人工皮革・合成皮革の 技術と市場動向 ~表面加工・材料設計・応用展開と環境規制~

― 天然皮革代替から環境対応・高機能化へ。人工皮革・合成皮革の材料・加工・評価技術を解説 ―

人工皮革・合成皮革の基礎から、製造技術、表面加工、ポリウレタン材料、耐久性評価、環境対応までを幅広く解説する一冊です。

極細繊維、クラリーノ、天然皮革調人工皮革、自動車内装材、家具・スポーツ用途などの開発動向に加え、水系ウレタン、バイオマス原料、PFASフリー撥水剤、加水分解・物性評価、知財・市場動向までを解説しています。

また、脱溶剤、サステナブル素材、PFAS規制対応など、人工皮革・合成皮革産業に求められる次世代の材料設計と製品開発の方向性を示します。

番号
AND064
ISBN
978-4-909118-92-9
監修
京都女子大学 家政学部 教授:榎本 雅穗
発行年月
2026/06/30
体裁
B5判, 268ページ
フォーマット
紙版
定価
71,500 円(本体65,000円+消費税、送料込)
冊数:

執筆者

榎本 雅穗
 京都女子大学 家政学部 教授/博士(工学)
芦田 哲哉
 株式会社クラレ クラリーノ事業部/理学修士
八木 健吉
 八木技術士事務所 代表
 公益社団法人日本技術士会 繊維部会 副部会長
 近畿本部 繊維部会長
 一般社団法人日本繊維技術士センター(JTCC) 相談役
 技術士(繊維部門、総合技術監理部門)
武居 陽祐
 帝人コードレ株式会社 技術課 技術第1班 班長
佐野 茂
 一般社団法人日本繊維技術士センター(JTCC) 協力会員
 某PVC&PU合成皮革メーカー 技術部長
清村 和明
 アキレス株式会社 車輌資材工場 製品設計技術課 主任技術員
小松 陽子
 東洋紡エムシー株式会社 開発本部 機能ファイバー・不織布開発セクション 所員
岩尾 武志
 DIC株式会社 ポリマ技術センター PT-2グループ マネジャー
千田 浩介
 旭化成株式会社 機能性コーティング事業部 PCD技術開発部 主幹研究員
白井 一彰
 三菱ケミカル株式会社
中山 真輔
 日華化学株式会社 界面科学研究所 商品開発研究部 繊維化学品開発1グループ チームリーダー
上田 香奈
 日華化学株式会社 界面科学研究所 商品開発研究部 繊維化学品開発1グループ チームリーダー
村山 智
 積水化学工業株式会社 環境・ライフラインカンパニー総合研究所 基盤技術センター 課長/博士(工学)
解野 誠司
 椙山女学園大学 生活科学部 教授/博士(工学)
荻野 毅
 オギノ繊維技術士事務所 代表
 一般社団法人日本繊維技術士センター(JTCC) 執行役員
 博士(工学)
 技術士(繊維部門)
上本 雅則
 一般社団法人日本繊維技術士センター(JTCC) 運営委員
 元 東レコーテックス株式会社
 技術士(繊維部門)
坂下 理穂
 大阪成蹊短期大学 生活デザイン学科 講師/博士(学術)
赤尾 基文
 株式会社消費科学研究所 品質管理事業統括部 シニアエキスパート
西 秀樹
 西包装専士事務所 代表
 日本包装専士会 元会長
平坂 雅男
 株式会社AndTech 技術顧問/工学博士




目次

第1章 人工皮革・合成皮革の技術変革と種類・製造・環境対応の進展
京都女子大学:榎本 雅穗

 はじめに
 1. 人工皮革、合成皮革、PVCを使用した合成皮革
  1.1 人工皮革、合成皮革、PVCレザーの違いと開発の歴史
  1.2 人工皮革とは
  1.3 合成皮革とは
  1.4 PVCを使用した合成皮革とは
 2. 人工・合成皮革用PU樹脂の環境対応について
  2.1 水系あるいは無溶剤タイプへの変更
  2.2 環境に配慮したサステナブルな商品開発
 おわりに

