AT20230531:車載型太陽電池の最新技術動向と将来展望 ~未来の無充電EVに向けた課題とは~

★トヨタ自動車および日産自動車の太陽電池搭載自動車の走行試験結果をまじえて、太陽電池搭載自動車のインパクトおよび車載用高効率太陽電池の研究開発状況を報告!
★実用化の可能性が急速に高まりつつある太陽電池搭載車の優位性と課題を明確にしつつ、PV搭載車の発電/電力消費エネルギーバランスの解析についても紹介!
★車両に搭載した太陽電池の走行時の発電電力および魚眼画像から建物分布を求め車両上日射量を推定するモデルについて解説!

※このテキストは2023年5月30日に実施したセミナー資料です。キャッチコピーに関しては講座のコピーをそのまま活用しております。
 商品としては講師の提供可能な発表資料(PDF、PPT)等を分割印刷したものであり、スライドの説明がないものがあります事、ご了承ください。
 こういった製品の性質上、十分に理解をいただき、ご購入をご検討ください。

番号
AT20230531
発行年月
2023/05/30
体裁
A4判, 83ページ
フォーマット
紙版
定価
22,000 円(本体20,000円+消費税、送料込)
冊数:

執筆者

第1部  豊田工業大学  名誉教授 招聘研究員  山口 真史 氏
第2部  国立大学法人宮崎大学    太田 靖之 氏


目次

【第1講】 太陽電池の車載応用に向けた最近の動向
【講師】豊田工業大学 名誉教授 招聘研究員 山口 真史 氏

【主旨】
 輸送分野のCO2排出量は、約20%で、乗用車が半分を占める。CO2削減が期待できる電気自動車は、km走行当たり約60gのCO2を排出し、クリーンとは言えない。太陽電池搭載により、60%以上のCO2削減が期待できる。講演では、太陽電池搭載自動車によるCO2削減効果に加え、充電コスト削減効果についても言及する。効率35%以上の太陽電池モジュールを実現することにより、平均日射条件下で、一日30km以上の走行が可能で、わが国の乗用車の一日の平均走行距離24kmを超え、乗用車のほとんどのドライバーが満足すると考えている。トヨタ自動車および日産自動車の太陽電池搭載自動車の走行試験結果をまじえて、太陽電池搭載自動車のインパクトおよび車載用高効率太陽電池、特に、ペロブスカイトを含むSiタンデム太陽電池の研究開発状況を紹介する。

【目次】
1.太陽電池搭載自動車の必要性
 1-1 CO2削減効果
 1-2 太陽電池搭載自動車の開発動向
2.車載用として高効率太陽電池のインパクト
 2-1  CO2削減効果
 2-2 充電コスト削減稿
 2-3 走行距離の延長効果
3.トヨタ自動車、日産自動車の太陽電池搭載自動車の走行試験の概要
 3-1 走行距離の概要
 3-2 CO2削減効果の概要
 3-3 課題
4.車載用高効率太陽電池の研究開発状況
 4-1 高効率化、低コスト化の必要性
 4-2 Siタンデム太陽電池の高効率化
 4-3 車載用太陽電池の温度上昇
 4-4 部分日影に強い太陽電池モジュルの開発
5.今後の展望
 5-1 市場規模
 5-2 課題
 5-3 今後の展開

【キーワード】
太陽電池搭載自動車、電気自動車よりCO2削減効果が大、高効率・低コスト太陽電池、ペロブスカイトを含むSiタンデム太陽電池の開発、トヨタ自動車、日産自動車の太陽電池搭載自動車の走行試験の概要


【ポイント】
太陽電池搭載自動車は、電気自動車より大幅なCO2削減効果がい期待できる。効率35%以上の太陽電池モジュールを実現することにより、平均日射条件下で、一日30km以上の走行が可能で、わが国の乗用車の一日の平均走行距離24kmを超える。トヨタ自動車および日産自動車の太陽電池搭載自動車の走行試験結果をまじえて、太陽電池搭載自動車のインパクトおよび車載用高効率太陽電池の研究開発状況を報告する。


【習得できる知識】
太陽電池搭載自動車の必要性および開発動向を把握できる。
トヨタ自動車および日産自動車の太陽電池搭載自動車の走行試験の概要も把握できる。
車載用高効率太陽電池、特に、ペロブスカイトを含むSiタンデム太陽電池の研究開発動向を把握できる。




【第2講】 車載用高効率太陽電池の開発および走行時における発電量評価
【講師】国立大学法人宮崎大学  太田 靖之 氏

【主旨】
 電気自動車などに直接取り付けられた車載用太陽電池は、刻一刻と変化する周辺建物の影響を受ける。建物による影は、車載太陽電池を部分的に覆い(部分日影)、その結果、車載用太陽電池の発電量を低下させる。また、車載太陽電池からの発電量を予測する場合、周辺建物の影響を定量的に明らかにする必要がある。本講座では、車両に搭載した太陽電池の走行時の発電電力について述べる。また、魚眼画像から建物分布を求め車両上日射量を推定するモデルについて述べる。

【目次】
1.従来の太陽電池と車載太陽電池と違い
2.走行中車両が受ける日射量について
3.車両に搭載した太陽電池の発電量評価
4.車両形状(曲面形状)の影響
5.魚眼画像による建物分析
6.車載用太陽電池の発電量モデル

【キーワード】
車載用太陽電池、発電量評価、曲面形状

【ポイント】
太陽電池や日射計を車両に取り付け、実際の走行条件における発電量評価を実施している。魚眼画像などの従来の太陽電池評価では使わなかったツールを使い太陽電池評価、特に走行時の発電量評価について述べる。

【習得できる知識】
走行条件による車載用太陽電池の発電特性


※このテキストは2023年5月30日に実施したセミナー資料です。キャッチコピーに関しては講座のコピーをそのまま活用しております。
 商品としては講師の提供可能な発表資料(PDF、PPT)等を分割印刷したものであり、スライドの説明がないものがあります事、ご了承ください。
 こういった製品の性質上、十分に理解をいただき、ご購入をご検討ください。