不織布製造技術の基礎と機能性付与の方法および新製品の開発動向と不織布産業の将来展望
★2025年9月16日WEBでオンライン開講。日本不織布協会 矢井田氏が、【不織布製造技術の基礎と機能性付与の方法および新製品の開発動向と不織布産業の将来展望】について解説する講座です。
■注目ポイント
★長年大学において不織布の研究と開発に従事した講師が不織布の基礎知識や使用する上でのポイントを解説!
- 日本不織布協会 顧問 矢井田 修 氏
【1名の場合】49,500円(税込、テキスト費用を含む)
2名以上は一人につき、16,500円が加算されます。
定員:30名
※ お申し込み後、受講票と請求書のURLが自動で返信されます。基本的にはこちらで受付完了です。開催前日16:00までに再度最終のご連絡をいたしますので、しばらくお待ちください。請求書と受講票は郵送ではないため必ずダウンロードください。また、同時に送られるWEBセミナー利用規約・マニュアルを必ずご確認ください。
※ セミナー前日夕方16:00までにWEB会議のURL、事前配布資料のパスワードについては、別途メールでご案内いたします。基本的には、事前配布資料はマイページからのダウンロードの流れとなります。なお、事前配布資料については、講師側の作成完了次第のお知らせになりますので、この点、ご理解のほどお願い申し上げます。
※ 請求書の宛名の「株式会社」や「(株)」の「会社名の表記」は、お客様の入力通りになりますので、ご希望の表記で入力をお願いします。
※ お支払いは銀行振込、クレジット決済も可能です。銀行振込でお支払いの場合、開催月の翌月末までにお支払いください。お支払いの際は、社名の前に請求書番号をご入力ください。
※ 領収書のご要望があれば、お申込み時、領収書要にチェックを入れてください。
※ 2名以上でお申し込みをされた場合は、受講票と請求書を代表者様にご連絡します。
※ 当講座では、同一部署の申込者様からのご紹介があれば、何名でもお1人につき16,500円で追加申し込みいただけます (申込者様は正規料金、お2人目以降は16,500円となります)。追加の際は、申し込まれる方が追加の方を取りまとめいただくか、申込時期が異なる場合は紹介者様のお名前を備考欄にお書きくださいますようお願いいたします。
※ なお、ご参加手続きの際、自宅住所やフリーアドレス、個人携帯番号のみで登録された場合は、ご所属確認をさせいただくことがございます。
【本セミナーの主題および状況・本講座の注目ポイント】
■本セミナーの主題および状況(講師より)
★新型コロナウイルスの感染防止用としてマスクや防護服が脚光を浴びており、その主たる材料として不織布というものが用いられており、フィルター性や防護性などの機能性に優れた材料であるという認識が高まってきています。以前は、不織布は織物や編物の副次的なものであったが、その構造的特徴や機能性が認識され、不織布の用途は急速に拡大しており、織物、編物と並んで第3の布と言われています。
★産業用繊維資材の進展とともに、様々な産業分野での不織布の利用に関心が高まっています。高性能・高機能の不織布は古くから使用されていた織物や編物と比べ、ユーザー側の知識が乏しいこともあって、適材適所の使用が難しいのが現状であります。
★日本で製造される不織布の約98%が産業用として用いられています。その用途は様々であるが、優れたコストパフォーマンスと構造的特徴である独特の繊維集合体多孔構造を活かして濾過性、吸収性、防護性、包装性、遮音性、熱遮断性、クッション性などの機能性が要求される用途で用いられることが多く、これまで右肩上がりの成長を示してきています。特に、医療・衛生分野、フィルター分野や自動車の内装・防音分野では機能性に優れた多くの新製品が開発されています。
■注目ポイント
★不織布製造技術や不織布製製品の種類や特徴を解説!
★不織布の用途や各産業用途での要求性能について解説!
★最近の不織布に関する国際見本市で見られた新製品や技術トレンドの概要を紹介!