第2章 人工皮革の特性と開発・製造技術

 第1節 人工皮革<クラリーノ>の技術・構造・環境対応
 株式会社クラレ:芦田 哲哉
  はじめに
  1. 人工皮革<クラリーノ>の開発経緯
   1.1 1960年代:<クラリーノ>の誕生
   1.2 1970年代:極細繊維化とソフト用途への展開
   1.3 1990年代:スポーツ用途での拡大
   1.4 2000年代以降:海外生産と環境対応
  2. 人工皮革の一般的な製造方法と<クラリーノ>の製造技術
   2.1 特殊繊維の製造
   2.2 繊維の三次元絡合不織布の製造
   2.3 ポリウレタン樹脂の製造と不織布への含浸
   2.4 表面仕上げ
  3. 人工皮革の一般的な特徴
  4. 有機溶剤を使用しない人工皮革の製造技術(<ティレニーナ>)
   4.1 特殊繊維の製造(水溶性ポリマー使用)
   4.2 繊維の三次元絡合不織布の製造
   4.3 ポリウレタン樹脂の製造と不織布への含浸
   4.4 表面仕上げ
  5. 人工皮革に対する市場の要望と現状
   5.1 リサイクル原料の使用
   5.2 バイオ原料の使用
   5.3 ヴィーガン対応
   5.4 有機溶剤の排除
   5.5 化学物質管理の強化
  おわりに

 第2節 極細繊維の人工皮革への展開
 一般社団法人 日本繊維技術士センター(JTCC):八木 健吉

  はじめに
  1. 天然皮革の繊維構造
  2. 人工皮革へのアプローチ
   2.1 皮革様の代替品
   2.2 人工皮革“コルファム”の出現
   2.3 人工皮革事業の難しさが顕在化
  3. 人工皮革への極細繊維の展開
   3.1 高分子相互配列体繊維
   3.2 極細繊維を用いたスエード調人工皮革
   3.3 極細繊維が人工皮革の新しい基幹技術に
  4. 薄起毛素材への展開
  5. 極細繊維の拡がり
  6. 極細繊維人工皮革の今
  おわりに

 第3節 天然皮革質感を実現する人工皮革と機能性フィルム
 帝人コードレ株式会社:武居 陽祐

  はじめに
  1. 天然皮革と人工皮革
   1.1 不織布
   1.2 人工皮革の製造方法
   1.3 機能性フィルム(No-sew film)
  2. 意匠性
   2.1 色表現
   2.2 表面テクスチャ
   2.3 特殊外観
  3. 機能性
   3.1 グリップ
   3.2 通気性
   3.3 ストレッチ性
  おわりに

第3章 合成皮革の特性と開発・製造技術

 第1節 自動車内装用高耐久・高質感合成皮革の開発
 一般社団法人 日本繊維技術士センター(JTCC):佐野 茂

  はじめに
  1. 自動車内装品
  2. 自動車内装品に使用される素材
  3. 合成皮革・人工皮革及び皮革について
   3.1 PVC合成皮革
   3.2 PU合成皮革
   3.3 人工皮革
   3.4 皮革
   3.5 各素材の特徴
  4. PVC及びPU合成皮革の材料と製造方法の概略
   4.1 PVC合成皮革の材料
    4.1.1 表皮層及び発泡層の材料(配合組成)
    4.1.2 表面処理層
    4.1.3 接着層
    4.1.4 基布
   4.2 PVC合成皮革の製造方法の概略
    4.2.1 カレンダー法の主な工程
    4.2.2 コーティング法の主な工程
   4.3 PU合成皮革の材料
    4.3.1 塗料組成
    4.3.2 その他の材料
   4.4 PU合成皮革の製造法
   4.5 調色
   4.6 着色剤
  5. 自動車用内装材として必要条件(要求特性)
  6. 各部位での各素材の問題点及び解決方法(開発項目でもある)
   6.1 各素材の特性比較
   6.2 全体的に必要な項目
    6.2.1 PUについて
   6.3 ハンドル部
   6.4 シフトレバー部
   6.5 ドアトリム部
   6.6 座席部
    6.6.1 座席部に必要な性能
    6.6.2 摩耗強度等のPUとPVCの一般的な評価
     6.6.2.1 テーバー摩耗試験による重量損失(摩耗量の目安)
     6.6.2.2 表面処理
     6.6.2.3 一般的に示されているその他の強度的特性の比較
     6.6.2.4 低温屈曲性
     6.6.2.5 通気性・むれ感
  7. 自動車会社との開発について
  おわりに

