歴史愛好家のための日本の歴史~平安時代~

★2024年の大河ドラマ「光る君へ」の紫式部が生きた平安時代に焦点を当てた歴史論考集
★平安時代の政治、社会、文化、宗教など多岐にわたる分野について詳しく解説!
★多くの写真やイラストを使って時代の雰囲気を再現!読者がまるでその時代にタイムスリップしたかのような体験ができる一冊!
★歴史が好きな方や学生、研究者にとっても参考となる一冊!
★取り上げてる人物(紫式部、藤原道長、平将門、菅原道真、空海、最澄、藤原純友、安倍貞任、平清盛ほか)
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「歴史愛好家のための日本の歴史~平安時代~」(e-Book版)

番号
RM1002
ISBN
978-4-9091118-70-7
監修
大宰 観
発行年月
2024/02/29
体裁
B5判, 278ページ
フォーマット
紙版
定価
3,300 円(本体3,000円+消費税、送料込)
冊数:

執筆者

大宰 観  歴史研究家・歴史に学ぶビジネス研究会
吉田 誠一 歴史研究家
鈴木 淳  歴史研究家
正本 景造 歴史研究家・歴史ライター
中田 学 歴史研究家・歴語会 主催
白石 ひとみ 歴史研究家
小山 泰利 歴史研究家・元仏事コーディネーター
小山 森郎 歴史研究家
アマリコ 歴史研究家・漫画家・イラストレーター
渡邉 浩一郎 歴史研究家・歴史小説家・日本トレジャーハンター協会

目次

「歴史愛好家のための日本の歴史〜平安時代編〜」発刊にあたって
大宰 観

第一章 東アジアの中の平安京〜千年の都の生い立ち〜
鈴木 淳

はじめに
一.都城建設の黎明〜平安京誕生まであと二〇〇年〜
二.揺れる王宮のデザイン〜平安京誕生まであと一五〇年〜
三.戦時下の王宮〜平安京誕生まであと一三〇年〜
四.藤原京/フォーマルな装いの机上の都〜平安京誕生まであと一〇〇年〜
五.伝統の確立した京、平城京〜平安京誕生まであと九〇年〜
六.木津川水系を巡る宮都〜平安京誕生まであと三〇年〜
七.山背へのシフトチェンジ〜平安京誕生まで一〇年〜
八.精緻なる宮都の到達点〜そして平安京誕生〜
九.宮都の役割とは
おわりに

コラム①平安時代の仏教(前半)―奈良仏教との離別と密教への依存―
     平安時代の仏教(後半)―末法思想からの脱出―
小山泰利

第二章 仏教論争 〜立ち戻るべき「真理」はあるか〜
正本 景造

はじめに
一.新旧宗派対立
二.空有の論争
三.三乗か一乗か
おわりに 〜その論争の果て〜

コラム② 征夷大将軍・坂上田村麻呂の墓を訪ねて
大宰 観

第三章 空海、その足跡と後世にもたらしたもの
中田学

はじめに
一.誕生、家系
二.修行時代
三.入唐
四.帰国
五.最澄と嵯峨天皇との関係
六.入定
七.道長と空海
八.空海がもたらしたもの
おわりに

コラム③ 紀貫之と漢字仮名交じり文字
中田学

第四章 薬子の変〜矛盾を書き換えた日本人のブリコラージュ〜
正本景造

はじめに
一.二人の天皇
二.天皇激突
三.事後処置
おわりに

コラム④ 平安時代の美味しい食べ物
アマリコ

第五章 菅原道真の世路難記〜その生涯と異説・天神縁起〜
大宰観

はじめに
一.菅原氏発祥由来(土師氏の生業と改姓縁起)
二.和魂漢才の人・菅原清公と菅原是善
三.生誕と飛梅伝説
四.島田忠臣の娘と「苦日長」
五.官僚としての歩みと白氏の体
六.文章博士の就任と匿詩事件
七.讃岐守への転出
八.讃岐国の現実と寒早十首
九.藤原基経と阿衡事件の前日譚
十.阿衡事件
十一.讃岐国からの帰京と藤原基経の死
十二.宇多天皇と寛平の治
十三.遣唐使の廃止と国風政治への転換
十四.国政改革の発動と怨霊伝説
十五.昌泰の変の黒幕
十六.昌泰の変と大宰府左遷行
十七.道真の起こした奇蹟とは
おわりに

