【 LIVE配信・WEBセミナー】

国内外におけるペロブスカイト太陽電池の技術開発・市場動向と特許 ~日本が勝つための最新技術情報に基づく特許戦略~

★2024年10月18日WEBでオンライン開講。東京大学 瀬川氏、株式会社富士経済 川合氏、SK弁理士法人 奥野氏の3名が国内外におけるペロブスカイト太陽電池の技術開発・市場動向と特許~日本が勝つための市場特許戦略~について解説する講座です。

■本講座の注目ポイント

国産再エネとして期待されるペロブスカイト太陽電池。その開発状況の現状と市場規模予測、国内外主要企業の取り組みとロードマップ、海外特許出願動向と勝ち抜くために求められる特許戦略、そして最新情報に基づいた特許戦略の分析“勝つ“ためのペロブスカイト太陽電池の戦略が多角的に学習、習得できます!


セミナー番号
S241043
セミナー名
ペロブスカイト太陽電池 特許戦略
講師名
  • 第1部  国立大学法人東京大学  大学院総合文化研究科広域科学専攻長 教授(東大先端研兼務/東大工化学システム工学兼務)  瀬川 浩司 氏
  • 第2部  株式会社富士経済  ソーシャル・ソリューション事業部/ミドルエキスパート  川合 洋平 氏
  • 第3部  SK弁理士法人  代表社員  奥野 彰彦 氏
開催日
2024年10月18日(金) 13:00-17:15
会場名
※会社やご自宅のパソコンで視聴可能な講座です
受講料(税込)

【1名の場合】49,500円(税込、テキスト費用を含む)
2名以上は一人につき、16,500円が加算されます。

詳細

定員:30名

※ お申し込み後、受講票と請求書のURLが自動で返信されます。基本的にはこちらで受付完了です。開催前日16:00までに再度最終のご連絡をいたしますので、しばらくお待ちください。請求書と受講票は郵送ではないため必ずダウンロードください。また、同時に送られるWEBセミナー利用規約・マニュアルを必ずご確認ください。

※ セミナー前日夕方16:00までにWEB会議のURL、事前配布資料のパスワードについては、別途メールでご案内いたします。基本的には、事前配布資料はマイページからのダウンロードの流れとなります。なお、事前配布資料については、講師側の作成完了次第のお知らせになりますので、この点、ご理解のほどお願い申し上げます。

※ 請求書の宛名の「株式会社」や「(株)」の「会社名の表記」は、お客様の入力通りになりますので、ご希望の表記で入力をお願いします。

※ お支払いは銀行振込、クレジット決済も可能です。銀行振込でお支払いの場合、開催月の翌月末までにお支払いください。お支払いの際は、社名の前に請求書番号をご入力ください。

※ 領収書のご要望があれば、お申込み時、領収書要にチェックを入れてください。

※ 2名以上でお申し込みをされた場合は、受講票と請求書を代表者様にご連絡します。

※ 当講座では、同一部署の申込者様からのご紹介があれば、何名でもお1人につき16,500円で追加申し込みいただけます (申込者様は正規料金、お2人目以降は16,500円となります)。追加の際は、申し込まれる方が追加の方を取りまとめいただくか、申込時期が異なる場合は紹介者様のお名前を備考欄にお書きくださいますようお願いいたします。

※ なお、ご参加手続きの際、自宅住所やフリーアドレス、個人携帯番号のみで登録された場合は、ご所属確認をさせいただくことがございます。


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【本セミナーの主題および状況・本講座の注目ポイント】

■本セミナーの主題および状況

★国産再エネとして期待されるペロブスカイト太陽電池の開発状況の現状、市場規模予測、国内外主要企業の取り組みとロードマップ、そして海外特許出願動向と勝ち抜くために求められる特許戦略について学習、習得できます!

■注目ポイント

★国産再エネとして期待されるペロブスカイト太陽電池の技術開発の現状と今後の展望について学習、習得できる!

★新型・次世代太陽電池の市場規模推移、開発ロードマップなどについて学習、習得できる!

★ペロブスカイト太陽電池の国内外主要企業の取り組み、参入状況・開発動向、今後の市場環境の変化と長期展望などについて学習、習得できる!

★ペロブスカイト太陽電池の海外特許出願動向と勝ち抜くために求められる特許戦略、そして研究開発動向の最新の状況に基づいた特許戦略の分析学習、習得できる!