 第2節 車輌・家具用合成皮革の特性と構造
 アキレス株式会社:清村 和明

  はじめに
  1. 合成皮革とは
  2. 特性について
   2.1 車輌用合成皮革
   2.2 家具用合成皮革
  3. 樹脂について
   3.1 車輌用合成皮革
    3.1.1 PU合成皮革
    3.1.2 PVC合成皮革
   3.2 家具用合成皮革
    3.2.1 PU合成皮革
    3.2.2 PVC合成皮革
  4. 基布について
   4.1 車輌用合成皮革
    4.1.1 PU合成皮革
    4.1.2 PVC合成皮革
   4.2 家具用合成皮革
    4.2.1 PU合成皮革
    4.2.2 PVC合成皮革
  5. 加工方法について
   5.1 PU合成皮革
   5.2 PVC合成皮革
  おわりに

 第3節 触感計測に基づく合成皮革の開発
 東洋紡エムシー株式会社:小松 陽子

  はじめに
  1. 触感計測に基づく合成皮革の開発
   1.1 好まれる触感の抽出・整理
   1.2 触感の機器による数値化
   1.3 触感計測に基づく合成皮革の設計
  おわりに

第4章 人工皮革・合成皮革の表面加工技術と材料開発

 第1節 人工・合成皮革用の溶剤系ポリウレタン樹脂による表面処理技術
 京都女子大学:榎本 雅穗

  はじめに
  1. 人工皮革、合成皮革、PVCレザー、ラミネート仕上げ革、エナメル革
   1.1 人工皮革の構成と表面仕上げ方法
   1.2 合成皮革の構成と表面仕上げ方法
   1.3 PVCを使用した合成皮革の構成と表面仕上げ方法
   1.4 ラミネート仕上げ革・エナメル革の構成と表面仕上げ方法
  2. 触感表現のための表面加工方法と表面処理剤
   2.1 触感表現のための表面加工方法
   2.2 表面処理剤
  3. 合成皮革表面における触感表現数値化の検討
   3.1 試料の調製
   3.2 表面摩擦特性の測定
   3.3 接触子、手親指の腹、表面処理剤フィルム表面における接触角の測定および表面自由エネルギーの算出
  おわりに

 第2節 人工・合成皮革用の溶剤系・水系ポリウレタン樹脂塗料
 DIC株式会社:岩尾 武志

  はじめに
  1. ウレタンの基礎
   1.1 ウレタンとは
   1.2 活性水素化合物とイソシアネートについて
  2. 各用途へあわせたウレタン樹脂の開発(3用途)
   2.1 シューズ向け
   2.2 車輛向け
   2.3 透湿防水向け
  3. 脱DMF・サステナブル製品へ向けた開発
   3.1 DMF規制と環境対応に対する市場の動向
   3.2 水系PUの開発事例
  おわりに

 第3節 合成皮革の表面処理層及び中間層などに用いるポリカーボネートジオール
 旭化成株式会社:千田 浩介 氏

  はじめに
  1. ポリカーボネートジオールの特徴と汎用ポリオールとの比較
   1.1 ウレタン原料としてのポリカーボネートジオール
   1.2 ポリカーボネートジオールと汎用ポリオールのウレタン物性比較
  2. 合皮におけるポリカーボネートジオールの使用
   2.1 表皮層、表面処理層
   2.2 中間層(接着層)
   2.3 含浸層
   2.4 多孔質層
  おわりに

