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積層セラミックコンデンサ(MLCC)の 大容量化・小型化に向けた各種部材の開発動向と展望

~チタン酸バリウムの開発および内部電極/外部電極の技術・製造方法・特性評価~

≪こちらはWEB講座のお申し込みURLになります≫

■本セミナーの主題および状況
→積層セラミックコンデンサ(MLCC)は、電気信号を一時的に貯蔵する目的で使用されるコンデンサの一種であり、その小型化、高い電気容量、高い耐圧、低インダクタンスなどの特性から、電子機器や電子回路において幅広い用途で使用されています。

→スマートフォン、タブレット、ノートパソコン、家電製品など、さまざまな電子機器にはMLCCが多数使用されており、今後もMLCC市場の成長が期待されています。


■注目ポイント

★MLCCの小型化に伴い、誘電体の素原料である高純度酸化チタンの小粒径化、チタン酸バリウムの小粒径化、結晶性の向上等、電子部品メーカーのニーズに応えるべく、如何に開発を進めてきたのか紹介!

★チタン酸バリウムは今日最も利用されている無機機能性材料であり、その誘電分極機構はかなり複雑なため、本講演ではそれを詳しく解説すると共に、応用上重要なサイズ効果についても説明!

★MLCC内部電極/外部電極の技術・製造方法・特性評価を歴史から始まって最新情報まで解説する。

セミナー番号
S231032
セミナー名
MLCC 各種部材
講師名
  • 第1部  特定非営利活動法人 サーキットネットワーク  理事長  梶田 栄 氏
  • 第2部  東京工業大学  物質理工学院材料系/准教授  保科 拓也 氏
  • 第3部  東邦チタニウム株式会社  技術戦略本部 分析センター/主幹  堺 英樹 氏
  • 第4部  防衛大学校   名誉教授/大阪公立大学 客員教授 工学博士  山本 孝 氏
開催日
2023年10月26日(木) 10:30-16:50
会場名
※会社やご自宅のパソコンで視聴可能な講座です
受講料(税込)

【1名の場合】55,000円(税込、テキスト費用を含む)
2名以上は一人につき、11,000円が加算されます。

詳細

定員:30名


※ お申し込み後、受講票と請求書のURLが自動で返信されます。郵送ではないため必ずダウンロードください。また、同時に送られるWEBセミナー利用規約・マニュアルを必ずご確認ください。
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※ 2名以上でお申し込みをされた場合は、受講票と請求書を代表者様にご連絡します。
※ 当講座では、同一部署の申込者様からのご紹介があれば、何名でもお1人につき11,000円で追加申し込みいただけます (申込者様は正規料金、お2人目以降は11,000円となります)。追加の際は、申し込まれる方が追加の方を取りまとめいただくか、申込時期が異なる場合は紹介者様のお名前を備考欄にお書きくださいますようお願いいたします。
※ なお、ご参加手続きの際、自宅住所やフリーアドレス、個人携帯番号のみで登録された場合は、ご所属確認をさせいただくことがございます。


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【第1講】 小型大容量化にむけたMLCCの最新動向と今後の展望~MLCC の特性と最新動向、今後の展望~(仮題)

【時間】 10:30-11:45

【講師】特定非営利活動法人 サーキットネットワーク 理事長 梶田 栄 氏

【講演主旨】

※現在講師の先生に最新の講演主旨をご考案いただいており、完成次第本ページを更新いたします。

 