【第1講】 国産再エネとして期待されるペロブスカイト太陽電池 ―技術開発の現状と展望―

【時間】 13:00-14:15

【講師】国立大学法人東京大学 大学院総合文化研究科広域科学専攻長 教授(東大先端研兼務/東大工化学システム工学兼務) 瀬川 浩司 氏

【講演主旨】

結晶シリコン太陽光発電は、日本の再生可能エネルギーの主力を担ってきたが、現在は中国からの輸入が大部分となり、設置場所の問題も顕在化し導入が頭打ちになっている。この状況を打開する次世代太陽電池としてペロブスカイト太陽電池に期待が集まっている。
ペロブスカイト太陽電池は、国産調達可能な材料を使用しており、軽量化が可能で設置場所拡大も期待され、実験室レベルのエネルギー変換効率は26%超を記録している。本講演ではこのペロブスカイト太陽電池の研究開発の現状と展望について紹介する。


【プログラム】

1.日本の再生可能エネルギーの現状
2.「ペロブスカイト太陽電池」とはどんなものなのか
3.ペロブスカイト太陽電池が期待される理由
4.ペロブスカイト太陽電池の種類と特徴
5.ペロブスカイト太陽電池が拓くエネルギー利用の未来
6.質疑応答



【第2講】 ペロブスカイト太陽電池の市場予測、海外情勢および日本の勝ち筋

【時間】 14:30-15:45

【講師】株式会社富士経済 ソーシャル・ソリューション事業部/ミドルエキスパート 川合 洋平 氏

【講演主旨】

新型・次世代太陽電池として本命視されるペロブスカイト太陽電池は、生産・量産技術や施工技術の検証など、事業化に近い開発段階に進みつつあります。日本は国土面積あたりの太陽電池導入量が主要国1位であり、さらなる普及に向けては軽量・柔軟等の特徴を兼ね備え、性能面でも既存太陽電池に匹敵する新型・次世代太陽電池が不可欠となっています。日本メーカーの復権、世界市場への展開が期待される分野ですが、欧州や中国では商用化で先行するメーカーも見られており、開発の加速が求められています。本講演はペロブスカイト太陽電池市場の全体像と今後の見通しを示します。


【プログラム】

1.各種太陽電池の特性比較

2.太陽電池市場の概要/市場予測

3.新型・次世代太陽電池の市場規模推移

4.新型・次世代太陽電池の開発ロードマップ

5.主要構成部材の種類・原料・モジュール構成

6.アプリケーション(応用製品)の開発動向

7.国内主要企業の参入状況・開発動向

8.海外主要企業の参入状況・開発動向

9.具体的な取り組み例

10.今後の市場環境の変化と長期展望

質疑応答


【キーワード】

ペロブスカイト太陽電池、国内市場規模、世界市場規模、開発ロードマップ、アプリケーション(応用製品)、ガラス基板/フィルム基板、単接合型/タンデム型


【講演者の最大のPRポイント】

企業・団体からの受託によるリサーチ&コンサルティング業務のほか、主に以下の調査レポートの企画立案・調査業務に携わっている。
・「新型・次世代太陽電池の開発動向と市場の将来展望」
・「太陽電池関連技術・市場の現状と将来展望」
・「再生可能エネルギー発電関連システム・サービス市場/参入企業実態調査」
・「発電~調達~小売に至るグリーン電力市場の全体像・将来予測調査」
その他、再生可能エネルギー発電システム/電力自由化市場に関する受託調査多数


