ロールtoロール方式による高機能フィルム製造と塗布・乾燥工程における溶剤使用・環境対応を含む技術課題、欠陥・トラブルとその対策
★2025年3月6日WEBでオンライン開講。ホサナ技研 小川氏が、ロールtoロール方式による高機能フィルム製造と塗布・乾燥工程における溶剤使用・環境対応を含む技術課題、欠陥・トラブルとその対策について解説する講座です。
■注目ポイント
★塗布乾燥技術において実際の製造で発生する様々な欠陥とその対策、溶剤使用や環境に関わる課題とその対応について具体的な事例を交えながら解説!
- ホサナ技研 代表 小川 正太郎 氏
【1名の場合】45,100円(税込、資料作成費用を含む)
2名以上は一人につき、16,500円が加算されます。
定員:30名
※ お申し込み後、受講票と請求書のURLが自動で返信されます。基本的にはこちらで受付完了です。開催前日16:00までに再度最終のご連絡をいたしますので、しばらくお待ちください。請求書と受講票は郵送ではないため必ずダウンロードください。また、同時に送られるWEBセミナー利用規約・マニュアルを必ずご確認ください。
※ セミナー前日夕方16:00までにWEB会議のURL、事前配布資料のパスワードについては、別途メールでご案内いたします。基本的には、事前配布資料はマイページからのダウンロードの流れとなります。なお、事前配布資料については、講師側の作成完了次第のお知らせになりますので、この点、ご理解のほどお願い申し上げます。
※ 請求書の宛名の「株式会社」や「(株)」の「会社名の表記」は、お客様の入力通りになりますので、ご希望の表記で入力をお願いします。
※ お支払いは銀行振込、クレジット決済も可能です。銀行振込でお支払いの場合、開催月の翌月末までにお支払いください。お支払いの際は、社名の前に請求書番号をご入力ください。
※ 領収書のご要望があれば、お申込み時、領収書要にチェックを入れてください。
※ 2名以上でお申し込みをされた場合は、受講票と請求書を代表者様にご連絡します。
※ 当講座では、同一部署の申込者様からのご紹介があれば、何名でもお1人につき16,500円で追加申し込みいただけます (申込者様は正規料金、お2人目以降は16,500円となります)。追加の際は、申し込まれる方が追加の方を取りまとめいただくか、申込時期が異なる場合は紹介者様のお名前を備考欄にお書きくださいますようお願いいたします。
※ なお、ご参加手続きの際、自宅住所やフリーアドレス、個人携帯番号のみで登録された場合は、ご所属確認をさせいただくことがございます。
【本セミナーの主題および状況・本講座の注目ポイント】
■本セミナーの主題および状況(講師より)
プラスチックフィルムは、電子、医療、食品など、ほとんど全ての産業で使用される不可欠な材料です。特に通信・エネルギー分野では、高耐久・高強度といった性能を満たす高機能フィルムの市場が拡大しています。高機能フィルムの製造においては、機能膜の形成が重要であり、その基幹工程である塗布乾燥は高度な製造技術が求められます。さらに、ロールtoロール方式で連続製造することで高生産性や低コストを実現できるため、他の工業材料分野にも応用可能な汎用性の高い基盤技術となります。
■注目ポイント
★光学フィルムを始めとする高機能フィルムの製造全般に関して大手企業にて経験や技術を蓄積した講師が現場で活用できる情報をご提供!
★塗布乾燥に関する設備やプロセスの技術、技術課題に関して一括して学ぶことができる機会をご提供!
★塗布乾燥工程における欠陥などの実際に発生するトラブルやその対策などについて重要ポイントをわかりやすく解説!
