セミナー
有機無機ハイブリット化を用いたプラスチック材料における高屈折率技術の最新動向と応用展開【オンラインLive配信・WEBセミナー】
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★シランカップリング剤を用いた樹脂マトリックスへのチタニアナノ分散化手法とハイブリッドの光学的性質について紹介!
★有機無機ハイブリッドに適用可能な材料の開発と高屈折率コーティングへの応用について紹介!
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セミナー番号 | S220726 |
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セミナー名 | 高屈折材料 |
講師名 | 第1部 日本大学 理工学部 物質応用学科 准教授 伊掛 浩輝 氏 第2部 京都工芸繊維大学 新素材イノベーションラボ 特任教授 博士(工学) 松川 公洋 氏 第3部 マツモトファインケミカル(株) 開発企画グループ グループマネージャー 橋本 隆治 氏 |
開催日 | 2022年07月29日(金) 12:30-16:45 |
会場名 |
※会社やご自宅のパソコンで視聴可能な講座です アクセスマップ |
支払い方法 | 銀行振込 |
受講料(税込) |
【1名の場合】44,000円(税込、テキスト費用を含む) |
詳細 | 定員:30名 ※ お申込み時に送られるWEBセミナー利用規約を必ず、ご確認ください。 上記以外は正規料金となりますのでご理解ください。 キャンセルポリシー・特定商取引法はこちら セミナーに関するQ&Aはこちら(※キャンセル規定は必ずご確認ください) |
プログラム
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第1部 有機無機ハイブリッド材料におけるナノ分散化技術と高屈折率化 【12:30-13:45】 講師:日本大学 理工学部 物質応用学科 准教授 伊掛 浩輝 氏 【講演主旨】 最近、先進材料として有機無機ハイブリッド材料が注目されている。微粒子や無機フィラーを有機高分子にそのまま複合化できれば良いのだが、有機高分子と無機物の混和は相溶性が低く、分子レベルで分散させることは極めて困難である。演者らは、有機高分子にシランカップリング処理を施すことで、混和が飛躍的に改善されることを見出した。得られた材料は、高分子単独の性質でもなく、無機物単独の性質でもないユニークな特性をもつハイブリッド材料となる。今回は、紫外線遮蔽能をもち、屈折率の高いチタニアを用いて樹脂とのハイブリッド化を行った。 本講座では、シランカップリング剤を用いた樹脂マトリックスへのチタニアナノ分散化手法とハイブリッドの光学的性質について紹介する。 【プログラム】 1.高分子樹脂の光学的性質 1.1 研究背景としての概説-高分子樹脂の光学的性質- 1.2 材料の高屈折率化を図るためには-屈折率制御・色収差制御- 2.有機・無機ハイブリッド材料とは 2.1 ハイブリッドの利点 2.2 ハイブリッドの調製方法-総論として- 3.ゾル-ゲル法によるハイブリッドの調製 3.1 ゾル-ゲル法の利点 3.2 ゾル-ゲル法による複合化方法 4.有機高分子/チタニアナノハイブリッド材料の創製 4.1 チタニアナノハイブリッドの光学的性質-紫外線遮蔽能・屈折率制御- 4.2 ハイブリッドの微細構造 5.本講のまとめ 【質疑応答】
