AT20230929:ケミカルセンサ・ バイオセンサIoT技術の 最新技術動向と社会実装への課題
★バイオセンサとは
「バイオセンサ」は、生物学的な情報を検出し、測定するためのデバイスや技術のことを指す。これらのセンサーは、生物学的な分子、組織、細胞、または生体機能からの信号を検出して解釈することができる。バイオセンサーは、医療診断、環境モニタリング、食品安全など、さまざまな分野で利用されている。
★バイオセンサは、高感度で特異的な検出が可能なため、医療や環境分野での応用が期待されている。また、テクノロジーの進歩により、より効率的で小型のバイオセンサーが開発されており、携帯型デバイスやウェアラブルデバイスとしても活用されており、市場の伸びも期待できる。
★本講座では、新たなアイデア発想により開発した「ウエアラブルデバイス」、「キャビタス(体腔)センサ」、「生化学式ガスセンサ&探嗅カメラ(イメージング)」さらには「アクチュエータ」、「人工臓器」について紹介し、今後の先制医療への応用も含めて解説する。
※このテキストは2023年9月29日に実施したセミナー資料です。キャッチコピーに関しては講座のコピーをそのまま活用しております。
商品としては講師の提供可能な発表資料(PDF、PPT)等を分割印刷したものであり、スライドの説明がないものがあります事、ご了承ください。
こういった製品の性質上、十分に理解をいただき、ご購入をご検討ください。
執筆者
目次
【主旨】
ウエアラブルセンサなど、IoT技術を用いた生体情報センシングの需要が急速に高まっている。今後、ケミカルセンサやバイオセンサのIoT化が急務となる。本講演では酵素などの生体認識素子をデバイス素子として用いる「バイオセンサ」について、新たなアイデア発想により開発した「ウエアラブルデバイス」、「キャビタス(体腔)センサ」、「生化学式ガスセンサ&探嗅カメラ(イメージング)」さらには「アクチュエータ」、「人工臓器」について紹介し、今後の先制医療への応用も含めて解説する。
【キーワード】
バイオセンサ、ウエアラブル、キャビタス、ガスセンシング、IoT技術、生体ガス、体腔、癌、代謝、酵素、アクチュエータ、人工膵臓、血糖値、非侵襲、無拘束
【習得できる知識】
ケミカルセンサやバイオセンサの基礎知識、先制医療・ヘルスケアに不可欠なバイオセンシングとデバイス化技術、バイオセンシングの日常医療への展開、将来の可能性などを把握できる。
【ポイント】
ケミカルセンサやバイオセンサの原理から丁寧に紹介すると共に、将来のウエアラブルデバイスに求められるケミカル/バイオセンサについて紹介し、さらに生体計測応用や医療展開について詳しく解説する。
【プログラム】
1.医療分野におけるバイオセンサの必要性
2.バイオセンサの原理と種類
3.酵素型バイオセンサの測定系
4.性能評価
・選択性
・定量性
・検出限界
・寿命
・再現性
・バラツキなど
5.近未来のバイオセンサと各種バイオセンサの応用展開・プロセス・計測技術
5-1.バイオセンサのプロセス技術(半導体プロセスを用いた技術など)
5-2.ウエアラブルバイオセンサ
5-3.ソフトコンタクトレンズ型バイオセンサ
5-4.生体適合性材料を用いたバイオセンサ
5-5.涙液成分計測による非侵襲血糖評価の可能性
5-6.眼部からの経皮ガス計測
5-7.生体由来揮発性化学成分の高感度バイオセンシング
5-8.口臭成分計測用バイオセンサ
5-9.光ファイバー型バイオセンサ
5-10.バイオセンサ技術を応用した揮発成分の可視化計測
5-11.バイオセンサ技術を利用した人工臓器システム
5-12.自律血糖制御システム(人工すい臓)
6.今後の先制医療&予防医療
7.ケミカルセンサ・ バイオセンサIoT技術の社会実装への課題