【 LIVE配信・WEBセミナー】

導電助剤の最新開発動向・評価と分散技術・電池電極への応用展開

~導電性カーボンブラック・カーボンナノチューブ・グラフェンの電極材料の分散~

≪こちらはWEB講座のお申し込みURLになります≫

★リチウムイオン二次電池の特性向上に必要な導電助剤の活用法をしっかりと学ぶ!
★グラフェン、カーボン系粒子・CNTの特徴と分散剤の関係とは?いかに有効活用して併用をするか、事例からひも解く!
★リチウムイオン二次電池の電極作製プロセスを事例にした分散技術とその評価技術とは!
★正極、負極、集電箔などへの適用とその使い方、その効果とは?

セミナー番号
S230505
セミナー名
導電助剤
講師名
  • 第1部  デンカ株式会社  電池・導電材料開発部  松井 瑞樹 氏
  • 第2部  ビックケミー・ジャパン株式会社  シニアソリューションナビゲーター  若原 章博 氏
  • 第3部  株式会社ADEKA  環境材料本部 電池材料開発研究所 電池材料評価室 室長・バッテリースペシャリスト  撹上 健二 氏
開催日
2023年05月26日(金) 12:30-16:45
会場名
※会社やご自宅のパソコンで視聴可能な講座です
受講料(税込)

【1名の場合】44,000円(税込、テキスト費用を含む)
2名以上は一人につき、11,000円が加算されます。

詳細

定員:30名

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※ 当講座では、同一部署、申込者のご紹介があれば、何名でもお1人につき11,000円で追加申し込みいただけます。(申込者は正規料金、お二人目以降は11,000円となります)。追加の際は、申し込まれる方が追加の方を取り纏いただくか、申込時期が異なる場合は紹介者のお名前を備考欄にお書きくださいますよう、お願いいたします。


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【第1講】 導電性カーボンブラックの配合技術と分散技術及び電池への応用評価

【時間】 12:30-13:45

【講師】デンカ株式会社 電池・導電材料開発部 松井 瑞樹 氏

【講演主旨】

 カーボンブラックは、帯電防止や導電性付与の目的で樹脂やゴム、電池材料の添加剤として幅広く用いられています。本講演では、アセチレンブラックに関する製法、特性、物性評価法、並びに、活用方法を主体に解説します。導電性を効果的に発現させるための導電性メカニズムは、適切なアセチレンブラックの選定のみならず、配合、混練・混合プロセス等複数の要因があります。これらの要因について、技術的に重要な考え方を解説します。
 本講座では代表的な導電性カーボンブラックであるアセチレンブラックの適切な配合や分散技術をご紹介し、アセチレンブラックの導電性を最大限発揮し、リチウムイオン二次電池の特性向上に必要な知識と考え方について理解頂けるような講演にしたいと思います。


【講演キーワード】
リチウムイオン二次電池、導電材、アセチレンブラック

【講演のポイント】
アセチレンブラックの基本的な性状に加え、アセチレンブラックの導電性を最大限発揮するための技術的な考え方を、事例を踏まえて解説する。

【習得できる知識】
・アセチレンブラックの特長と基本性状の考え方
・アセチレンブラックの導電性、分散性に影響を及ぼす因子
・アセチレンブラックの特性を最大限引き出すための考え方と方法

【プログラム】

1.はじめに
2.アセチレンブラックの特性と用途
 2.1 代表的な導電性カーボンブラック
 2.2 アセチレンブラックの特長と製法と基本性状の評価方法について
 2.3 導電性カーボンブラックの特性と用途
 2.4 リチウムイオン電池用途における導電材の役割及びアセチレンブラックの適用
3.アセチレンブラックの導電性メカニズムと分散性
 3.1 アセチレンブラックの代表的な品種
 3.2 導電性、分散性に影響を及ぼす因子
 3.3 高エネルギー密度化に向けた対応
4.リチウムイオン二次電池の電極作製プロセスを事例にしたアセチレンブラックの分散技術
 4.1 用途における分散の定義及び工程分散について
 4.2 小粒径アセチレンブラックの活用術
 4.3 分散の新しい評価技術
5.小粒径ABを使用したリチウムイオン二次電池の電池特性
 5.1 小粒径化の効果と電池特性向上のメカニズム
 5.2 アセチレンブラックとカーボンナノチューブの併用事例
 5.3 まとめ