 第4節 バイオマス原料を用いた高Tgウレタン樹脂による揉み絞加工・汚染防止処理技術と染色挙動
 三菱ケミカル株式会社:白井 一彰
 京都女子大学:榎本 雅穗

  はじめに
  1. 合成皮革の表皮層用樹脂とした際のシボ付け加工適性の検討
   1.1 シボ付け加工適性の検討に使用したPUの配合
   1.2 試作合成皮革の内容と揉み加工試験及び消費耐久性評価
  2. 合成皮革の表面処理剤とした際における汚染防止性能の検討
   2.1 試作表面処理剤と試験片レザーの作製
   2.2 消費耐久性評価
  3. Tgの異なるPUフィルムの染色挙動
   3.1 試作PU樹脂の内容フィルムの染色挙動
   3.2 試作PUフィルムの染色挙動
   3.3 表面処理加工した際の染料移行防止性能
  おわりに

 第5節 人工皮革用の水系ウレタンと加工技術
 日華化学株式会社:中山 真輔

  はじめに
  1. 人工皮革製造におけるウレタン樹脂と環境対応問題
  2. 水系ウレタン樹脂の特性と人工皮革への適用課題
  3. 水系人工皮革におけるマイグレーション制御と加工技術
  おわりに

 第6節 PFASフリーの耐久撥水剤
 日華化学株式会社:上田 香奈

  はじめに
  1. 当社におけるPFASフリー撥水剤の開発
  2. 撥水原理
   2.1 当社アクリル系撥水剤
   2.2 当社シリコーン系撥水剤
   2.3 撥水処理布の観察
   2.4 撥水剤の性能
  3. 人工皮革での応用例
  おわりに

 第7節 人工皮革・合成皮革に用いられるポリウレタン樹脂の原料と特性
 積水化学工業株式会社:村山 智

  はじめに
  1. ポリウレタンの分子骨格と凝集構造
  2. 人造皮革用ポリウレタンの原料と特性
   2.1 ポリイソシアネート類
   2.2 ポリオール類
  おわりに

 第8節 人工・合成皮革用に使用される可染ポリウレタン樹脂の染色挙動
 椙山女学園大学:解野 誠司
 京都女子大学:榎本 雅穗

  はじめに
  1. ソフトセグメントにPEGを有するポリウレタンの酸性染料に対する染色性
   1.1 PEGをソフトセグメントに含有するセグメントポリウレタンフィルムの調整
   1.2 均染型酸性染料およびミーリング型酸性染料による染色性
   1.3 染色速度
   1.4 収着等温線
  2. ソフトセグメントにPEGを有するポリウレタンの直接染料に対する染色性
   2.1 染色速度
   2.2 収着等温線
  3. ハードセグメントの凝集構造とソフトセグメントにおけるPEG鎖の拘束性の影響
   3.1 ハードセグメントの凝集構造とソフトセグメントにおけるPEG鎖の拘束性を変えたポリウレタンフィルムの調整
   3.2 染色温度を変えた染色速度曲線
   3.3 染色温度を変えた収着等温線
   3.4 染色速度曲線
   3.5 収着等温線
   3.6 染料収着による強度変化
  4. 可染ポリウレタン樹脂の染色メカニズムのまとめ
  おわりに

第5章 人工・合成皮革技術の応用と製品展開

 第1節 スポーツ分野における製品の展開例
 オギノ繊維技術士事務所:荻野 毅

  はじめに
  1. ボールについて
   1.1 野球の硬式ボール
   1.2 サッカーボール
   1.3 バレーボール
  2. シューズについて
   2.1 球技用スパイク
   2.2 一般スポーツシューズ
  3. 鞄(バッグ)について
  4. ウェアについて
   4.1 トップアスリート向けウェア
   4.2 透湿防水素材
   4.3 高ストレッチ(ポリウレタン)糸
  おわりに

