AT20221222:折りたたみ(フォルダブル)・ローラブル・フレキシブルOLED(有機EL)の開発を支える各種フィルム部材・素材・プロセスの開発動向と将来展望

★フレキシブル有機ELの基礎から最新のフォルダブル技術、ローラブル技術の動向などについて説明し、それを支える要素技術、部材、素材、プロセス、評価技術などを紹介!

★中立面設計を用いた粘着層弾性率調整による曲げ強度向上や、曲げ強度向上と鉛筆硬度向上の間トレードオフ関係とは?

★ロールスライドとローラブルOLED技術、ローラブルの構造とは?フィルム基板の開発状況とは? ※このテキストは2022年12月22日に実施したセミナー資料で

番号
AT20221222
発行年月
2022/12/22
体裁
A4判, 105ページ
フォーマット
紙版
定価
27,500 円(本体25,000円+消費税、送料込)
冊数:

執筆者

第1部 (株)サークルクロスコーポレーション フェローアナリスト 小野 記久雄 氏

第2部 山形大学 有機エレクトロニクスイノベ―ションセンター 産学連携教授 向殿 充浩 氏(元・シャープ(株)) 

第3部 東洋紡(株) 総合研究所 主幹 前田 郷司 氏

目次

第1講 折りたたみ・ローラブル・フレキシブルOLEDディスプレイの技術・市場動向と展望
(株)サークルクロスコーポレーション フェローアナリスト 小野 記久雄 氏

【目 次】
1. 2022年フォルダブルOLED搭載製品および市場動向
2. フォルダブルOLEDの曲げ強度および鉛筆硬度向上の基本技術
 2-1 中立面設計を用いた粘着層弾性率調整による曲げ強度向上
 2-2 曲げ強度向上と鉛筆硬度向上の間トレードオフ関係
3. Galaxy製品技術に見るフォルダブルOLEDモジュールの構造進化
 3-1 曲げ部に金属板網目構造を用いたGalaxy Z Fold2
 3-2 Sペン電磁誘導デジタイザ採用へ向けFRP(繊維強化プラスチック)を導入  
 3-3 フォルダブルモジュールから金属板を無くした最新Galaxy Z Fold4
 3-4 クラムシェル型Galaxy Z Flip4のフォルダブルモジュール構造
4. ロールスライドとローラブルOLED技術
 4-1 特許公報に見るロールスライドとローラブルの構造
 4-2 三星ディスプレイ開発事例:ローラブルOLEDでの曲げ強度、静電破壊対策



第2講 折りたたみ・ローラブル・フレキシブルOLED(有機EL)の基礎と各種部材・素材・プロセスの開発動向・将来展望
山形大学 有機エレクトロニクスイノベ―ションセンター 産学連携教授 向殿 充浩 氏(元・シャープ(株)) 

【目 次】
1. フレキシブル有機ELの基礎
 1.1 有機ELの基礎
 1.2 フレキシブル有機ELの特長
 1.3 フレキシブル有機ELの製造方法
 1.4 フレキシブル有機ELの技術動向、事業動向
2. フレキシブル有機ELを支える要素技術
 2.1 フレキシブル基板技術
 2.2 ガスバリア技術
 2.3 フレキシブル封止技術
3. フォルダブル・ローラブル有機EL
 3.1 フルダブル・ローラブル有機ELの動向
 3.2 フルダブル・ローラブル有機ELの要素技術
4. おわりに


第3講 高耐熱・低CTEポリイミドフィルムのフレキシブルディスプレイへの応用
東洋紡(株) 総合研究所 主幹 前田 郷司 氏

【目 次】
1.フレキシブルディスプレイ用基板への要求特性
 1-1.LCD、OLED、E-paperの構造比較
 1-2.要求される表面平滑性レベル
 1-3.要求される寸法安定性
2.高分子フィルム基板材料のプロセシング
 2-1.ポリイミドの基本構造
 2-2.高分子フィルムの製造工程
3.高分子フィルム基板の寸法安定性
 3-1.分子配向と線膨張係数
4.高分子フィルム基板の表面特性
 4-1.滑剤粒子役割と転化方法
5.フレキシブルディスプレイ製造のための基板プロセス
 5-1.Coating-Debonding法
 5-2.Bonding-Debonding法
6.折りたたみ・ローラブルディスプレイ実現のための課題
7.まとめ