【 LIVE配信・WEBセミナー】

Excelを用いる 蒸留の理論と計算

★2025年2月25日WEBでオンライン開講。WEBでオンラインLive講義にどこからでも参加できます。第一人者の横山 直樹(元・新日鉄住金化学(株) エポキシ樹脂材料センター)氏のご講演。難しい蒸留計算をExcelシートで計算する方法を詳細に解説するまたとない講座です。

★蒸留の計算式を埋め込んだExcelシートの作成法、同Excelシートに原料組成と蒸留塔の理論段数と操業条件(温度、圧力、還流比)をインプットして、塔頂液、塔底液の成分組成および各成分の回収率をシミュレーションする方法を各々レクチャーする。

★蒸留理論の理解が十分ではない方でも、Excelシートに必要条件を入力すれば、組成と回収率のシミュレーションが実施できる。実際の活用例もふんだんに紹介!

★多くの時間や費用をかけずに、蒸留塔の運転条件と製品組成および回収率のシミュレーションがExcelシートで可能となる。蒸留の理論をわかりやすく解説、蒸留計算をExcelを用いて自分の手で行い、製品の大まかな組成を推算したい、蒸留塔を使用するメーカーの技術者ニーズにお応えする講座を開講予定!

セミナー番号
S250203
セミナー名
Excel蒸留
講師名
  • 横山技術事務所  代表  (元・新日鉄住金化学(株) 総合研究所)  工学博士   横山 直樹 氏
開催日
2025年02月25日(火) 10:30-16:30
会場名
※会社やご自宅のパソコンで視聴可能な講座です
受講料(税込)

【1名の場合】49,500円(税込、テキスト費用を含む)

2名以上は一人につき、16,500円が加算されます。

詳細

定員:30名

※ お申し込み後、受講票と請求書のURLが自動で返信されます。基本的にはこちらで受付完了です。開催前日16:00までに再度最終のご連絡をいたしますので、しばらくお待ちください。請求書と受講票は郵送ではないため必ずダウンロードください。また、同時に送られるWEBセミナー利用規約・マニュアルを必ずご確認ください。

※ セミナー前日夕方16:00までにWEB会議のURL、事前配布資料のパスワードについては、別途メールでご案内いたします。基本的には、事前配布資料はマイページからのダウンロードの流れとなります。なお、事前配布資料については、講師側の作成完了次第のお知らせになりますので、この点、ご理解のほどお願い申し上げます。

※ 請求書の宛名の「株式会社」や「(株)」の「会社名の表記」は、お客様の入力通りになりますので、ご希望の表記で入力をお願いします。

※ お支払いは銀行振込、クレジット決済も可能です。銀行振込でお支払いの場合、開催月の翌月末までにお支払いください。お支払いの際は、社名の前に請求書番号をご入力ください。

※ 領収書のご要望があれば、お申込み時、領収書要にチェックを入れてください。

※ 2名以上でお申し込みをされた場合は、受講票と請求書を代表者様にご連絡します。

※ 当講座では、同一部署の申込者様からのご紹介があれば、何名でもお1人につき16,500円で追加申し込みいただけます (申込者様は正規料金、お2人目以降は16,500円となります)。追加の際は、申し込まれる方が追加の方を取りまとめいただくか、申込時期が異なる場合は紹介者様のお名前を備考欄にお書きくださいますようお願いいたします。

※ なお、ご参加手続きの際、自宅住所やフリーアドレス、個人携帯番号のみで登録された場合は、ご所属確認をさせいただくことがございます。

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【【本セミナーの主題および状況  本講座の注目ポイント】】

■習得できる知識

2成分系および多成分系のフラッシュ蒸留および多段蒸留の理論について基礎知識を学習した後、蒸留計算式を埋め込んだExcelシートを作成し、そこに原料組成、多段蒸留の場合は蒸留塔の理論段数および操業条件(原料組成、温度、圧力、装入量、抜出量、還流比)をインプットして、塔頂液、塔底液の成分組成および各成分の回収率をシミュレーションする方法を習得できる。

講座担当:青木良憲

≪こちらの講座は、WEB上での開催のオンライン講座になります≫


【時間】 10:30-16:30

【講師】横山技術事務所 代表  (元・新日鉄住金化学(株) 総合研究所)  工学博士  横山 直樹 氏

【講演主旨】

 化学、燃料製造、醸造、廃油再生など、蒸留塔を使用するメーカーの技術者を対象としたセミナーです。

 蒸留理論の理解が十分ではない方でも、Excelシートに必要条件を入力すれば、組成と回収率のシミュレーションが実施できるようになります。

実際の活用例として、原料 (ソルベントナフサ) 中の環境負荷物質 (ナフタレン) を分離する条件、同原料中の樹脂モノマー成分 (クマロン、インデン) を濃縮する条件の各シミュレーションを紹介します。

手計算では煩雑過ぎ、外注するには高額過ぎる蒸留計算を、Excelシートを用いることで多くの時間や費用をかけずに実施でき、蒸留塔の運転条件と製品組成および回収率のシミュレーションが可能となります。


