先端デバイス・マテリアル トレンドレポート vol.1

★「先端デバイス・マテリアル トレンドレポート」を第一弾を創刊!
★「雑誌以上に詳しく、書籍以上に新鮮な情報を提供」をコンセプトにした先端製品におけるマテリアル・材料の要求や最新技術を満載した季刊レポート!
★第一弾として、電波を伝送する、「透明アンテナ・電波反射フィルム」また液晶ポリマーなどを活用した低誘電材料を活用した「基板・フィルム」を特集!半導体のパッケージ基板の要求特性とは
★一線の執筆者がじっくりと記載した技術・市場内容であり、お求めやすい価格帯で、十分な情報を得ることができます。
★できる限り、多くの方々に手に取っていただき、少しでも本分野の発展の寄与にお役立ちできればと思います。
番号
DM0001
ISBN
978-4-909118-59-2
監修
梶田  栄(特定非営利法人サーキットネットワーク 理事長/株式会社AndTech 顧問)
発行年月
2023/07/31
体裁
B5判, 104ページ
フォーマット
紙版
定価
11,000 円(本体10,000円+消費税、送料込)
冊数:

執筆者

梶田  栄  特定非営利法人サーキットネットワーク 理事長/
       株式会社AndTech 顧問
竹田 諭司  MirasoLab(ミラソ・ラボ)代表/工学博士
高橋 応明  千葉大学フロンティア医工学センター 准教授/博士(工学)
Ragip Pala     Meta Materials Inc.(META®社), Director, Metamaterials
        Research and Innovation, Ph.D. in Applied Physics from Stanford
                    University
Efthymios Kallos  Meta Materials Inc.(META®社), Chief Science Officer
                  and co-founder, Ph.D. degree in electrical engineering from the
                  University of Southern California
Dong Han         Meta Materials Inc.(META®社), Scientifi c Writer, Ph.D.
Jonathan Waldern  Meta Materials Inc.(META®社), Chief Technology Offi cer
                       (CTO), PhD. in Virtual Reality from Loughbrough University of
                        Technology
川合 紘夢  コーンズテクノロジー株式会社
       アプリケーションサポートリーダー
江南 俊夫  積水化学工業株式会社 高機能プラスチックスカンパニー
       エレクトロニクス戦略室 戦略推進グループ グループ長/博士(工学)       
野本 博之  積水化学工業株式会社 高機能プラスチックスカンパニー
       開発研究所 エレクトロニクス材料開発センター 上級研究員/博士(学術)       
橋田 紘明  東北大学 大学院情報科学研究科
日比 龍平  東北大学 大学院情報科学研究科
川本 雄一  東北大学 大学院情報科学研究科 准教授/博士(情報科学)
加藤  寧  東北大学 大学院情報科学研究科 研究科長・教授/工学博士
阿野  進  株式会社国際電気通信基礎技術研究所 波動工学研究所
       無線方式研究室 研究技術員 
摺出寺 浩成 日本ゼオン株式会社 総合開発センター ものづくりスタジオ
       スタジオ長
前田 郷司  東洋紡株式会社 総合研究所 主幹
大園 仁史  千代田インテグレ株式会社 商品開発部 商品開発課
吉田 正樹  千代田インテグレ株式会社 商品開発部 商品開発課 課長代理
山口 信介  千代田インテグレ株式会社 商品開発部 商品開発課 課長
長永 昭宏  ポリプラスチックス株式会社

目次

第1章 次世代通信アンテナ基板の最新技術動向と課題・今後の展開
はじめに
1. 電磁波
 1.1 電磁波の分類
 1.2 電波の性質
 1.3 電波とプリント配線板
2. 無線機
 2.1 無線機の構造
 2.2 アンテナ
  2.2.1 アンテナの原理
  2.2.2 アンテナの種類
3. アンテナモジュール(AiP: Antenna in Package)
 3.1 AiPの構造
  3.1.1 基地局用AiP
  3.1.2 端末用AiP
  3.1.3 課題
おわりに


第2章 透明アンテナ・電波反射フィルムに向けた材料技術

第1節 透明導電材料を用いた透明アンテナ技術

はじめに
1. 透明導電材料
2. 次世代通信への応用
 2.1 透明アンテナ
 2.2 電波透過型Low-Eガラス
おわりに


第2節 タッチパネル一体型5Gアンテナの設計と解析
はじめに
1. 透明導電膜とタッチパネル
2. 透明アンテナの基礎検討
 2.1 タッチパネルの解析モデル
 2.2 透明アンテナの設計
3. 4素子MIMOを用いたAoDの特性
 3.1 解析モデル
 3.2 電極の表面抵抗率に関する検討
 3.3 ディスプレイモデルを統合した検討
4. 実測による透明アンテナの評価
 4.1 アンテナの作製
 4.2 実測結果
おわりに

第3節 NANOWEB®ナノ金属メッシュ技術による革新的な低抵抗・透明導電性フィルムと
    5G 通信・EMI 対策・自動車AD/ADAS 向けに実現される用途

