〈電子版〉化学製品の最新技術・市場動向レポート 2024

★「高機能マテリアル技術・市場動向レポート」が電子版レポートとなってリニューアル!
★第1部はプラスチック、ゴムのスペシャリスト AndTech顧問 今井昭夫氏による最新技術・市場動向の分析レポート
・プラスチック・ゴム関連の最新情報だけでなく、注目すべき製品、リサイクルの最新動向など、
 企業の最新事例を、図表を盛り込んで分かりやすく解説。
★第2部は「環境配慮型材料」より、特に注目される3記事を再掲載!
 ・欧米におけるケミカルリサイクルの最新動向と今後の課題
 ・廃プラスチックの油化によるケミカルリサイクルが描く未来
 ・廃棄プラスチックからの水素エネルギー再生とその実用展開



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 小間番号:15-50B

番号
ET021e
ISBN
978-4-909118-72-1
監修
今井 昭夫 
発行年月
2024/05/08
体裁
A4判, 112ページ
フォーマット
電子書籍(eBook)
定価
5,500 円(本体5,000円+消費税、送料込)
冊数:

執筆者

第1部
今井 昭夫 株式会社AndTech 顧問(元 住友化学)

第2部
森  泰正 株式会社パッケージング・ストラテジー・ジャパン
野田 修嗣 環境エネルギー株式会社
栗山 常吉 昭和電工株式会社(執筆当時:現 株式会社レゾナック)

目次

第1部 注目の化学製品の最新技術とその市場動向 

            ~プラスチック・ゴム~              

第1章 プラスチック・ゴム関連技術・市場動向

1. 生産・販売状況
 1.1 プラスチックの生産・販売状況
 1.2 ゴム素材の消費量の動向
2. ポリマー材料・製品を巡る事業環境の動向
 2.1 自動車関連製品分野の動向
 2.2 電子部品・家電機器部品分野の動向
 2.3 光学製品分野の動向
 2.4 健康・医療製品分野の動向

第2章 樹脂技術・製品の最新動向

1. 汎用樹脂
 1.1 ポリエチレン
 1.2 ポリプロピレン
 1.3 ポリスチレン
 1.4 ABS樹脂
 1.5 塩化ビニル樹脂
 1.6 メタクリル樹脂
2. 汎用エンジニアリングプラスチック
 2.1 ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート
 2.2 ポリアミド系樹脂
 2.3 ポリカーボネート樹脂
3. スーパーエンプラ、熱硬化樹脂
 3.1 ポリイミド
 3.2 液晶ポリエステル
4. 合成ゴム、エラストマ