【プログラム】

※現在講師の先生に最新のプログラムをご考案いただいており、下記の内容は変更する可能性がございます。

はじめに
1. コンデンサ
 1.1 コンデンサの種類
 1.2 コンデンサの用途
  1.2.1 平滑用途
  1.2.2 カップリング用途
  1.2.3 デカップリング用途
  1.2.4 フィルター用途(LCフィルター)
2. セラミックコンデンサ
 2.1 種類1 温度補償系コンデンサ
 2.2 種類2 高誘電率系コンデンサ
 2.3 種類3 半導体コンデンサ
3. MLCC
 3.1 構造
  3.1.1 グリーンシート
  3.1.2 内部電極
  3.1.3 外部電極
 3.2 特性
  3.2.1 温度特性
  3.2.2 電圧特性
 3.3 規格
  3.3.1 サイズと呼称
  3.3.2 静電容量の表記
  3.3.3 MLCCの製品ラインアップ
 3.4 信頼性
  3.4.1 故障モード
  3.4.2 信頼性試験
  3.5.1 ESRとESL
  3.5.2 電歪効果
  3.5.3 クラック
 3.5 MLCCの課題
 3.6 使用上の注意点
4. 今後の動向
 4.1 大容量化
 4.2 基板内蔵化
 4.3 MLCCの梱包
 4.4 小型化
おわりに

【質疑応答】


【第2講】 チタン酸バリウムの誘電物性と積層セラミックスコンデンサの課題

【時間】 12:45-14:00

【講師】東京工業大学 物質理工学院材料系/准教授 保科 拓也 氏

【講演主旨】

 積層セラミックスコンデンサ(MLCC)は、生産量で年間数兆個にも達するファインセラミックス産業最大の製品である。MLCCの誘電体層の主原料であるチタン酸バリウムは誘電体産業におけるエース材料として確固たる地位を築いているが、その最たる要因は使用温度域で誘電率が非常に高いことである。
 本講演では、まずこの理由を分極機構に基づいて詳しく解説する。一方、MLCCの小型化・高容量化・高性能化のためには、幾つかの技術的課題が山積している。特に、チタン酸バリウムの誘電率がグレインサイズによって変化する「サイズ効果」は、次世代のMLCCを開発する上で重要な知見であると考えられるので、この現象を説明する。


【プログラム】

1.はじめに

2.積層セラミックスコンデンサの基礎と技術的課題
 2-1 MLCCの特徴
 2-2 MLCCの現状と技術課題

3.誘電現象の基礎とチタン酸バリウムの誘電分極機構
 3-1 誘電現象、誘電性の微視的起源
 3-2 チタン酸バリウムの強誘電性と分極機構
 3-3 リラクサー強誘電体の分極機構

4.チタン酸バリウム系強誘電体のサイズ効果
 4-1 チタン酸バリウムセラミックスのサイズ効果
 4-2 微量添加物のサイズ効果への影響

5.まとめ

【質疑応答】


【キーワード】
チタン酸バリウム, BaTiO3, サイズ効果, MLCC, 積層セラミックコンデンサ


【講演のポイント】
誘電特性の巨視的・微視的起源に関して基礎から講演します。チタン酸バリウムは今日最も利用されている無機機能性材料ですが、その誘電分極機構はかなり複雑です。本講演ではそれを詳しく解説すると共に、応用上重要なサイズ効果についても説明します。


【習得できる知識】
・積層セラミックスコンデンサ(MLCC)の基礎と技術的課題
・誘電特性の基礎
・チタン酸バリウム系材料の誘電分極機構
・チタン酸バリウムのサイズ効果


【第3講】 MLCC用高純度酸化チタン及びチタン酸バリウム超微粉化技術

【時間】 14:10-15:25

【講師】東邦チタニウム株式会社 技術戦略本部 分析センター/主幹 堺 英樹 氏

【講演主旨】

 MLCC(積層セラミックコンデンサー)の小型化に伴い、誘電体の素原料である高純度酸化チタンの小粒径化、チタン酸バリウムの小粒径化、結晶性の向上等、電子部品メーカーのニーズに応えるべく、如何に開発を進めてきたのか、簡単に紹介する。


【プログラム】

1.気相法酸化チタンの開発
 1-1 結晶系
 1-2 酸化チタンの製法
 1-3 MLCC用誘電体原料に求められる品質特性
 1-4 気相法におけるアナターゼ、ルチル各種合成方法
 1-5 球状TiO2による球状BaTiO3の合成例

