〈電子版〉環境配慮型材料 増刊号 特許から読み解く環境配慮型材料

★環境配慮型材料vol.1~9ほかに連載した土屋 博隆氏による「関連特許出願状況」を1冊にまとめた電子版書籍
★新規記事として「資源循環視点の知財(バイオプラスチック) 」を掲載!
★特許情報を通じて最新の環境配慮型材料の動向を詳しく解説、持続可能な未来に向けた技術や取り組みを紹介!

番号
ANE010
監修
土屋 博隆(土屋特許事務所/弁理士)
発行年月
2024/08/31
体裁
判, 140ページ
フォーマット
電子書籍(eBook)
定価
27,500 円(本体25,000円+消費税、送料込)
冊数:

執筆者

土屋 博隆 土屋特許事務所(弁理士)

【専門内容】 包装材料 特許
【関心キーワード】 包装/特許
【講演実績】
 「軟包装の役割と今後の動向」 フレキソ技術協会19年7月
 「透明蒸着バリアフィルムの基礎と製造プロセス・各種応用展開及びモノマテリアル化対応」 AndTech社20年8月
 「軟包装を巡る国内外の規制及び軟包装材料開発の動向」 Science&Technology社 20年10月
 「軟包装を巡る国内外の規制及び軟包装材料開発の動向」 サイエンス&テクノロジー 21年7月
 「多層ラミネートパッケージング(軟包装)におけるケミカルリサイクル モノマテリアルの課題解決」  AndTech 2021年7月
 「国内外における軟包装のモノマテリアル化動向」  技術情報協会21年11月
 「軟包装パッケージフィルムにおける各種環境対応・モノマテリアル・リサイクル技術今後の展望」  AndTech 22年1月
 「軟包装を巡る国内外のリサイクル促進の法制化及びモノマテリアル化並びにリサイクル手法の開発動向」 サイエンス&テクノロジー22年10月

目次

第1章 資源循環視点の知財(バイオプラスチック)
はじめに
1. バイオPE 002
1.1 発酵法によるエタノールの生成
1.2 バイオナフサによるエチレンの生成
1.3 合成ガスから菌によるエタノール生成
1.4 合成ガスからメタノールを経てエタノールを生成
2. バイオPP
2.1 バイオナフサによるプロピレン生成
2.2 発酵によるイソプロパノール生成
3. バイオPET
3.1 バイオMEG
3.2 バイオテレフタル酸
3.3 バイオポリエステル樹脂
3.4 バイオPEF(ポリエチレンフラノエート)
おわりに

第2章 循環型社会実現に向けた材料のモノマテリアル化
はじめに
1. モノマテリアル層構成
1.1 PP多層構成
1.2 PE多層構成
1.3 PO多層構成
2. 延伸フィルム
2.1 OPP
2.2 BOPE(二軸延伸PE)
2.3 MDPE(機械方向一軸延伸PE)
3. 蒸着フィルム
4. バリアコートフィルム
おわりに

第3章 機能性接着剤
はじめに
1. 酸素バリア性接着剤
1.1 三菱瓦斯化学
1.2 DIC
1.3 東洋インキ
1.4 大日本印刷
2. 酸素吸収接着剤
2.1 東洋製罐
2.2 ロックペイント
3. 電子デバイス用接着剤
3.1 導電性接着剤
3.2 量子ドット用接着剤
おわりに

第4章 規制フッ素化合物代替関連技術
はじめに
1. 撥水・撥油剤
1.1 含フッ素系代替撥水・撥油剤
1.1.1 含フッ素撥水・撥油コーティング剤
1.1.2 含フッ素紙用撥水・撥油剤
1.1.3 含フッ素繊維用撥水・撥油剤
1.2 非フッ素系代替撥水・撥油剤
1.2.1 非フッ素撥水コーティング剤
1.2.2 非フッ素紙用撥水・撥油剤
2. 含フッ素系界面活性剤
3. PFASの除去
おわりに

第5章 吸水性樹脂
はじめに
1. 吸水性樹脂及びその製造工程
1.1 重合
1.2 乾燥
1.3 粉砕
1.4 表面架橋
1.5 分級
2. バイオ材料を使用した吸水性樹脂
3. 吸水性樹脂のリサイクル
4. 生分解性吸水性樹脂
5. 用途展開
おわりに

第6章 カーボンニュートラル:二酸化炭素を原料とする化学反応
はじめに
1. 古典的反応
1.1 コルベ・シュミット反応
1.2 ヘンケル法
1.3 尿素の合成
2. 二酸化炭素を原料とする新たな化学反応
2.1 二酸化炭素と水素からメタンの合成
2.2 二酸化炭素からメタノールを合成する反応
2.3 二酸化炭素とアルケンとの反応によるカルボン酸誘導体の合成
2.4 二酸化炭素とアルキレンオキサイドの反応
2.5 アルキレンオキサイドと二酸化炭素によるアルキレンポリオールの合成
3. 二酸化炭素によるポリマーの合成
3.1 重合触媒
3.2 二酸化炭素のみからなるポリマー
3.3 二酸化炭素を原料とするポリマーからなる包装材料
4. 二酸化炭素の電気による還元
4.1 直接的電気還元
4.2 電気分解発生物と二酸化炭素の反応
5. 二酸化炭素を原料とする人工光合成反応
おわりに

第7章 ケミカルリサイクル

はじめに
1. 油化
1.1 日本の油化技術
1.2 実用化される油化技術
1.2.1 Cat-HTR
1.2.2 TACOIL
1.2.3 CTC
1.2.4 HiCOP
2. ガス化
2.1 荏原製作所-宇部興産プロセス(EUP)
2.2 ENERKEM
2.3 積水化学
2.4 アールプラスジャパン
3. PETの解重合
3.1 日本の解重合技術
3.2 Eastman Chemical
3.3 Carbios
おわりに

第8章 バイオマスポリエチレン
はじめに
1. モノマー
2. バイオPEフィルム
2.1 異議申し立て
2.2 大日本印刷
2.3 凸版印刷
2.4 他のフィルム特許
3. 薄紙との積層
4. シート
おわりに

第9章 バイオマスポリエステル
はじめに
1.モノマー
2. ポリエステル樹脂
3.ポリエステルフィルム
4.フレキシブルパッケージ
5.成形品
おわりに