第3章 プラスチック・ゴムを利用した製品の最新動向

1. 自動車関連
 1.1 自動運転化・電動化に関連する開発
  ①豊田合成 スマートハンドル
  ②住友理工
  ③NOK
  ④ニデックパワートレインシステムズ
 1.2 部材リサイクル技術の開発
  ⑤マツダの廃車バンパーの新車へのリサイクル
  ⑥スズキの易リサイクル部材開発
  ⑦トヨタのリサイクル技術開発
  ⑧住友化学/リバーのマテリアルリサイクル事業で業務提携
  ⑨ホンダと三菱ケミカルのアクリル樹脂の水平リサイクル検討
  ⑩ニフコのドアミラー・サービスホールカバー
2. 電子部品・家電機器部品関連
 2.1 高速・高容量通信基材に関連する開発
  ①住友化学の液晶ポリマー(LCP)
  ②クラレのLCPフィルム
  ③ポリプラスチックスのLCP
  ④東レの低誘電PBT樹脂
  ⑤旭化成の変性PPE樹脂
  ⑥利昌工業 ガラス布基材PPE樹脂プリント配線板材料
  ⑦三菱ガス化学のBTレジン積層板材料
  ⑧クラボウの耐熱ポリスチレンフィルム
  ⑨日本ゼオンのシクロオレフィンポリマー
  ⑩AGCの改質フッ素樹脂
 2.2 放熱・熱伝導材料に関連する開発
  ⑪三菱エンジニアリングプラスチックスの熱伝導樹脂
  ⑫ユニチカ
  ⑬東レの熱伝導性PPSグレード
  ⑭ダイキン工業の熱伝導性PFA
  ⑮サンユレックのエポキシ樹脂
  ⑯三協化成のコンパウンド
  ⑰積水化学の異方性フィラーコンパウンドシート
  ⑱デクセリアルズ
  ⑲タイカの放熱製品
  ⑳カネカの一液性硬化型エラストマー
  ㉑三洋化成の熱伝導性材料
  ㉒五洋紙工の熱伝導シート
3. 光学製品関連
 3.1 光学機能性フィルム
  ①五洋紙工
  ②富士紡
  ③渋谷光学
  ④ビーキャット
  ⑤DNP(大日本印刷)の車載ディスプレイ用フィルム
  ⑥TOPPAN(旧 凸版印刷)
  ⑦ダイセル
4. 健康・医療分野関連(抗菌・抗ウイルス材料)
  ①富士フィルムの抗菌性フィルム
  ②ダイセルの抗菌・抗ウイルスフィルム
  ③リケンテクノスの抗菌・抗ウイルスフィルム
  ④アキレス
  ⑤ナカバヤシ
  ⑥ロンシール工業
  ⑦3Mジャパン/アサイマーキングシステム
  ⑧サンクレスト
  ⑨TOPPAN(旧 凸版印刷)
  ⑩TSP
  ⑪(フランス)ゲルゴーン社/パイロット社
  ⑫BICS(ヴィックス)
  ⑬ITトレーディング
  ⑭関西ペイント
  ⑮野中理化器製作所
  ⑯東京セロレーベル
5. 注目の樹脂加工製品
  ①荻原工業のコントロールリリースフィルム
  ②東レプレシジョンの吸着パッド
  ③ハギテックの多孔質PTFEフィルム複合品
  ④日東電工/テクノ大西の超高分子量ポリエチレン多孔質フィルム
  ⑤アイオン
  ⑥東京応化のポリイミド系多孔質フィルム
  ⑦帝人フロンティアの超微細繊維
  ⑧大日精化の導電性熱可塑性ポリウレタン

第4章 ポリマーリサイクルの最新動向

1. ポリマーリサイクルに対応するモノマテリアル化材料
  ①DNPのモノマテリアル包材
  ②TOPPANのモノマテリアル包材
  ③東洋紡のモノマテリアル透明蒸着OPPフィルム
  ④住友ベークのPE系モノマテリアル包装用フィルム
  ⑤住友化学のモノマテリアル包材用の高剛性ポリエチレン
  ⑥DICのモノマテリアル包材用の製品種拡充
  ⑦東レ・三井化学・熊谷の共同開発モノマテリアルフィルム包装材
  ⑧ダウのモノマテリアル スタンドアップパウチ
  ⑨林産業の縦方向延伸ポリエチレンフィルム
  ⑩タマポリの環境対応フィルム
  ⑪ポリプラスチックスのCOC
  ⑫包装のカナエ、モノマテリアルパッケージが「リサイクル適性100%」認証を取得
  ⑬ユポ・コーポレーションのモノマテリアルブリスターパック
  ⑭出光ユニテックのPE系モノマテリアルジッパー
  ⑮タキロンシーアイのモノマテリアルジッパー
  ⑯リンテックのPET系モノマテリアルラベル
2. ポリマーのマテリアルリサイクル技術の開発
  ①住友化学とパイロット、プラスチック製品の水平リサイクル実現に向けた共同開発
  ②東京海上日動火災と三菱ケミカルのアクリル樹脂の水平リサイクル事業化検討
  ③ソニーのリサイクルポリカーボネート樹脂
  ④コニカミノルタの再生樹脂
  ⑤パナソニックの樹脂リサイクル
  ⑥コテックのリサイクルPPS
3. ケミカルリサイクル/バイオケミカルリサイクル
 3.1 ポリマーのケミカルリサイクル技術の開発
  ①PSジャパンのPSリサイクル
  ②東洋スチレンのPSリサイクル
  ③アジリックスのポリマー熱分解技術
  ④マイクロ波化学のPMMA熱分解技術
  ⑤ENEOSと三菱ケミカルのプラスチック油化事業
  ⑥住友化学のアクリル樹脂ケミカルリサイクル実証事業化
  ⑦帝人フロンティアのポリエステル解重合触媒
  ⑧ユニチカのケミカルリサイクル材料提案
  ⑨ブリヂストンとENEOSのタイヤ原料製造技術の共同開発
 3.2 ポリマーのバイオケミカルリサイクル技術の開発
  ⑩積水化学/住友化学の廃プラからのエチレン/ポリエチレン製造
  ⑪ソルベイとCarbios、PVDCコーティング多層PETフィルムの解重合
  ⑫米テキサス大のプラスチック分解酵素の開発
  ⑬スペイン高等科学研究院のチーム、ポリエチレン分解酵素を発見
  ⑭産総研、無酸素条件下PET分解能を有する微生物を発見