【習得できる知識】

ペロブスカイト太陽電池の市場規模予測、国内外主要企業の取り組みとロードマップ、アプリケーション(応用製品)の開発動向、など



【第3講】 海外特許出願動向と勝ち抜くために求められる特許戦略

【時間】 16:00-17:15

【講師】SK弁理士法人 代表社員 奥野 彰彦 氏

【講演主旨】

新型・次世代太陽電池として本命視されるペロブスカイト太陽電池は、①フィルム基板型、②ガラス基板型、③タンデム型の3種類の方向性で実用化に向けた開発が行われている。
このうち、マスコミにおいては、①フィルム基板型が、曲がる太陽電池ということで、一般人の目から見てテレビ映えするために最有力であるかのように報道されているが、その点には注意が必要である。実際にペロブスカイト太陽電池が実用化される際には、最終需要者はマスコミや一般人ではなく、BtoBの建材メーカーや住宅メーカーなどになる可能性が高いために、マスコミ受けすることは競争力の根幹にはならないためである。
例えば、マスコミには無視されている②ガラス基板型の場合、①フィルム基板型のように曲がりやすくはないために、マスコミ受けは悪いが、水分に弱いペロブスカイト太陽電池の耐久性の向上にきわめて有利であり、導電層に特殊な材料を用いなくても済むために製造コストも低く済み、建材として用いた場合の施工性もよいというメリットがある。
また、同様にマスコミには無視されている③タンデム型の場合、今後、大量に発生するであろうメガソーラー太陽光発電所におけるシリコン型太陽電池の設備更新に大規模に採用される可能性があるというメリットがある。もっとも、通常のシリコン型太陽電池に比べて③タンデム型の変換効率は、せいぜい数%の上乗せに過ぎないため、果たして、コストパフォーマンスを考えると、メガソーラー太陽光発電所における設備更新の際に実際に採用されるかどうか?については疑問が残る。



【プログラム】

1.3つのタイプのペロブスカイト太陽電池
 ①フィルム基板型
 ②ガラス基板型
 ③タンデム型

2. フィルム基板型の材料
 ①フィルム基板 アイエスティ カネカ 麗光
 ②透明電極(ITO) 星光PMC 麗光
 ③電子輸送層 三菱マテリアル デンカ
 ④ペロブスカイト層 伊勢化学工業 合同資源 K&Oヨウ素
 ⑤正孔輸送層 三菱ケミカル 日産化学 イムラジャパン 保土谷化学工業 日本精化 日本ゼオン
 ⑥裏面電極 星光PMC 日本ゼオン
 ⑦封止材 積水化学工業 MOREESCO
 ⑧バリアフィルム 積水化学工業

3. ガラス基板型の材料
 ①ガラス基板 日本電気硝子
 ②透明電極(FTO) 日本電気硝子
 ③電子輸送層 三菱マテリアル デンカ
 ④ペロブスカイト層 伊勢化学工業 合同資源 K&Oヨウ素
 ⑤正孔輸送層 三菱ケミカル 日産化学 イムラジャパン 保土谷化学工業 日本精化 日本ゼオン
 ⑥裏面電極 星光PMC 日本ゼオン
 ⑦封止材 積水化学工業 MOREESCO

4.タンデム型の材料
 ①ガラス基板 日本電気硝子
 ②透明電極(FTO) 日本電気硝子
 ③電子輸送層 三菱マテリアル デンカ
 ④ペロブスカイト層 伊勢化学工業 合同資源 K&Oヨウ素
 ⑤正孔輸送層 三菱ケミカル 日産化学 イムラジャパン 保土谷化学工業 日本精化 日本ゼオン
 ⑥裏面電極 星光PMC 日本ゼオン
 ⑦封止材 積水化学工業 MOREESCO
 ⑧中間層 カネカ

5. ペロブスカイト太陽電池の製造方法
 ①透明電極形成
 ②発電層塗布(電子輸送層→ペロブスカイト層→正孔輸送層)
    ウェット法 エネコートの超強力な基本特許有り トヨタなどからの55億円投資の決め手になったと想定される
      スピンコート ラボでの実験用 量産には向かない
      ロールtoロール(ダイコート) 積水化学 エネコート
      ロールtoロール(インクジェット)リコー
      シートtoシート(メニスカス) 東芝
      シートtoシート(スプレー) アイシン
      シートtoシート(インクジェット) パナソニック エネコート
    蒸着法 PXPがエネコートの基本特許を回避するために採用 大面積の成膜可能 高コスト
 ③パターニング
 ④裏面電極形成
 ⑤パッケージング
 ⑥ペロブスカイト太陽電池の製造プロセスで発生する廃棄物処理

6. 完成品メーカー
 ①積水化学連合
    大阪万博
    東京都
    JR西日本
    NTTデータ
    第一生命
    東京電力
 ②エネコート連合
    トヨタ
    KDDI
    三菱マテリアル
    日揮
    三井不動産
    神奈川県
 ③宮坂コンソーシアム
    ベクセル
    マクニカ
    麗光
    MORESSO
    三菱ケミカル
    合同資源
    中国ペロブスカイトスタートアップ連合
 ④独立勢力
    パナソニック
    アイシン
    カネカ
    シャープ