【第2講】 リチウムイオン電池用カーボン・CNT ペースト作成のための湿潤分散剤

【時間】 14:00-15:15

【講師】ビックケミー・ジャパン株式会社 シニアソリューションナビゲーター 若原 章博 氏

【講演主旨】

 導電カーボンやCNTのスラリー設計において、粘性制御や充填率のアップを図るうえで、分散安定化の概念は欠かせないものになっている。ここでは粒子の媒体への濡れ・吸着と安定化の基礎をおさらいしたうえで、カーボン系粒子に有効な湿潤分散剤の考え方を説明します。そのうえでCNTを含めた分散実験とその特性評価について、事例を紹介する。分散の基礎理論やスラリー設計になじみの方にもご理解いただけるよう、分散手順と評価・その解釈について平易な説明に努めたい。

【講演キーワード】

分散安定化、CNT分散、レオロジー、分散剤子

【講演ポイント】

塗料・インキ・カラーフィルター・インクジェットをはじめ多様なコーティング液での実績を基礎に、電池分野での積極的な添加剤開発を進めてきている。分散安定化に加え、分散液の塗布・乾燥プロセスでのトラブルへの対応技術も有しているので、多様な質問にお答えできる。

【習得できる知識】

カーボン系粒子の分散設計

分散体の評価技術

湿潤分散剤の構造と考え方

【プログラム】

1.どのようにして粒子の分散安定化を図るか、その基礎

 1-1 分散安定化のプロセスと着目点

 1-2 吸着と安定化の考え方

2.湿潤分散剤の設計思想を知る

 2-1 吸着基と相溶性鎖の役割

 2-2 分子構造のデザインの重要性

3.カーボン系粒子の分散性の向上を実現するには

 3-1 カーボン系粒子・CNTの特徴と分散剤

 3-2 NMP系での分散例

 3-3 水系での分散例

4.電池特性の確認


【第3講】 リチウムイオン二次電池用グラフェンの開発

【時間】 15:30-16:45

【講師】株式会社ADEKA 環境材料本部 電池材料開発研究所 電池材料評価室 室長・バッテリースペシャリスト 撹上 健二 氏

【講演主旨】

 リチウムイオン二次電池の高性能化は、GSC推進とSDGs達成に向けて必要不可欠であり、長寿命化、充電・放電の高速化、使用温度域の拡大、高電圧化などが要求されている。

 本講座では、グラフェンのリチウムイオン二次電池用導電助剤としての機能について解説する。そして、当社が開発している産業型グラフェン「Thick-Graphene」と他カーボン材料との違いについて説明し、当社グラフェンの正極・負極および集電体コートへの適用による上記性能の改善例を示すことで、リチウムイオン二次電池の高性能化指針を提示する。

【講演キーワード】

リチウムイオン二次電池、LIB、導電助剤、グラフェン、分散液、低抵抗、長寿命、高速充放電、高電圧、集電体コート

【講演ポイント】

産業型グラフェン(量産を志向した厚いグラフェン)を活用したリチウムイオン二次電池高性能化のソリューションを提示する。正極への適用効果を中心に、負極や集電体コーティング材への適用についても解説する。

【習得できる知識】

リチウムイオン二次電池、導電助剤、グラフェン、低抵抗化に関する知識

【プログラム】

1.株式会社ADEKAの紹介

2.リチウムイオン二次電池と導電助剤

3.グラフェンの導電助剤としての可能性

 3-1 グラフェンとは?

 3-2 市販のグラフェン

 3-3 導電助剤として期待される効果

4.ADEKAのグラフェン ~Thick-Graphene~

 4-1 基本物性と分散液

 4-2 正極への適用効果 ~電極助剤としての働き~

 4-3 負極への適用効果

 4-4 集電体用コーティング材としての展開


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