 第2節 人工・合成皮革技術を応用した透湿性防水布帛
 一般社団法人 日本繊維技術士センター(JTCC):上本 雅則

  はじめに
  1. 透湿防水布帛について
   1.1 透湿防水布帛の始まり
   1.2 透湿防水布帛に用いられる2種類の膜について
  2. 多孔膜透湿防水膜について
   2.1 ポリウレタン湿式多孔膜の疎水化について
   2.2 ポリウレタン湿式多孔膜の微多孔化について
    2.2.1 多孔膜の防水性・透湿性を決める基本原理について
    2.2.2 ポリウレタン多孔膜における多孔構造制御の重要性について
    2.2.3 高耐水圧・高透湿を両立する微多孔構造について
    2.2.4 微多孔構造形成について
   2.3 ポリウレタン湿式多孔膜透湿防水以外の多孔膜について
  3. 無孔膜透湿防水膜について
   3.1 無孔膜の透湿メカニズムについて
   3.2 ポリウレタン無孔透湿膜(PU Monolithic Membrane)
   3.3 ポリエステル無孔透湿膜(PES-based Monolithic Membrane)
   3.4 ポリアミド無孔透湿膜(PA-based Monolithic Membrane / PEBA)
   3.5 PU無孔透湿膜、PES無孔透湿膜、PA無孔透湿膜の比較
    3.5.1 膜組成の比較
    3.5.2 性能、特性などの比較
  4. 透湿防水布帛の課題について
   4.1 ポリウレタン湿式多孔膜について
   4.2 ポリウレタン無孔透湿膜について
   4.3 透湿防水布帛における撥水性の重要性について
  おわりに

第6章 人工皮革の製品品質と材料物性評価

 第1節 人工・合成皮革の加水分解について
 京都女子大学:榎本 雅穗
 大阪成蹊短期大学:坂下 理穂

  はじめに
  1. 加水分解促進試験方法
   1.1 水を用いた加水分解促進試験
   1.2 酸性人工汗液を用いた加水分解促進試験
  2. 3種の組成から成るPU樹脂で行った加水分解促進試験結果
   2.1 PU樹脂フィルムで行った加水分解促進試験
    2.1.1 S-S曲線の変化
    2.1.2 平均分子量の変化
   2.2 湿式合成皮革の基材となる湿式ベースで行った加水分解促進試験
  おわりに

 第2節 人工・合成皮革に関する物性評価
 株式会社消費科学研究所:赤尾 基文

  はじめに
  1. 銀面付き人工・合成皮革に関する物性評価
   1.1 耐屈曲性(フレクソ屈曲 低温を含む)
   1.2 耐柔性(スコット摩耗)
   1.3 耐ブロッキング性
   1.4 耐光性・耐候性(変色と劣化)
    1.4.1 耐光性(第5露光法3級照射の場合)
    1.4.2 耐候性(車両用途を想定した試験の場合)
   1.5 耐NOx(黄変)性
    1.5.1 適用範囲
    1.5.2 試験の種類
    1.5.3 装置及び材料
    1.5.4 試験片・標準染色布の調整
    1.5.5 緩衝尿素溶液の調製
    1.5.6 操作
    1.5.7 試験操作
    1.5.8 判定
   1.6 BHTとNOxガスによる変色
   1.7 レザー強度(引張強さ、伸度)測定
   1.8 基布との接着強度
  2. スエード調人工皮革に関して
   2.1 耐摩耗性(染色堅ろう度)
   2.2 耐光性・耐候性(変色と劣化)
    2.2.1 耐光性(第5露光法3級照射の場合)
    2.2.2 耐候性(車両用途を想定した試験の場合)
   2.3 レザー強度(引張強さ、伸度)測定

