〈電子版〉Roll To Roll塗工技術とスケールアップ~開発から製造までのグラビア、バー、ブレード、ディップ、スピン、スロットダイ~

★Roll To Roll塗工技術とスケールアップとして、開発から製造までのグラビア、バー、ブレード、ディップ、スピン、スロットダイの技術指南書!

★製造に携わる人のための、理論と現場の実践を交えた参考書

★Roll To Roll塗工の開発から製造まで、式や図表で分かりやすく解説

★スロット塗工の実践、製造安定化とトラブル対策、Roll To Roll塗工の異物対策などの諸問題を分かりやすく解説

★最新の事例も紹介!掲載しております。


番号
ANE014
監修
AndanTEC 浜本 伸夫
発行年月
2024/10/18
体裁
B5判, 106ページ
フォーマット
電子書籍(eBook)
定価
33,000 円(本体30,000円+消費税、送料込)
冊数:

執筆者

AndanTEC 浜本 伸夫

【経 歴】

1968年 札幌生まれ

1992年 北海道大学大学院工学研究科合成化学工学専攻修士課程修了

1992~2013年 富士フイルム株式会社

2013~2019年 サムスン電子株式会社

2019~2021年 農心グループ 栗村化学株式会社

2021年 米Zymergen Co. Ltd., Technical Manager

2022年~2023年 ミドリ安全株式会社 商品開発部 ジェネラルマネージャー

2023年 AndanTEC代表として起業

 顧客企業の技術支援、月刊誌(コンバーテック)への連載、Roll

 To Roll関連のオンライン・対面セミナー人気講師として現在に至る。

 

【専門のキーワード】

  塗布・スロットダイ、バー塗工、グラビア塗工、乾燥・Roll To Roll、静電気、

  クリーンルーム、トラブルシューティング 、可視化

目次

はじめに

第1部 塗工方式の分類と用途

1-1. フィルム製品の歴史と分類

1-2. 種々の塗工方式と塗工範囲

1-3. 前計量と後計量

1-4. ダイ塗工方式

1-5. 量産におけるRoll To Roll工程(RTR工程)

1-6. 実験室で活用されるバッチ方式

第2部 ブレード塗工(ナイフ塗工)

2-1. コンマコーターの構造

2-2. 塗工量の見積もり

2-2-1. 平行な間隙を通過する場合(Couette流)

2-2-2. 直線ナイフの狭まり流路を通過する場合(潤滑流動モデル)

2-2-3. コンマコーターの場合

2-3. コンマロールの変形対策

2-4. 液溜めとバックプレートの設置方法

第3部 グラビア塗工

3-1. グラビアの三大要素

3-2. 第四の要素:ドクターブレード

3-3. グラビア塗工方式の分類

3-4. グラビアシリンダー

3-5. グラビアロール版

3-5-1. 格子型(Quadra Gravure)

3-5-2. ピラミッド型(Pyramid)

3-5-3. 斜線型(TriHelicoid)

3-5-4. 斜数(口径)とセル容積

3-5-5. セルから基材への転写と濡れ性

3-6. フォワード方式(正転)

3-6-1. ギャップと液溜まり

3-6-2. リブ(スジ)欠陥の原因と対策

3-6-3. 塗工厚み

3-7. リバース方式(反転)

3-7-1. 転写側メニスカスとリブ(スジ)

3-7-2. DCL側メニスカスとカスケード

3-7-3. 塗工可能領域

3-7-4. 塗工厚み

3-8. ドクターチャンバー方式

3-9. マイクログラビア方式

3-10. グラビア塗工の特許出願

3-11. ドクターブレードについて

3-11-1. ドクターブレードの当て角

3-11-2. ドクターブレードの種類

3-11-3. 平行刃

3-11-4. テーパー刃

3-11-5. 材質

3-11-6. 耐摩耗

3-11-7. 当て板とホルダー

3-11-8. ドクターブレードによる掻き落とし

3-11-9. ロール塗工の掻き落とし

3-11-10. エッジ処理

第4部 バー塗工

4-1. 薄塗りに適したバー塗工

4-2. ワイヤーバーと溝付きバー

4-3. ワイヤー筋のレベリング

4-4. 塗工量の見積もり~実験室の手塗りバー(無回転)と量産バー(回転)~

4-5. リブを避けるために

4-5-1. 発生機構と対策

4-5-2. リブ発生速度の見積もり

4-6. 段ムラの回避策

4-6-1. バー芯金の作り方

4-6-2. 受け座の形状

4-6-3. 駆動系

4-6-4. カップリング(軸継ぎ手)

4-7. まとめ

第5部 ディップ塗工

5-1. ディップ塗工の歴史

5-2. 薄塗りと厚塗り

5-2-1. 薄塗り(毛管駆動)

5-2-2. 厚塗り(排出駆動)

5-3. 排出区間ごとの挙動

5-4.定常厚みの理論

5-5. 実際の塗工厚み

5-6. まとめ

第6部 スピン塗工

6-1. 実験と量産

6-2. 原理説明

6-3. 膜厚の推移

6-4. 終盤の乾燥支配

6-5. ペロブスカイト太陽電池のスピン塗工による開発事例

6-5-1. スピン塗工によるサンプル作製

6-5-2. ガス供給の影響

6-5-3. Roll To Roll化の留意点

第7部 スロット塗工(概説)

7-1. スロットダイの構造

7-2. 薄層塗工

7-2-1. 上リップのメニスカス(円筒形の曲率維持)

7-2-2. 最小塗工量(Ruschak-Higgins式)

7-2-3. 背面減圧の効果

7-3. 厚塗り塗工

7-4. より薄く、より厚く(Over BiteとUnder Bite)

7-5. スロットダイの内部構造

7-5-1. 構造の分類

7-5-2. ダイヘッドの設置角度

7-5-3. マニホールドとスロットの役割分担

7-5-4. 幅分布を支配するスロットギャップの分布

7-6. 非ニュートン粘性と各箇所の剪断速度

第8部 メニスカス塗布(キャピラリーコート法)

8-1. メニスカス塗布方式の概要

8-2. キャピラリーコート法

8-3. ペロブスカイト太陽電池の1ステップ・メニスカス塗布法

8-4. スロット塗工との違い(後計量)

第9部 RTR 解析ツール

おわりに