AT20230526:導電助剤の最新開発動向・評価と分散技術・電池電極への応用展開 ~導電性カーボンブラック・カーボンナノチューブ・グラフェンの電極材料の分散~

★リチウムイオン二次電池の特性向上に必要な導電助剤の活用法をしっかりと学ぶ!
★グラフェン、カーボン系粒子・CNTの特徴と分散剤の関係とは?いかに有効活用して併用をするか、事例からひも解く!
★リチウムイオン二次電池の電極作製プロセスを事例にした分散技術とその評価技術とは!
★正極、負極、集電箔などへの適用とその使い方、その効果とは?


※このテキストは2023年5月26日に実施したセミナー資料です。キャッチコピーに関しては講座のコピーをそのまま活用しております。
 商品としては講師の提供可能な発表資料(PDF、PPT)等を分割印刷したものであり、スライドの説明がないものがあります事、ご了承ください。
 こういった製品の性質上、十分に理解をいただき、ご購入をご検討ください。


番号
AT20230526
発行年月
2023/05/26
体裁
A4判, 64ページ
フォーマット
紙版
定価
22,000 円(本体20,000円+消費税、送料込)
冊数:

執筆者

第1部  デンカ株式会社  電池・導電材料開発部  松井 瑞樹 氏
第2部  ビックケミー・ジャパン株式会社  シニアソリューションナビゲーター  若原 章博 氏

目次

【第1講】 導電性カーボンブラックの配合技術と分散技術及び電池への応用評価
【講師】デンカ株式会社 電池・導電材料開発部 松井 瑞樹 氏

【主旨】
 カーボンブラックは、帯電防止や導電性付与の目的で樹脂やゴム、電池材料の添加剤として幅広く用いられています。本講演では、アセチレンブラックに関する製法、特性、物性評価法、並びに、活用方法を主体に解説します。導電性を効果的に発現させるための導電性メカニズムは、適切なアセチレンブラックの選定のみならず、配合、混練・混合プロセス等複数の要因があります。これらの要因について、技術的に重要な考え方を解説します。
 本講座では代表的な導電性カーボンブラックであるアセチレンブラックの適切な配合や分散技術をご紹介し、アセチレンブラックの導電性を最大限発揮し、リチウムイオン二次電池の特性向上に必要な知識と考え方について理解頂けるような講演にしたいと思います。


【キーワード】
リチウムイオン二次電池、導電材、アセチレンブラック

【ポイント】
アセチレンブラックの基本的な性状に加え、アセチレンブラックの導電性を最大限発揮するための技術的な考え方を、事例を踏まえて解説する。

【習得できる知識】
・アセチレンブラックの特長と基本性状の考え方
・アセチレンブラックの導電性、分散性に影響を及ぼす因子
・アセチレンブラックの特性を最大限引き出すための考え方と方法

【目次】
1.はじめに
2.アセチレンブラックの特性と用途
 2.1 代表的な導電性カーボンブラック
 2.2 アセチレンブラックの特長と製法と基本性状の評価方法について
 2.3 導電性カーボンブラックの特性と用途
 2.4 リチウムイオン電池用途における導電材の役割及びアセチレンブラックの適用
3.アセチレンブラックの導電性メカニズムと分散性
 3.1 アセチレンブラックの代表的な品種
 3.2 導電性、分散性に影響を及ぼす因子
 3.3 高エネルギー密度化に向けた対応
4.リチウムイオン二次電池の電極作製プロセスを事例にしたアセチレンブラックの分散技術
 4.1 用途における分散の定義及び工程分散について
 4.2 小粒径アセチレンブラックの活用術
 4.3 分散の新しい評価技術
5.小粒径ABを使用したリチウムイオン二次電池の電池特性
 5.1 小粒径化の効果と電池特性向上のメカニズム
 5.2 アセチレンブラックとカーボンナノチューブの併用事例
 5.3 まとめ



【第2講】 リチウムイオン電池用カーボン・CNT ペースト作成のための湿潤分散剤
【講師】ビックケミー・ジャパン株式会社 シニアソリューションナビゲーター 若原 章博 氏

【主旨】
 導電カーボンやCNTのスラリー設計において、粘性制御や充填率のアップを図るうえで、分散安定化の概念は欠かせないものになっている。ここでは粒子の媒体への濡れ・吸着と安定化の基礎をおさらいしたうえで、カーボン系粒子に有効な湿潤分散剤の考え方を説明します。そのうえでCNTを含めた分散実験とその特性評価について、事例を紹介する。分散の基礎理論やスラリー設計になじみの方にもご理解いただけるよう、分散手順と評価・その解釈について平易な説明に努めたい。

【キーワード】
分散安定化、CNT分散、レオロジー、分散剤子

【ポイント】
塗料・インキ・カラーフィルター・インクジェットをはじめ多様なコーティング液での実績を基礎に、電池分野での積極的な添加剤開発を進めてきている。分散安定化に加え、分散液の塗布・乾燥プロセスでのトラブルへの対応技術も有しているので、多様な質問にお答えできる。

【習得できる知識】
カーボン系粒子の分散設計
分散体の評価技術
湿潤分散剤の構造と考え方

【目次】
1.どのようにして粒子の分散安定化を図るか、その基礎
 1-1 分散安定化のプロセスと着目点
 1-2 吸着と安定化の考え方
2.湿潤分散剤の設計思想を知る
 2-1 吸着基と相溶性鎖の役割
 2-2 分子構造のデザインの重要性
3.カーボン系粒子の分散性の向上を実現するには
 3-1 カーボン系粒子・CNTの特徴と分散剤
 3-2 NMP系での分散例
 3-3 水系での分散例
4.電池特性の確認


※このテキストは2023年5月26日に実施したセミナー資料です。キャッチコピーに関しては講座のコピーをそのまま活用しております。
 商品としては講師の提供可能な発表資料(PDF、PPT)等を分割印刷したものであり、スライドの説明がないものがあります事、ご了承ください。
 こういった製品の性質上、十分に理解をいただき、ご購入をご検討ください。