多層・積層膜による、高付加価値フィルムのロールtoロール製造技術

★業界の第一線で活躍する講師が多層化による機能付与や機能分離のメリットを含めその製造技術について具体的な事例を交えて詳しく解説!

★多層フィルム成形技術およびフィルムへの多層コーティング技術を活用した高機能フィルムの製造技術ならびにロールtoロールによる量産化技術について解説!

★多層フィルム成形/多層コーティングの基礎としてその構造と製造プロセスの基本を学ぶとともに機能付与のメリットとして多層化によって得られる機能(バリア性、機械的強度、光学特性など)について具体的な事例を交えて紹介!

★多層化のための量産化技術とその課題(特にロールtoロール製造の際に発生するトラブルやその対策例など)およびこれまでに提案された製造技術について解説!


※このテキストは2024年11月28日に実施したセミナー資料です。キャッチコピーに関しては講座のコピーをそのまま活用しております。
 商品としては講師の提供可能な発表資料(PDF、PPT)等を分割印刷したものであり、スライドの説明がないものがあります事、ご了承ください。
 こういった製品の性質上、十分に理解をいただき、ご購入をご検討ください。

番号
AT202411281
発行年月
2024/11/28
体裁
A4判, 48ページ
フォーマット
紙版
定価
22,000 円(本体20,000円+消費税、送料込)
冊数:

執筆者

ホサナ技研  代表  小川 正太郎 氏

目次

主旨
 本テキストでは、多層フィルム成形技術およびフィルムへの多層コーティング技術を活用した、高機能フィルムの製造技術ならびにロールtoロールによる量産化技術について解説します。多層化フィルム技術は、異なる材料や機能を一つのフィルムに統合することで、従来の単層フィルムでは実現できない多様な特性を付与することが可能です。本テキストでは、多層フィルム成形技術およびフィルムへの多層コーティング技術を活用した、高機能フィルムの製造技術ならびにロールtoロールによる量産化技術について解説します。多層化フィルム技術は、異なる材料や機能を一つのフィルムに統合することで、従来の単層フィルムでは実現できない多様な特性を付与することが可能です。
 多層フィルム成形/多層コーティングの基礎として、その構造と製造プロセスの基本を学ぶとともに、機能付与のメリットとして、多層化によって得られる機能(バリア性、機械的強度、光学特性など)について具体的な事例を交えて紹介します。また、多層化のための量産化技術とその課題、特に、ロールtoロール製造の際に発生するトラブルやその対策例など、さらに、これまでに提案された製造技術についても説明していきます。



プログラム

1. 多層膜について
 1-1 多層膜とは・・・構成例、機能付与や機能分離のメリットなど
 1-2 多層膜の歴史・・・写真フィルム材料などの例を紹介
 1-3 多層膜形成・・・なぜ同時に多層膜形成、そして量産化ができたのか、その技術経緯等

2. RtoR多層コーティング技術
 2-1 多層コーティングの主要課題・・・多層化で発生する課題をそのメカニズムを含めて解説
 2-2 同時多層コーティング方式の例・・・ダイ、スライド、カーテン他、各方式の構成や特徴
 2-3 逐次多層コーティングの例・・・同時ではなく逐次で多層化する場合のメリットと課題
 2-4 溶剤多層膜について・・・溶剤を多層コーティングする場合の課題と対策例の紹介
 2-5 同時多層コーティングの技術例(特許事例など)・・・課題を解決するための技術紹介

3. RtoR多層フィルム成形技術
 3-1多層フィルム製膜技術・・・マルチマニホールド方式、フィードブロック方式の比較
 3-2 多層フィルム製膜の他バリエーション・・・溶融後の積層方法など
 3-3 多層フィルムの製品例・・・各社の製品/機能の紹介
 3-4 多層フィルム製膜の課題・・・多層特有の課題やトラブルの説明
 3-5 超多層フィルムの例・・・数百層もの多層を達成できる製造技術と製品例紹介
 3-6 多層フィルム製膜の技術例(特許事例など)・・・課題を解決するための技術紹介

4. RtoRラミネート積層技術
 4-1 ラミネートとは・・・各ラミネート方式(ウェット、ドライ、ホットメルトなど)の構成、特徴など
 4-2 ラミネート(主にドライラミ)におけるトラブル対策・・・シワ、カールなど主要課題とその対策例
 4-3 ラミネート積層商品例・・・積層構成とその機能、そのための技術内容
 4-4 ドライラミに関する技術例(特許事例など)・・・課題を解決するための技術紹介

5. 多層化技術のまとめ・・・解決困難な課題や今後の技術展開など

6. 補足:他の多層膜形成技術など
 6-1 ロールtoロール真空製膜技術・・・気相成膜方法とロールtoロール化技術の紹介
 6-2 表面パターニングを含めたロールtoロール積層膜形成技術・・・表面パターニングなどの特殊フィルム製造技術
 6-3 ロールtoロールフィルムハンドリングにおける課題



キーワード

ロールtoロール、RtoR、高機能フィルム、塗工、塗布、コーティング、多層、同時多層塗布、乾燥、欠陥、トラブル対策、ラミネート



講演のポイント

業界の第一線で活躍する講師が、多層化による機能付与や機能分離のメリットを含め、その製造技術について、具体的な事例を交えて詳しく解説します。多層フィルムのロールtoロール製造は、近年、効率的に量産する手段として注目され、光学、電子、電池分野などの、多種の用途に展開されつつあり、これを学ぶ絶好な機会となります。



習得できる知識

・多層膜に関する製品やその製造における幅広い知識
・多層フィルム成形工程に関する課題と技術ポイント
・多層コーティング工程における課題、発生する欠陥とその対策例
・多層膜をロールtoロールにて量産する場合の技術ポイント
・ロールtoロールでの、真空成膜、ラミネート、パターニングなどの積層技術内容や課題