コラム⑤ 鎮守府将軍・平貞盛
大宰観

第六章 平将門はなぜ「新皇」を名乗ったのか〜新たな信仰と求めすぎた「可能性」〜
正本景造

はじめに
一.栄達からの離脱
二.一族争乱
三.将門躍進
四.行きついた先
おわりに

コラム⑥ 平将門の乱と怨霊伝説
渡邉浩一郎

第七章 海賊になった貴族・藤原純友
アマリコ

一.藤原純友を知っているだろうか?
二.藤原純友の乱とは?
三.承平・天慶の乱とは何か?
四.藤原純友の乱が与えた影響とは何だったのか?
五.平安時代の政治・経済・社会構造の問題とは何だったのか。
当時の政治状況はどうだったのか。
六.藤原純友の乱と、関東で起こった平将門の乱はどう違うか?
七.純友、海賊討伐で功をなす
八.純友の蜂起―摂津国須岐駅事件
九.朝廷は、最初どのように対応したのか?―最高の瞬間
十.純友の栄華
十一.純友の誤算
十二.摂関・藤原忠平という政治家
十三.純友の最後の戦い
十四.藤原純友の最後の賭け
十五.藤原純友の最期
十六.純友の乱・平定後の勲功
十七.藤原純友の足跡

コラム⑦ 源氏二十一流 私論なぜ源氏が武士になったのか?
吉田誠一

第八章 安和の変と清和源氏の躍進
吉田誠一

はじめに 〜藤原道長の子供たちの明暗〜
一.藤原氏(北家)の他家排斥活動
二.安和の変
三.軍事貴族 清和源氏の躍進
四.清和源氏の祖 源経基
五.清和源氏?陽成源氏
六.経基以降
おわりに

コラム⑧ 刀伊の入寇 ~馬を馳せかけて射よ。臆病は死にたり~
白石ひとみ

第九章 紫式部と藤原道長 ~そして、物語は残った~
白石ひとみ

はじめに
一.紫式部の生い立ち
二.藤原道長の生い立ち
三.交差する人生 ~一条天皇の御世~
四.三条天皇と道長
五.望月の歌と道長の晩年
六.その後の中宮彰子と紫式部
七.二人が残したもの
おわりに

コラム⑨ 佳人薄命―清少納言と藤原定子―
白石ひとみ

第十章 冷酷と情熱のあいだ〜摂関家の爪牙とハイスペック女子〜
鈴木 淳

はじめに
一.和泉式部 〜才女の貌は奔放なのか、真っ直ぐなのか〜
二.藤原保昌 〜都ノ武者の華〜
三.平安時代の西海から
おわりに

コラム⑩源頼光は果たして英雄だったのか?
吉田誠一

第十一章 摂関政治から院政へ 〜帝の「ミウチ」による政治スタイルの栄枯盛衰〜
吉田誠一

はじめに
一.摂関政治の成立
二.藤原道長による摂関全盛
三.藤原頼通と後三条天皇
四.白河院による院政
五.新たな勢力の登場
おわりに

コラム⑪ 異説・川崎大師縁起〜流浪と絶望の果てに〜
大宰観

第十二章 安倍貞任から奥州藤原氏
小山森郎

はじめに
一.前史
二.東北の地方政治と前九年の役開始前の各地の状況
三.前九年の役
四.延久蝦夷合戦
五.後三年の役
六.その後の陸奥出羽両国
おわりに

コラム⑫ 伝説・平清盛の音戸の瀬戸掘削
アマリコ

著者・略歴