≪急速充電の課題を解決する≫次世代のスーパーキャパシタ・リチウムイオンキャパシタに向けた電極材料での改善と評価・高出力化と耐久性向上
~LiCのプレドープ技術・高出力/高容量化・蓄電デバイスへの展開・AZUL触媒の電極への展開~
★2024年12月25日WEBでオンライン開講。 旭化成株式会社 岡田氏、武蔵エナジーソリューションズ株式会社 安東氏、東北大学 信雄 藪先生がそれぞれ次世代のスーパーキャパシタ・リチウムイオンキャパシタに向けた 電極材料での改善と評価・高出力化と耐久性向上について解説する講座です。
■注目ポイント
★キャパシタの容量向上に向けた、新規リチウムプレドープ技術を用いたリチウムイオンキャパシタ!またあこの事業展開いついてはどう考えているのか?
★電極材料の改善として、分子吸着を用いたキャパシタの容量向上の研究動向とは?
★EVや産業機器、非常用バックアップなど、電池の急速充電の課題をうまく改善するためのキャパシタの使い方とは?
★負極用SEI膜の解明はどう進んでいるか?プレドープのコストや課題は新規プレドープ技術でどう克服できるか?
★LiCの用途展開としての電力貯蔵や電力供給への有効性は?産業機械、輸送機などの展開の現状とは?
- 第1部 旭化成株式会社 研究・開発本部 蓄エネルギー研究所 蓄電システム開発部 部長 リードエキスパート 岡田 宣宏 氏
- 第2部 武蔵エナジーソリューションズ株式会社 安東 信雄 氏
- 第3部 東北大学 材料科学高等研究所 デバイス・システムグループ 教授・主任研究者 東北大学 材料科学高等研究所 水素科学GXオープンイノベーションセンター 副センター長 藪 浩 氏
●1名様 :49,500円(税込、資料作成費用を含む)
●2名様以上:16,500円(お一人につき)
※受講料の振り込みは、開催翌月の月末までで問題ありません
定員:30名
※ お申し込み後、受講票と請求書のURLが自動で返信されます。基本的にはこちらで受付完了です。開催前日16:00までに再度最終のご連絡をいたしますので、しばらくお待ちください。請求書と受講票は郵送ではないため必ずダウンロードください。また、同時に送られるWEBセミナー利用規約・マニュアルを必ずご確認ください。
※ セミナー前日夕方16:00までにWEB会議のURL、事前配布資料のパスワードについては、別途メールでご案内いたします。基本的には、事前配布資料はマイページからのダウンロードの流れとなります。なお、事前配布資料については、講師側の作成完了次第のお知らせになりますので、この点、ご理解のほどお願い申し上げます。
※ 請求書の宛名の「株式会社」や「(株)」の「会社名の表記」は、お客様の入力通りになりますので、ご希望の表記で入力をお願いします。
※ お支払いは銀行振込、クレジット決済も可能です。銀行振込でお支払いの場合、開催月の翌月末までにお支払いください。お支払いの際は、社名の前に請求書番号をご入力ください。
※ 領収書のご要望があれば、お申込み時、領収書要にチェックを入れてください。
※ 2名以上でお申し込みをされた場合は、受講票と請求書を代表者様にご連絡します。
※ 当講座では、同一部署の申込者様からのご紹介があれば、何名でもお1人につき16,500円で追加申し込みいただけます (申込者様は正規料金、お2人目以降は16,500円となります)。追加の際は、申し込まれる方が追加の方を取りまとめいただくか、申込時期が異なる場合は紹介者様のお名前を備考欄にお書きくださいますようお願いいたします。
※ なお、ご参加手続きの際、自宅住所やフリーアドレス、個人携帯番号のみで登録された場合は、ご所属確認をさせいただくことがございます。
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【【本セミナーの主題および状況 本講座の注目ポイント】】
■注目ポイント
★キャパシタの容量向上に向けた、新規リチウムプレドープ技術を用いたリチウムイオンキャパシタ!またあこの事業展開いついてはどう考えているのか?
★EVや産業機器、非常用バックアップなど、電池の急速充電の課題をうまく改善するためのキャパシタの使い方とは?
★負極用SEI膜の解明はどう進んでいるか?プレドープのコストや課題は新規プレドープ技術でどう克服できるか?
★LiCの用途展開としての電力貯蔵や電力供給への有効性は?産業機械、輸送機などの展開の現状とは?