はじめに
1. サブ波長パターンの成膜―ローリングマスクリソグラフィ技術(RML®)
2. NANOWEB®により可能となる用途
 2.1 透明EMIシールド
 2.2 透明アンテナ
 2.3 透明電波反射フィルム
 2.4 透明ヒーターを実現:これまでにない曇り止め/除雪・凍結防止が可能に
おわりに

第4節 メタマテリアル層を用いた透明フレキシブル電波反射フィルム

はじめに
1. 背景
2. 透明反射フィルムの概要
3. 使用機材
 3.1 測定対象
 3.2 測定機材
4. 透明反射フィルムの反射特性
 4.1 方法
 4.2 結果
  4.2.1 透明反射フィルムによる1回反射特性
  4.2.2 透明反射フィルムによる2回反射特性
  4.2.3 湾曲した透明反射フィルムの反射特性
5. 透明反射フィルムを経由する伝搬路の双対性
 5.1 方法
 5.2 結果
6. 透明反射フィルムの透過特性
 6.1 方法
 6.2 結果
7. 考察
おわりに

第3章 アンテナ基板・FPC・通信材料に向けた基板技術

第1節 アンテナ部材(LCP・ポリイミド・エンプラ)
     シクロオレフィンポリマーの特性と高周波基板への用途展開

はじめに
1. シクロオレフィンポリマーの基本特性
 1.1 シクロオレフィンポリマーの合成
 1.2 シクロオレフィンポリマーの用途展開
2. シクロオレフィンポリマーの高耐熱化
 2.1 ノルボルネン誘導体の選定による耐熱性向上
 2.2 立体規則性制御による耐熱性向上
3.  ZEONEX® C2420の高周波向け基材としての可能性
 3.1 移動通信システムの高周波化
 3.2  ZEONEX® C2420の基本特性
 3.3 ZEONEX® C2420の誘電特性
おわりに

第2節 高耐熱・低CTE ポリイミドフィルムの 特性とその応用
はじめに
1. ポリイミド
2. XENOMAXRの特性
 2.1 CTE:線膨張係数
 2.2 粘弾性特性 084
 2.3 機械特性、熱収縮率、電気特性
 2.4 耐薬品性
 2.5 難燃性
3.XENOMAXR の実装回路基板への応用
 3.1 半導体パッケージ用サブストレート
  3.1.1 ビルドアップ層
  3.1.2 コア層
 3.2 三次元実装パッケージ
4. XENOMAXR のフレキシブルデバイスへの応用
 4.1 フレキシブル・ディスプレイ用基板への要求特性
 4.2 バックパネル用フィルム基板の要求特性を満たすための技術課題
 4.3 フレキシブル・ディスプレイ用バックパネルの製造における課題
 4.4 コーティング-デボンディング法
 4.5 ボンディング-デボンディング法
5. XENOMAXR の高周波回路基板への応用
 5.1 高周波回路基板への要求特性
  5.1.1 高周波領域における回路基板と誘電損失
  5.1.2 高分子材料の誘電特性とCTE
  5.1.3 誘電特性への吸湿の影響
 5.2 ポリイミドの誘電特性
  5.2.1 高周波回路基板材料としてのポリイミド
  5.2.2 ポリイミドの吸湿率低減
  5.2.3 機能分離による高周波回路基板材料へのアプローチ
 5.3 ポリイミドフィルムとフッ素樹脂の複合基板
  5.3.1 積層体の機械物性の予測
  5.3.2 フッ素樹脂/XENOMAXR複合基板
  5.3.3 フッ素樹脂/XENOMAXR複合基板のCTE
  5.3.4 フッ素樹脂/XENOMAXR複合基板の高周波電気特性
  5.3.5 フッ素樹脂/XENOMAXR複合基板の伝送損失
おわりに

第3節 高速通信、自動運転化~ LCP フィルムの開発とその展開~
はじめに
1. LCPの基本特性
1.1 液晶ポリマー(LCP:Liquid Crystal Polymer)とは
1.2 液晶ポリマーの特徴
2. ペリキュールR LCPの特長
3. ペリキュールR LCPの用途
4. LCPフィルムと環境対応
おわりに

第4 節 高速伝送部品、高周波伝送部品用途へのLCP の適用
はじめに
1. 液晶ポリマー
1.1 液晶ポリマーの特徴
1.2 「ラペロス® LCP」の特徴
2. 誘電特性に優れたラペロス®LCPとその特徴
2.1 高周波対応電子部品に要求される誘電特性
2.1.1 信号伝播遅延時間の短縮
2.1.2 伝送損失の低減
2.2 誘電特性とその測定方法について
2.3 LCPの誘電特性 111
2.4 高周波伝送に対応するLCP材料
おわりに

コラム1 各種アンテナ基板での材料の上手な使い方・今後使われるべき用途展開
コラム2 各種アンテナ基板の展示会出展動向
     ~ワイヤレスジャパン2023(2023 年5 月23 日~26 日 東京ビッグサイト)より~