講座担当:牛田孝平
≪こちらの講座は、WEB上での開催のオンライン講座になります≫
【時間】 10:30-16:30
【講師】日本不織布協会 顧問 矢井田 修 氏
【講演主旨】
新型コロナウイルスの感染防止用としてマスクや防護服が脚光を浴びており、その主たる材料として不織布というものが用いられており、フィルター性や防護性などの機能性に優れた材料であるという認識が高まってきている。以前は、不織布は織物や編物の副次的なものであったが、その構造的特徴や機能性が認識され、不織布の用途は急速に拡大しており、織物、編物と並んで第3の布と言われている。
日本で製造される不織布の約98%が産業用として用いられている。その用途は様々であるが、優れたコストパフォーマンスと構造的特徴である独特の繊維集合体多孔構造を活かして濾過性、吸収性、防護性、包装性、遮音性、熱遮断性、クッション性などの機能性が要求される用途で用いられることが多く、これまで右肩上がりの成長を示してきている。特に、医療・衛生分野、フィルター分野や自動車の内装・防音分野では機能性に優れた多くの新製品が開発されている。
ここでは、日本不織布業界の現状や不織布製造技術の種類や特徴、最近の技術及び商品開発の動向について詳しく述べると共に、グローバル化によるこれからの不織布業界の課題について解説する。
【プログラム】
1.はじめに
1.1 不織布とは
1.2 日本の不織布産業の現状
1.3 不織布産業発展の歴史
1.4 不織布産業発展の背景
1.5 世界の不織布産業の現状
2.不織布製造法
2.1 不織布に用いる原料繊維
2.2 不織布製造法の種類と特徴
2.2.1 ウエブの形成方法
2.2.2 ウエブの接着方法
2.2.3 不織布の仕上げ加工方法
3.不織布の主用途
3.1 衛生用途
3.2 医療用途
3.3 フィルター用途
3.4 自動車関連用途
3.5 ワイパー用途
3.6 土木・建築用途
3.7 電池セパレータ用途
3.8 その他の用途
3.9 将来性のある産業用繊維資材分野
4.不織布製造技術の動向
4.1 複合化技術の多様化
4.2 サーマルボンド技術の多様化
4.3 リサイクル関連技術の進展
4.4 エアレイ技術の多様化
4.5 スパンレース技術の進展
4.6 極細繊維、ナノファイバー不織布製造技術の多様化
4.7 日本の不織布関連オリジナル技術及び製品
4.7.1 SJ法(スチームジェット法)
4.7.2 湿式スパンボンド法
4.7.3 V-LAP法
4.7.4 ワリフ、ミライフ
4.7.5 ブレスエアー
4.7.6 プレシゼ
5.最近の不織布関連トピックス
5.1 水解性(水洗性)の評価基準の制定問題
5.2 コロナウイルス感染防止製品(マスク、防護服等)の機能性向上
5.3 高機能自動車用吸音材の開発(EV化への対応)
5.4 セルロースナノファイバー (CNF)の不織布への適用
5.5 環境問題への対応
5.5.1 海洋プラスチック(マイクロプラスチック)問題
5.5.2 紙おむつの廃棄問題
5.6 食品衛生法の一部改正(ポジティブリスト)への対応
5.7 感染症法の改正への対応
6.最近の国際見本市で見られた不織布技術と製品の動向
6.1 INDEX2023(ジュネーブ)
6.2 ANEX2024(台北)
6.3 ITMA ASIA+CITME2024(上海)
7.不織布産業の将来動向
7.1 不織布の発展予測
7.2 不織布産業発展のための課題
【質疑応答】
【キーワード】
産業状繊維集合体、機能性材料、フレキシブル素材、不織布の構造的特徴、用途開発、防護材、フィルター材
【講演のポイント】
産業用繊維資材の進展とともに、様々な産業分野での不織布の利用に関心が高まっている。高性能・高機能の不織布は古くから使用されていた織物や編物と比べ、ユーザー側の知識が乏しいこともあって、適材適所の使用が難しいのが現状である。演者は長年大学において不織布の研究と開発に従事しており、その経験を踏まえて、不織布の基礎知識や使用する上でのポイントを解説する。
【習得できる知識】
・不織布製造技術や不織布製製品の種類や特徴の基礎知識。
・不織布の用途や各産業用途での要求性能に関する知識。
・不織布の技術開発動向。
・様々な産業用繊維資材分野で用いられる不織布に対して要求される機能性やその付与方法に関する知識。
・最近の不織布に関する国際見本市で見られた新製品や技術トレンドの概要。