第2部 有機無機ハイブリッド材料の設計と高屈折率材料への応用 【14:00-15:15】 講師:京都工芸繊維大学 新素材イノベーションラボ 特任教授 博士(工学) 松川 公洋 氏 【講演主旨】 有機無機ハイブリッド材料は、無機物を有機ポリマー中にナノメートルサイズで分散させることで、それぞれの機能を併せ持った新素材の開発が可能である。特に、光学デバイスに不可欠な高屈折率材料は、イオウ化合物、ジルコニア、チタニアをポリマーに分散することで創成され、これらを含んだ有機無機ハイブリッド材料は注目されている。本講座では、有機無機ハイブリッドに適用可能なイオウ系シルセスキオキサン、ジルコニアナノ粒子、チタニアナノ粒子の開発と高屈折率コーティングへの応用について紹介する。 【キーワード】 有機無機ハイブリッド、ナノ粒子、シルセスキオキサン、高屈折率 【講演ポイント】 高屈折率を目指したシルセスキオキサンの活用法、ナノ粒子分散技術と応用について、講演者の最近の研究事例を解説する。 【習得できる知識】 有機無機ハイブリッド材料の動向、ナノ粒子分散技術と応用についての知識を習得できる。 【プログラム】 1.有機無機ハイブリッド材料の基礎 1-1 有機無機ハイブリッド材料について 1-2 有機無機ハイブリッド材料の合成方法 2.チオール基含有シルセスキオキサンを用いた有機無機ハイブリッド 2-1 チオール基含有シルセスキオキサンの合成と特徴 2-2 高屈折率ソフトマテリアルとしての機能と応用 2-3 自己修復材料としての可能性 3.ジルコニアナノ粒子分散と有機無機ハイブリッドへの応用 3-1 ビーズミルによるナノ粒子分散の特徴と課題 3-2 デュアルサイト型シランカップリング剤によるジルコニアナノ粒子分散と応用 3-3 酸無水物によるジルコニアナノ粒子分散と応用 4.チタニアナノ粒子分散と有機無機ハイブリッドへの応用 4-1 重合性チタニアナノ粒子の合成 4-2 チタニアナノ粒子を含有する光架橋薄膜への応用 5.高屈折率有機無機ハイブリッド材料のまとめ 【質疑応答】
第3部 有機チタン化合物を使用した高屈折率材料の設計と応用 【15:30-16:45】 講師:マツモトファインケミカル(株) 開発企画グループ グループマネージャー 橋本 隆治 氏 【経歴】 北里大学衛生学部化学科卒業後、マツモトファインケミカル株式会社に入社。チタン、ジルコニウム等の有機金属化合物やイソシアナトシラン化合物の製品開発に25年従事した後、現在は開発企画グループに所属して市場開拓・用途展開業務に携わっている。 【講演主旨】 当社では、有機金属化合物としてチタンやジルコニウム等の金属と酸素が結合した化合物について研究・製造・販売しています。今回の講演では、特に“有機チタン化合物”に焦点を置き、高屈折率材料としての利用について説明します。有機チタン化合物は、金属を含むもののほとんどの化合物が液体であり、塗布・硬化によって固体化することが可能です。この性質を利用したコーティング剤を作り、塗布・硬化によってガラス、フィルム等の基材に対して高屈折率膜を形成することができます。有機金属化合物についてなじみが無い方にもわかりやすい解説をこころがけるとともに、個別のご質問にも時間の許す限り回答に応じる予定です。 【習得できる知識】 有機チタン化合物に関する基礎知識 有機チタン化合物のオリゴマー化技術 有機チタン化合物を使用した高屈折率膜形成の知識 【講演ポイント】 チタンと酸素が結合した有機チタン化合物の性状・構造・反応性等を解説するとともに、フィルム素材等の熱に弱い基材に対して使用可能な高屈折率コーティング剤としての応用例を紹介する。 【プログラム】 1.有機チタン化合物の基礎知識 1-1. 化学構造 アルコキシド、キレート、アシレートの構造について 1-2. 基本反応 アルコール交換反応による各種反応について 1-3. チタンアルコキシドの反応性(加水分解反応) 1-4. チタンキレートの種類と反応性(加水分解反応) 2. 高屈折率膜形成材料 2-1. 高屈折率材料としての有機チタン化合物の利用 2-2. 有機チタン化合物の熱分解と屈折率 2-3. チタンアルコキシドオリゴマーを使用した高屈折率コーティング剤 2-4. チタンキレートオリゴマーを使用した高屈折率コーティング剤 3. 紫外線照射による酸化チタン膜形成の技術情報 【質疑応答】
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