塗膜厚を安定させるスクリーン印刷の基礎と、凹凸面への厚膜転写技法の紹介

■本テキストの主題および状況(講師より)

★スクリーン印刷は長い歴史と経る間に様々な発展を遂げ、今日では加飾印刷から機能性材料を用いたエレクトロニクス分野まで広く一般的に使用される技法となりました。

★しかしながら経験を経ることで「感とコツ」に頼る傾向も多々見られ、例えば面内での塗膜厚のバラつきや量産バラつきなど問題も発生しております。

■注目ポイント

★スクリーン印刷を構成する版・インク(ペースト)・スキージ・装置をはじめ、エレクトロニクス分野において必須となる塗膜厚の安定化の方法、従来工法に比べ凹凸面への厚膜の転写が可能な「スクリーンパッド技法」について解説・紹介!

★スクリーン印刷を構成する、版・インク(ペースト)・スキージ・装置について紹介!

★エレクトロニクス分野において必須となる塗膜厚の安定化の方法を解説!

★従来工法に比べ凹凸面への厚膜の転写が可能な「スクリーンパッド技法」とは!?

番号
AT20250926
発行年月
2025/09/26
体裁
A4判, 38ページ
フォーマット
紙版
定価
22,000 円(本体20,000円+消費税、送料込)
冊数:

執筆者

【講師】
株式会社ミノグループ 市場開発課 池戸 裕明 氏

目次

【主旨】
 スクリーン印刷は長い歴史と経る間に様々な発展を遂げ、今日では加飾印刷から機能性材料を用いたエレクトロニクス分野まで広く一般的に使用される技法となりました。しかしながら経験を経ることで「感とコツ」に頼る傾向も多々見られ、例えば面内での塗膜厚のバラつきや量産バラつきなど問題も発生しております。本テキストではスクリーン印刷を構成する、版・インク(ペースト)・スキージ・装置について、特に塗膜厚を安定化させるために必要な要素とその方法を解説いたします。特にエレクトロニクス分野においてはこの塗膜厚の安定化は必須の項目ともなるため、数値化により安定した印刷を行うノウハウをお話しさせていただきます。また、新たな手法として凹凸面へ、従来工法に比べ厚膜の転写が可能な「スクリーンパッド技法」を紹介させていただきます。


【プログラム】

1.はじめに
 1-1.プリンテッドエレクトロニクスの要求
 1-2.各種印刷法の比較
 1-3.スクリーン印刷の課題と宿命

2.膜厚の安定化
 2-1.印圧と塗膜厚の相関関係
 2-2.スキージの平行調整

3.印刷の連続安定性

 3-1.スキージゴムのエッジ形状
 3-2.面取り仕上げと印刷膜厚安定化
 3-3.印刷膜厚安定化のまとめ

4.凹凸面への印刷
 4-1.なぜ厚膜は転写されないのか
 4-2.スクリーンパッド法の原理
 4-3.スクリーンパッド法の応用事例

5.おわりに


【キーワード】
スクリーン印刷、膜厚、印圧、スキージ、プリンテッドエレクトロニクス、スクリーンパッド


【ポイント】
スクリーン印刷を数値化して検証することにより、比較的容易に誰でも安定した塗膜管理が可能となります。シンプルで応用範囲の広いスクリーン印刷であるからこそ、その基礎を改めて理解する必要があると考えます。


【習得できる知識】
・スクリーン印刷の基礎と、他工法との違いが理解できる
・押し込み方式とスキージバランス方式の差が理解できる
・スクリーン版の基礎が学べる
・スキージのメンテナンス(研磨)の重要性が理解できる
・印刷での歪みを極力低減する方法が理解できる
・3次曲面への印刷法の紹介