 第3節 透湿防水布帛に関する物性評価
 一般社団法人 日本繊維技術士センター(JTCC):上本 雅則

  はじめに
  1. 耐水度・透湿度・はっ水度について
   1.1 耐水度について
    1.1.1 A法(低水圧法)
    1.1.2 B法(高水圧法)
   1.2 透湿度について
    1.2.1 JIS L 1099 A-1法(塩化カルシウム法)
    1.2.2 JIS L 1099 A-2法(ウォータ法)
    1.2.3 JIS L 1099 B-1法〈酢酸カリウム法)
    1.2.4 A-1法(塩化カルシウム法)とA-2法(ウォータ法)の比較
    1.2.5 A-1法(塩化カルシウム法)とB-1法〈酢酸カリウム法)の比較
    1.2.6 水蒸気の移動量の測定以外の透湿性能の評価方法
   1.3 はっ水度について
    1.3.1 はっ水度試験(スプレー試験)
    1.3.2 雨試験(シャワー試験)A法
  2. 耐水度とはっ水度の耐久性を評価する前処理の規格について
   2.1 洗濯処理
    2.1.1 A法(かくはん形洗濯機を用いる方法)
    2.1.2 B法(シリンダ形洗濯機を用いる方法)
    2.1.3 C法(家庭用電気洗濯機を用いる方法)
   2.2 ドライクリーニング処理
    2.2.1 A法(パークロロエチレン法)
    2.2.2 B法(石油系法)
   2.3 汎用される処理方法について
    2.3.1 JIS L 1930について
    2.3.2 JIS L 1930の概要
    2.3.3 JIS L 1930とISOとAATCC、GB/Tとの規格の比較
    2.3.4 アパレルメーカーの耐久性の評価法について
    2.3.5 洗剤の使用の影響について
  3. 剥離の評価について
   3.1 剥離強度の測定する方法について
   3.2 剥離強度の動的評価について
    3.2.1 スコット揉み試験
    3.2.2 アクセレロータによる剥離の評価試験
  おわりに

第7章 PFAS規制を巡る最新動向と人工皮革・合成皮革産業への影響
西包装専士事務所:西 秀樹

 はじめに
 1. PFASとは何か
  1.1 フッ素の特性
  1.2 多数のPFAS
  1.3 PFASの特性と用途
 2. PFASの安全性
  2.1 国際がん研究機関(IARC:International Agency for Research on Cancer)の評価
  2.2 ストックホルム条約における規制
   2.2.1 ストックホルム条約とは
   2.2.2 PFASに関する規制
  2.3 日本の食品安全委員会の評価結果
 3. 米国の訴訟と規制動向
  3.1 訴訟と和解
  3.2 米国の規制
 4. 欧州における規制動向
  4.1 欧州化学品庁の規制提案(2023年2月)
  4.2 パブコメ結果
  4.3 ECHAの再提案(2025年8月)
 5. 人工皮革・合成皮革産業におけるPFAS
  5.1 人工皮革と合成皮革
  5.2 人工皮革・合成皮革とPFAS
  5.3 PFAS代替品(PFASフリー)開発の動き
   5.3.1 帝人フロンティア(株)
   5.3.2 (株)トキワ
   5.3.3 (株)山陽
  5.4 日本エコレザー認定
 6. ISO(国際標準化機構:International Organization for Standardization)のPFAS関連規格
  6.1 ISOとは
  6.2 PFAS分析のISO 23702-1:2023
 おわりに

第8章 知財から見る人工皮革・合成皮革の技術開発動向と今後の市場
株式会社AndTech:平坂 雅男

 はじめに
 1. 国内特許出願の時系列にみる技術開発
  1.1 1980年代の量産化技術
  1.2 2000‒2015年は成熟市場からの差別化へ
  1.3 2015年以降の環境適合型皮革への転換
 2. 環境適合素材
 3. 技術開発の潮流
  3.1 ポリウレタン系
  3.2 ポリ塩化ビニル系
  3.3 バイオベース/エコフレンドリー技術
 4. 市場動向と開発企業の技術戦略
 おわりに