事例に学ぶケミカルリサイクル技術入門(電子版)

★ケミカルリサイクル第一人者の伊部 英紀氏による初心者のための入門書!
★一般廃棄プラスチック・医療系廃棄プラスチック・民間工場向けプラスチックのケミカルリサイクル、3つの事例をもとに、ケミカルリサイクルをわかりやすく解説!
★「接着Q&A」に続く、AndTechの入門シリーズ第2弾!! 

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https://andtech.co.jp/books/1edb713f-b16e-6972-87c0-064fb9a95405

番号
AND045e
ISBN
978-4-909118-48-6
監修
伊部 英紀 著
発行年月
2022/11/08
体裁
B5判, 94ページ
フォーマット
電子書籍(eBook)
定価
8,800 円(本体8,000円+消費税、送料込)
冊数:

執筆者

伊部 英紀 氏 株式会社iPL 代表取締役

【経 歴】 
1978~1991年 三菱原子力工業(株)
三菱グループ設計施工の加圧水型軽水炉プラント等原子力施設の基本設計・許認可・構造安全評価に従事
1989 ~1991年 東京大学 先端技術研究所 協力研究員 「大型構築物の信頼性評価技法など」/工学部原子力工学科 非常勤講師「機械設計・製図」
1991~2009年 株式会社東芝 社会システム事業部
 入社当初は再生可能エネルギーシステム開発、プラスチックケミカルリサイクルシステム開発など研究開発推を実施、在籍後半(環境システム推進本部本部長、環境システム技術部部長時)では札幌プラスチックリサイクルプラントプロジェクト取り纏め、ガス化プラント建設・改修、メタン発酵処理施設建設・事業化などに従事し、東芝内の環境事業推進取り纏めを実施した。
2009 ~ 2011年 オリンパスグループ株式会社 アルティス 取締役本部長就任
 医療廃棄物ケミカルリサイクルプラントの技術開発・事業化に従事。
2012 ~ 2014年 JESCO株式会社 調査役就任
 環境省委託に基づき福島県中間貯蔵施設(低レベル放射性廃棄物処理・貯留施設)の
海外技術調査・基本設計・プロジェクト推進などに従事
2014年~現在 株式会社iPL 創設 取締役就任
 各種プラント建設のプロジェクト支援業務(海外調査含む技術調査・評価、基本設計等)
を事業者の立場で実施
2020年~現在 行政書士資格取得に伴い、伊部行政書士事務所創設 代表就任
 各種プラント企画、建設に係る許認可関連業務の事業者代行・支援を実施

【専門のキーワード】
・廃棄物処理  ・再生可能エネルギー
・プラントエンジニアリング(基本設計・許認可)
・プラスチックケミカルリサイクル

目次

第1章 ケミカルリサイクル技術概要
1. ケミカルリサイクル技術とは
2. 廃プラ油化(ガス化)技術のこれまでの経緯
3. 廃プラ油化技術の基本原理
 3.1 プラスチックの種類とその熱分解特性
 3.2 ポリ塩化ビニルのケミカルリサイクル
 3.3 ポリエチレンテレフタレートのケミカルリサイクル
 3.4 熱分解技術
4. 廃プラスチック油化プラントの計画
 4.1 基本要件
 4.2 原料・前処理
 4.3 熱分解条件
 4.4 後処理・再生品品質
 4.5 安全設計
 4.6 プラント基本計画要件まとめ


第2章 事例1:一般系廃棄プラスチックのケミカルリサイクル
1. SPR油化プロセス開発の経緯
 1.1 パイロット実証試験
 1.2 プラント基本設計
 1.3 油化設備構成機器設計
 1.4 油精製設備
 1.5 前処理設備
 1.6 残渣処理設備
2. SPRプラント基本仕様
 2.1 プラント全体配置
 2.2 機器設備の設計仕様
 2.3 配管設計・施工設計
 2.4 生成物の回収設備
3. 課題とその解決策
 3.1 安全評価・設計
 3.2 監視制御システム
 3.3 脱塩装置配管
 3.4 現地工事
 3.5 建設コスト
 3.6 運転開始後の不具合点


第3章 事例2:医療系廃棄プラスチックケミカルリサイクル開発研究例
1. プロセス開発の概要
 1.1 滅菌処理技術でのプラスチック分解挙動
 1.2 熱分解油の分析
2. プラント開発仕様
3. 課題とその解決方策検討
 3.1 資源・エネルギーの回収率
 3.2 シール対策
 3.3 事業性について
 3.4 事業性改善の方策としての代替技術検討例


第4章 事例3:民間工場向け産業廃棄プラスチックのケミカルリサイクル
1. プロセス概要
2. プラント基本仕様
3. 課題


第5章 ケミカルリサイクルの事業性検討例


第6章 ケミカルリサイクルの今後の展望・議論
1. 脱塩技術の課題
2. 廃プラスチック油化プロセスのLCA
3. 安全設計
4. あるべき廃プラ油化事業
 4.1 プロセス規模
 4.2 分別・収集の方法
 4.3 生成物の販売
 4.4 環境負荷
 4.5 既設システムや他の社会インフラ施設との連携
 4.6 社会制度
5. 廃プラスチック処理の今後の課題まとめ
 5.1 一般系廃プラスチック油化処理
 5.2 産業系・医療系廃棄物処理
6. 今後の展望
参考文献