2.液相法チタン酸バリウムの開発例
 2-1 合成コロイド法チタン酸バリウムの開発

【質疑応答】


【キーワード】
MLCC、球状粒子、気相法、液相法、チタン酸バリウム、酸化チタン、ルチル、アナターゼ、積層セラミックコンデンサー、誘電体

【講演のポイント】
・固相法BT用素原料である酸化チタンに関する知見が、専門外の技術者にもわかりやすく解説。
・気相法における酸化チタンの反応メカニズム等に関する知見が、専門外の技術者にもわかりやすく解説。
・液相法に関するBT合成反応に関する知見が、専門外の技術者にもわかりやすく解説。
・固相法におけるBT合成メカニズム等に関する知見が、専門外の技術者にもわかりやすく解説。


【習得できる知識】
・固相法BT用素原料である酸化チタンに関する知見が得られる。
・気相法における酸化チタンの反応メカニズム等に関する知見が得れる。
・液相法に関するBT合成反応に関する知見が得られる。
・固相法におけるBT合成メカニズム等に関する知見が得られる。


【第4講】 MLCCの内部電極/外部電極の技術・製造方法・特性評価

【時間】 15:35-16:50

【講師】防衛大学校  名誉教授/大阪公立大学 客員教授 工学博士 山本 孝 氏

【講演主旨】

 積層セラミックスコンデンサー(MLCC) は電子機器で数多く使用されている.更に,Beyond 5G(6G)においては必須の小型受動部品である。一方、自動車のEV化が急速に進み、パワートレインに使用されるMLCCには大容量・小型化に加えて”高信頼性”対応の需要が急増している。積層セラミックスコンデンサー(MLCC) は電極/誘電体/電極構造が積み上げられた単純構造である.MLCCに使用される誘電体料は,作成条件(大気中焼成,還元雰囲気焼成),使用条件(温度範囲,高電圧負荷)等で変わってきた.チップサイズは年々小型化し0201タイプ(0.2×0.1mm) の実用化も始まっている,多分,このサイズで進展は止まるであろう.同様に/同時に,MLCCに使用される電極材料も,誘電体材料に伴って,パラジウム(Pd)からニッケル(Ni),銅(Cu)に変わってきた.自動車のEV化が進み、高温対応MLCC,高DC耐圧 所謂 “高信頼性” 対応の需要が求められCOG, U2J,NP0規格で代表されるMLCCが急増してきた.
 当講座では<電極材料(内部電極/外部電極)> を中心に 内部電極,外部電極の技術・製造を詳細に解説する.


【プログラム】

・MLCCの”高信頼性”対応,COG(NP0),U2J規格,DCバイアス特性
・低ESLコンデの電極構造,電極構造から見た高周波対応MLCC
・MLCC用Ni粉製造法,蒸発・凝縮法(PVD),気相反応法(CVD),沈殿法,共沈法,脱溶媒法,噴霧熱分解法
・高積層・高容量MLCCのためのNi内部電極用Ni微粒子,厚み,供材
・段焼成法のNi内部電極の効果,カバーレッジの向上
・Ni内部電極の成形メカニズム (膜断面の観察), Ni内部電極の連続性(カバーレッジ))向上のメカニズム
・高速焼成による」Ni内部電極の向上(カバーレッジの増加)
・Ni電極向上のために(Ni微粒子径,粒度分布,供材添加,フィルタリング)
・MLCC内部電極のプラズマ法に(PVD)よるNi微粒子作製
・Ni内部電極の連続性の向上, MLCCのNi-Sn内部電極の特徴
・Ni電極印刷法(グラビア印刷),グラビア印刷用Niペーストの現状
・シリコンキャパシター(温度特性,DC特性)
・MLCC外部電極 (高温信頼性) 
・U2J規格対応MLCC (Yageo)
・グラフェン電極内蔵のBaTiO3モノレイヤのキャパチター(産総研中部)

【質疑応答】


【キーワード】
MLCCの高温特性,耐DC特性とは。


【講演のポイント】
・MLCC内部電極/外部電極の技術・製造方法・特性評価を歴史から始まって最新情報まで解説する。


【習得できる知識】
MLCC内部電極/外部電極の 技術
MLCC内部電極/外部電極の 製造方法
MLCC内部電極/外部電極の 特性評価


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