7. アカデミア
 ①宮坂研(桐蔭横浜大学) ベクテルを生み出す 中国ペロブスカイトスタートアップ連合を生み出す
 ②若宮研(京都大学) エネコートを生み出す
 ③瀬川研(東京大学) JOTARO NOWは必読
 ④峯元研(立命館大学) Youtube太陽光発電大学 スカラーズでペロブスカイトの研究開発コンサル実施中
 ⑤伊藤研(兵庫県立大学) ペロブスカイトの耐久性向上の第一人者 スカラーズに参画

8. 宮坂研が生みだしてしまった中国ペロブスカイトスタートアップ連合
 ①杭州繊納光電科技
 ②協鑫光電材料
 ③極電光能
 ④万度光能
 ⑤大正微納科技
 ⑥仁燦光能
 ⑦深圳無限光能科技
 ⑧晶科能源
 ⑨愛康科技
 ⑩通威集団
 ⑪上海電気集団恒義光伏科技

9. その他の海外勢力
 ①Hanwha Q CELLS(韓国)
 ②Oxford PV(英国)
 ③Saule Technologies(ポーランド)

10. 日本企業への提言
 3つのタイプのペロブスカイト太陽電池
 ①フィルム基板型
 ②ガラス基板型
 ③タンデム型
 のいずれが主流になったとしても勝ち残れる事業戦略・研究開発戦略・知財戦略を構築すべき
 日本勢は材料+製造プロセスに強みがある
 材料+製造装置を抑えることにより、どのタイプが主流になっても売上+利益を確保できる

質疑応答


【キーワード】

ペロブスカイト太陽電池、フィルム基板型、ガラス基板型、タンデム型、宮坂力教授ノーベル賞候補、エネコート55億円資金調達、フィルム基板、透明電極(ITO)、電子輸送層、ペロブスカイト層、正孔輸送層、裏面電極、封止材、バリアフィルム、ガラス基板、透明電極(FTO)、中間層、透明電極形成、発電層塗布、ウェット法、スピンコート、ロールtoロール(ダイコート)、ロールtoロール(インクジェット)、シートtoシート(メニスカス)、シートtoシート(スプレー)、シートtoシート(インクジェット)、蒸着法、パターニング、裏面電極形成、パッケージング


【講演者の最大のPRポイント】

奥野弁理士がペロブスカイト太陽電池に詳しい背景には、奥野弁理士が京大ボート部時代に直々のコーチを受けていた伊藤省吾先生が日本を代表するペロブスカイト太陽電池の研究の権威になっちゃったからということがあります。不肖の後輩として、伊藤省吾先生から色々とペロブスカイト太陽電池の研究開発動向について教えていただいたことは光栄であるとともに、不思議なご縁にちょっと感動しております。
奥野弁理士が東大大学院の修士課程にいたときに、同じく東大大学院の博士課程におられた伊藤省吾先生と一緒にボートを漕いで、隅田川レガッタ(激猿ローイングクラブ8+)で優勝した思い出も忘れられないです!ミス墨田区からもらったアサヒ・スーパードライ1年分+お米1年分の優勝賞品を担いで、試合用にボートを貸してくれた東京医科歯科大学の艇庫にお邪魔して徹夜で大騒ぎしたのは楽しかったです。
兵庫県立大学大学院工学研究科 材料・放射光工学専攻工学博士 教授
産学連携・研究推進機構 水素エネルギー共同研究センター長
学長特別補佐(異分野融合研究推進担当)
伊藤省吾 先生
今回の「海外特許出願動向と勝ち抜くために求められる特許戦略」のセミナー講師を受任するにあたって、姫路にある兵庫県立大学にお邪魔して、伊藤省吾先生から、ペロブスカイト太陽電池の研究開発動向の最新の状況について個人授業を受けてきました。そちらの最新情報に基づいて特許戦略の分析をしましたので、ご期待ください。


【習得できる知識】

3つのタイプのペロブスカイト太陽電池
 ①フィルム基板型
 ②ガラス基板型
 ③タンデム型
の材料、製造プロセスに関する特許戦略について、
日本のアカデミアで、ペロブスカイト太陽電池の研究でトップ5の業績を挙げておられる
兵庫県立大学 伊藤省吾 先生 直伝の最新情報に基づいて学ぶことができます。





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