講座担当:青木良憲
≪こちらの講座は、WEB上での開催のオンライン講座になります≫
【第1講】 リチウム化合物を用いたプレドープ技術によるリチウムイオンキャパシタ
【時間】 13:00-14:15
【講師】旭化成株式会社 研究・開発本部 蓄エネルギー研究所 蓄電システム開発部 部長 リードエキスパート 岡田 宣宏 氏
【講演主旨】
弊社が開発したリチウム化合物を用いた新規プレドープ技術ついて、以下の視点から説明する。
【プログラム】
1.弊社のご紹介
2.リチウム化合物を用いたプレドープ技術について
2-1 リチウムイオンキャパシタ(LiC)とは
2-2 リチウムプレドープ技術とは
2-3 リチウム化合物によるリチウムドーピング技術開発
2-4 プロセス技術確立とLiC特性
3.本プレドープ技術を用いたLiCの事業展開
3-1 用途展開(電力貯蔵、産業機械/輸送機など)
3-2 ライセンスビジネス
4.キャパシタの将来展望
4-1 高容量型キャパシタの紹介
5.本プレドープ技術のリチウムイオン電池(LiB)への適用
5-1 炭酸リチウム分解電圧の低減技術
5-2 SiO混合負極系LiBへの適用技術
5-3 競合技術との比較
6.本プレドープ技術の将来展望
6-1 非リチウム系蓄電池への展開
【質疑応答】
【第2講】 リチウムイオンキャパシタの特長と応用展開
【時間】 14:25-15:40
【講師】武蔵エナジーソリューションズ株式会社 安東 信雄 氏
【講演主旨】
世界的にSDGsやカーボンニュートラルの必要性が認知されていく中、化石燃料からの脱却や再生可能エネルギー導入の拡大、省エネルギーに向けた取組が始まっている。武蔵エナジーソリューションズでは高出力蓄電デバイスであるリチウムイオンキャパシタを用いたサステナブルなエネルギーシステムにより、新しい社会の実現を目指している。本講演では、リチウムイオンキャパシタの特長と応用事例を紹介し、将来への可能性を展望する。
【プログラム】
1.武蔵エナジーソリューションズの紹介
2.リチウムイオンキャパシタ(LIC)の構成と特長
2-1.リチウムイオンキャパシタ(LIC)の特性
2-2.リチウムイオンキャパシタ(LIC)のセル設計技術
2-3.充電深度と利用容量
2-4.充電深度をコントロールする技術
2-5.充電深度、利用容量制御の効果
2-6.プレドープ
2-7.セル内ドープ
2-8.セル外ドープ
3.キャパシタの価値について
3-1.電池 vs キャパシタ4つの指標
3-2.急速充電
3-3.高耐久性
3-4.リチウムイオンキャパシタ(LIC)の価値
4.応用事例
4-1.燃料電池との組合せ
4-2.LIC 単独/自動運転車の非常用バッテリー
4-3.AGV, SDV
4-4.自動倉庫昇降機
4-5.電動リフター
4-6.太陽電池・風力発電
4-7.再生可能エネルギーとの組合せ/マイクログリッド
5.今後の展望
【質疑応答】
【キーワード】
リチウムイオンキャパシタ(LIC)、電気二重層キャパシタ(EDLC)、リチウムイオン電池(LIB)、燃料電池(FC)、ミックス電源システム
【講演ポイント】
キャパシタの構成と設計を知ることで、その特性を理解することができます。また、その特性を活かすことで価値が高まります。応用事例を紹介し、その価値について解説いたします。
【習得できる知識】
リチウムイオンキャパシタの基本的な原理、リチウムイオンキャパシタの特性、特長を理解できます。リチウムイオンキャパシタの用途を把握することができます。
【第3講】 スーパーキャパシタに向けた分子吸着による電極改質
【時間】 15:50-16:35
【講師】東北大学 材料科学高等研究所 デバイス・システムグループ 教授・主任研究者 東北大学 材料科学高等研究所 水素科学GXオープンイノベーションセンター 副センター長 藪 浩 氏
【講演主旨】
炭素電極を用いた電気二重層キャパシタは表面の電気二重層に電荷を貯蔵するため、従来その容量増加には炭素の多孔質化により比表面積を増加させることが主に行われてきた。一方、擬似容量を持つRuO2ナノ粒子などを添加することにより、容量を増加させることで容量を増加させるハイブリッドキャパシタなどが提案されている。しかしナノ粒子の混合は重量増加や高比表面積炭素の含有量を低下させるなどの課題があった。我々は金属アザフタロシアニンを溶剤に溶かし、炭素表面に分子吸着させた触媒開発の過程で、吸着した分子が容量向上に寄与することを見出した。本手法はナノ粒子の場合と比べ、比表面積を犠牲にしないキャパシタの容量増加手法となり得る。本発表では、分子吸着手法および分子吸着による容量増加について紹介する。
【プログラム】
1. 電気二重層キャパシタと擬似容量キャパシタ
2. 分子吸着を用いた「AZUL触媒」
2-1. 金属アザフタロシアニン
2-2. 分子吸着による電気化学触媒への展開
3.分子吸着を用いたキャパシタの容量向上
3-1. 多孔質活性炭への分子吸着
3-2. キャパシタ容量の測定
3-3. 安定性の評価とデバイスの作製
4. まとめ
【質疑応答】
【講演キーワード】
スーパーキャパシタ、金属アザフタロシアニン、分子吸着、多孔質炭素、エネルギー貯蔵]
【講演のポイント】
我々は金属アザフタロシアニンを溶剤に溶かし、炭素表面に分子吸着させた触媒開発の過程で、吸着した分子が容量向上に寄与することを見出した。本手法はナノ粒子の場合と比べ、比表面積を犠牲にしないキャパシタの容量増加手法となり得る。
【習得できる知識】
・有機分子の炭素への分子吸着手法
・キャパシタ電極の作製・評価手法