講座担当:牛田孝平
≪こちらの講座は、WEB上での開催のオンライン講座になります≫
【時間】 13:00-17:00
【講師】ホサナ技研 代表 小川 正太郎 氏
【講演主旨】
プラスチックフィルムは、電子、医療、食品など、ほとんど全ての産業で使用される不可欠な材料です。特に通信・エネルギー分野では、高耐久・高強度といった性能を満たす高機能フィルムの市場が拡大しています。高機能フィルムの製造においては、機能膜の形成が重要であり、その基幹工程である塗布乾燥は高度な製造技術が求められます。さらに、ロールtoロール方式で連続製造することで高生産性や低コストを実現できるため、他の工業材料分野にも応用可能な汎用性の高い基盤技術となります。
本セミナーでは、塗布乾燥技術における重要な課題として、実際の製造で発生する様々な欠陥とその対策、ならびに溶剤使用や環境に関わる課題とその対応について、具体的な事例を交えながら解説します。
【プログラム】
1. 高機能(機能性)フィルム
1-1. 高機能フィルムとは
1-2. 高機能フィルムの構成と樹脂/フィルムの種類
1-3. 高機能フィルムの製造
1-4. 環境問題を含む現状の課題について(プラゴミ問題、VOC、脱炭素など)
2. 塗布技術と課題
2-1. 塗布の基礎(塗布技術のポイント、方式の分類、塗布設備の構成、方式の選択)
2-2. ロール塗布技術(リバースロールコータ、グラビアコータ、キスコータ、マイクログラビアコータ、ワイヤバーコータほか)
2-3. ロール塗布での欠陥と対策例 (リビング、ムラ、斑目、スジ、ハジキなど)
2-4. ダイ塗布技術(ダイヘッドの構造、ダイ設定~塗布開始の手順例など)
2-5. ダイ塗布技術課題(ビード安定化、コーティングウインドウ、高速化における課題など)
2-6. 諸々の工業的な課題と対策事例(塗布液起因、基材起因、設備起因、環境起因など)
2-7. 間欠塗布の方式と技術課題(端部乱れ・厚塗り対策、バックサック方式など)
3. 乾燥技術
3-1. 乾燥工程の基礎(乾燥の分類、基本原理、乾燥曲線など)
3-2. 乾燥での主要欠陥と対策(ピンホール、皮張り、乾燥ムラ、風ムラなど)
3-3. 風ムラ対策事例(乾燥風の測定法、特許における対策例など)
3-4. 乾燥に関わるさまざまな欠陥と対策(ベナールセル、ゆず肌、ちぢみシワ、ひび割れなど)
3-5. 溶剤使用に関する課題、環境対策(分離回収、リサイクル、脱溶剤など)
4. 塗布乾燥に関わる周辺工程とその技術課題、トラブル対策
4-1. ドライラミネート技術と課題、トラブル対策 (特徴、構成例、シワ対策など)
4-2. フィルムハンドリング技術と課題、トラブル対策(シワ、カール、蛇行など)
4-3. 裁断(スリッター)技術と課題、トラブル対策(バリ、カエリ、切断不良など)
4-4. 外観検査技術と課題、トラブル対策(インライン検査の方法・特徴など)
4-5. その他(表面処理、静電気対策、クリーン化など)
5.補足…多層塗布/高速塗布に関する技術と課題
5-1. 多層塗布の方式・特徴、技術課題
5-2. 高速塗布の方式・特徴、速度限界と対応施策
【質疑応答】
【キーワード】
高機能フィルム、ロールtoロール、塗工、塗布、コーティング、乾燥、欠陥、トラブル対策、スロット塗布、ダイ塗布、ロール塗布、溶剤、外観検査、膜形成、ハンドリング、裁断、スリッター、ドライラミネート、多層塗布、高速塗布
【講演のポイント】
・光学フィルムを始めとする高機能フィルムの製造全般に関して、大手企業にて経験や技術を蓄積した講師が、現場で活用できる情報を提供します
・塗布乾燥に関する、設備やプロセスの技術、さらに技術課題に関して、一括して学ぶことができる機会となります
・塗布乾燥工程において、欠陥などの実際に発生するトラブルやその対策などについて、重要ポイントをわかりやすく解説します
【習得できる知識】
・薄膜塗布に採用される数種の塗布方式ならびにその特徴
・塗布乾燥における課題、発生する欠陥とその対策例
・溶剤使用に関わる課題とその対応例
・塗布乾燥の周辺技術に関する工程や設備、技術課題内容