【プログラム】

1. 蒸留の概要

2. フラッシュ蒸留の理論とExcel計算法

 2.1 フラッシュ蒸留の原理

2.2 フラッシュ蒸留の理論と計算式

   (1) 物質収支式と気-液平衡式からの塔頂・塔底液各成分iのモル分率計算

   (2) ラウールの法則と気-液平衡式からの平衡係数Kiの計算

   (3) ある蒸留温度における塔頂液各成分iのモル分率計算式および各モル分率  

の総和計算

2.3 2成分系 (エタノール-水系) のフラッシュ蒸留Excel計算

   (1) 蒸留条件

   (2) 原料性状の入力と展開計算

   (3) 塔全体の物質収支計算

   (4) 成分iの組成計算

   (5) 成分iの回収率計算

   (6) 実際のExcelシートによる解説

2.4 多成分系 (粗ソルベントナフサ) のフラッシュ蒸留Excel計算

   (1) 粗ソルベントナフサについて

   (2) 蒸留条件&計算するもの

   (3) 原料性状の入力と展開計算

   (4) 塔全体の物質収支計算

   (5) 塔頂抜出液と塔底抜出液の成分iの組成計算

   (6) 塔頂抜出液と塔底抜出液の成分iの回収率計算

   (7) 実際のExcelシートによる解説

3. 多段蒸留の理論とExcel計算法

3.1 多段蒸留の原理

   (1) 多段蒸留塔の構造

   (2) 泡鐘塔の内部構造と分留の仕組み

   (3) 段効率

 3.2 多段蒸留の計算法

(1) Thiele-Geddesの逐次段計算法

   (2) 濃縮部の物質収支計算

   (3) 濃縮部の気-液平衡計算

   (4) 原料段の物質収支計算

   (5) 回収部の物質収支計算

   (6) 回収部の気-液平衡計算

   (7) 塔全体の物質収支計算

3.3 2成分系 (エタノール-水系) の多段蒸留Excel計算

   (1) 蒸留条件

   (2) 原料性状の入力と展開計算

   (3) 成分iの蒸気圧計算用の入力と展開計算

   (4) 成分iの平衡係数計算

   (5) 原料装入量F、塔頂液抜出量D、還流液量LR、還流比R、塔底液抜出量W 

の計算

   (6) 濃縮部塔頂からの下り段の各式計算

   (7) 回収部塔底からの上り段の各式計算

   (8) 塔全体の物質収支計算

   (9) 塔頂抜出液および塔底抜出液の組成計算

   (10) 成分iの回収率計算

   (11) フラッシュ蒸留と多段蒸留の比較

   (12) 実際のExcelシートによる解説

3.4 多成分系 (粗ソルベントナフサ) の多段蒸留Excel計算

   (1) ~ (12) 同上

4. 実際の活用例Ⅰ:

原料(粗ソルベントナフサ)中の環境負荷物質(ナフタレン)を分離する多段蒸留シミュレーション

 4.1 背景

 4.2 目標とシミュレーション条件

 4.3 塔頂液抜出量Dと塔底液抜出量Wが塔頂抜出液中のナフタレン濃度に及ぼす 

影響のシミュレーション

   (1) 実際のExcel計算シートを用いた解説

   (2) シミュレーション結果のまとめ

4.4 還流比Rが塔頂抜出液中のナフタレン濃度に及ぼす影響のシミュレーション

   (1) 実際のExcel計算シートを用いた解説

   (2) シミュレーション結果のまとめ

 4.5 リボイラ温度RTが塔頂抜出液中のナフタレン濃度に及ぼす影響のシミュレ

ーション

   (1) 実際のExcel計算シートを用いた解説

   (2) シミュレーション結果のまとめ

5.実際の活用例Ⅱ:

   原料(粗ソルベントナフサ)中の樹脂原料成分(クマロン、インデン)を濃縮する

多段蒸留シミュレーション

 5.1 背景

 5.2 目標とシミュレーション条件

 5.3 塔頂液抜出量Dと塔底液抜出量Wが塔底抜出液の(クマロン+インデン)/ス

チレン類比に及ぼす影響

   (1) 実際のExcel計算シートを用いた解説

   (2) シミュレーション結果のまとめ

 5.4 還流比Rが塔底抜出液の(クマロン+インデン)/スチレン類比に及ぼす影響

   (1) 実際のExcel計算シートを用いた解説

   (2) シミュレーション結果のまとめ

 5.5 リボイラ温度RTが塔底抜出液の(クマロン+インデン)/スチレン類比に及ぼ

す影響

   (1) 実際のExcel計算シートを用いた解説

   (2) シミュレーション結果のまとめ

6. 温度-蒸気圧曲線とその近似式

7. 蒸気圧の委託計算、委託測定、測定装置の各情報

【質疑応答】


【習得できる知識】 

2成分系および多成分系のフラッシュ蒸留および多段蒸留の理論について基礎知識を学習した後、蒸留計算式を埋め込んだExcelシートを作成し、そこに原料組成、多段蒸留の場合は蒸留塔の理論段数および操業条件(原料組成、温度、圧力、装入量、抜出量、還流比)をインプットして、塔頂液、塔底液の成分組成および各成分の回収率をシミュレーションする方法を習得できる。


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