第5章 植物・バイオマス由来ポリマー適用製品の動向

  ①東洋紡・サントリー・アネロテック 植物由来原料100%のPET樹脂
  ②東レのバイオマス100%由来のアジピン酸
  ③東レのバイオマス100%由来のポリエステル
  ④DICのバイオベース可塑剤、スキンケア材料
  ⑤パイロット ボールペンにバイオマスプラスチックを採用
  ⑥三菱ケミカルグループの生分解性バイオポリエステル
  ⑦三菱ケミカルグループの植物由来樹脂使用炭素繊維プリプレグ
  ⑧グンゼ マスバランス方式のバイオマスフィルムを上市
  ⑨ニッタのバイオマスナイロンチューブ
  ⑩ヤクルト 飲料用ストローをバイオマスプラスチック配合品に変更

まとめ及び今後の弊社の調査・技術開発支援活動


第2部 循環型社会に向けた企業の取り組み

第1章 欧米におけるケミカルリサイクルの
           最新動向と今後の課題

はじめに
1.  欧米の立法府がなかなか認めようとしないケミカルリサイクル
2.  急拡大するケミカルリサイクル建設プロジェクト
 2.1 英 Plastic Energy社の熱分解プロジェクト
  2.1.1 Sabicとの提携:2021年1月21日発表
  2.1.2 Total Energies, Jindal Filmsとの提携:2021年7月8日発表
  2.1.3 Exxon Mobilとの提携:2021年10月19日発表
  2.1.4 Freepoint Eco-Systems, Total Energiesとの提携:2021年10月26日
  2.1.5 Sealed Airとの提携:2020年8月13日発表
 2.2 豪Licella社/英Mura社の熱分解プロジェクト
  2.2.1 超臨界水熱分解技術と海外展開
  2.2.2 オーストラリアでの実証実験
  2.2.3 Muraの単独インタビュー:世界展開を目指して
 2.3 Eastmanのケミカルリサイクル法のr-PETプロジェクト
  2.3.1 フランスで10億ドルの投資を発表
  2.3.2 テキサス州でも r-PETケミカルリサイクル工場の建設計画
 2.4 P&GとPureCycle Energyの溶媒精製技術
 2.5 ケミカルリサイクルに対するWWFの意見書
おわりに


第2章 廃プラスチックの油化によるケミカルリサイクルが描く未来

はじめに
1.  ケミカルリサイクルループの必要性
2.  触媒を使用したHiCOPプロセスの優位性
3.  事業化へ向けた油化装置の開発
4.  ケミカルリサイクルが描く未来



第3章 廃棄プラスチックからの水素エネルギー再生とその実用展開

はじめに
1.  アンモニア製造プロセスの概要
 1.1 原料水素および窒素減の変遷
 1.2 炭化水素を原料とする水素の製造方法
 1.3 原料ガスの精製
 1.4 アンモニアの合成
2.  使用済みプラスチックガス化プロセス
 2.1 破砕成型設備
 2.2 ガス化プロセス
3. 使用済みプラスチックガス化ガスからのアンモニア製造
 3.1 既存プロセスと接続
 3.2 効率的運転方法
4. 使用済みプラスチックから水素およびアンモニアのエネルギー利用
おわりに