの積み重ねによる組織構築の構想
3.2 中空アルギン酸ゲルの利用:バイオパーツとしてのファイバー状組織を用いた3D組織構築
4 おわりに
第4章 電気化学反応を使ったハイドロゲルのバイオファブリケーション
1 はじめに
2 電気化学ハイドロゲル作製
3 様々な形状の電極を用いたハイドロゲルの作製
4 電極移動による電気化学ハイドロゲル作製
5 電極アレイを用いたハイドロゲルファブリケーション
6 その他の電気化学システム
7 おわりに
第5章 産業用金属3Dプリント技術の種類と技術概要
1 はじめに - 金属積層造形技術の発展
2 SLM方式概要
3 LMD方式概要
4 バインダー方式概要
5 EBAM方式概要
6 WAAM方式概要
7 粉末材料について
8 まとめ
第6章 直描露光装置としても光造形装置としても使える1台2役の高速/高精度な3Dプリンタ“SPACE ART®”の開発
1 はじめに
2 SPACE ART®の特長
3 SPACE ART®の構造・仕様
3.1 直描露光装置(電子回路パターン/レジストパターン形成)仕様
3.2 光造形装置(3Dプリンタ)仕様
4 光学エンジンの構成
5 本装置の機能/性能
5.1 直描露光装置(電子回路パターンやレジスト形成)の機能/性能
5.2 光造形装置(3Dプリンタ)およびその他の機能/性能
6 おわりに(今後の展開)
【応用編】
第1章 3Dプリンタ向け新規人工骨材の開発
1 人工骨3Dプリンティングのための材料の特徴と開発
1.1 リン酸カルシウム系人工骨材料
1.2 αTCP粉末を用いたBJ法による人工骨の造形
2 新たな医療ニーズに即した高精度・高強度造形技術の確立
2.1 新規BJ法の開発
2.2 新規BJ法による造形材料の生体適合性評価
2.3 材料生体適応における課題と今後の展望
第2章 皮膚・毛包再生分野における3Dバイオプリンティング技術
1 はじめに
2 3Dバイオプリンティング技術を利用した培養皮膚研究
2.1 培養皮膚の3Dバイオプリンティング
2.2 in situ skin bioprinting
3 3Dバイオプリンティング技術を利用した毛包原基の大量調製
3.1 毛包を再生するための従来のアプローチ
3.2 細胞けん引力を利用した毛包原基の作製
3.3 3Dバイオプリンタを用いた大量調製技術の確立
4 おわりに
第3章 関節外科治療におけるバイオプリンティング技術への期待
1 関節治療とその延長にある再生医療
2 関節領域の再生医療のためのバイオプリンタ
3 バイオプリンタによるバイオインクの機械特性評価
4 3Dバイオプリンタを用いた超音波ゼリーのバイオインクとしての性能評価
5 バイオプリンタによる今後の期待
第4章 スフェロイド積層によるスキャフォールドフリー3D細胞プリンティング技術の開発と臨床応用
1 はじめに
2 平面培養から三次元培養への変遷
3 三次元組織の構築
4 バイオ3Dプリンタ
5 サイフューズのバイオ3Dプリンタ
5.1 「regenova®」(剣山(KINEZAN)方式のバイオ3Dプリンタ)
5.2 「S-PIKE®」(串団子方式のバイオ3Dプリンタ)
6 バイオ3Dプリンタを用いた臨床開発事例
6.1 細胞製神経導管の開発事例
6.2 細胞製人工血管の開発事例
6.3 その他のパイプライン開発
6.4 創薬支援ツールへの応用
7 おわりに
【市場編】
第1章 3Dプリンターの市場
1 産業用プリンター市場
1.1 国内市場の動向
1.2 3Dプリンターの技術的進歩
1.3 産業用3Dプリンターの造形方式
1.4 3Dプリンターメーカーの動向
2 造形材料動向
2.1 材料市場の動向
2.2 材料(インク)の種類
3 用途別需要動向
3.1 機械部品加工分野
3.2 自動車分野
3.3 航空宇宙分野
3.4 建設・建築分野
3.5 医療分野
3.6 その他の用途分野の需要動向
第2章 3Dバイオプリンティング
1 概要
2 3Dバイオプリンティングの開発事例(装置,技術)
2.1 装置開発
2.2 技術開発
第3章 バイオ材料(インク)の動向
1 ペプチド交互共重合体
1.1 概要
1.2 企業/研究動向
2 ハイドロゲル
2.1 概要
2.2 企業/研究動向
3 3次元細胞培養担体
3.1 概要
3.2 企業/研究動向
4 生体内吸収性材料
4.1 概要
4.2 企業/研究動向
5 積層造形装置用金属パウダー
5.1 概要
5.2 企業/研究動向
6 トランスグルタミナーゼ応用ゲル
6.1 概要
6.2 企業/研究動向
7 蚕の繭糸を精錬したナノ絹糸
8 グラフェン
第4章 3Dバイオプリンティングの応用
1 再生医療
1.1 概要
1.2 企業/研究動向
2 医療
2.1 概要
2.2 企業/研究動向
3 立体臓器
3.1 概要
3.2 企業/研究動向
4 人工骨
4.1 概要
4.2 企業/研究動向
5 歯科補綴物
5.1 概要
5.2 企業/研究動向
6 皮膚培養(医療,美容)
6.1 概要
6.2 企業/研究動向
7 毛包再生
7.1 概要
7.2 企業/研究動向
8 関節治療
8.1 概要
8.2 企業・研究動向
9 その他のヘルスケア分野
10 培養肉と代替肉
10.1 概要
10.2 企業/研究動向
11 皮革材料
12 宇宙空間とバイオ3Dプリンティング