易解体性接着剤の技術動向とUV / VUV硬化接着剤の適用事例
★2025年4月18日開講。【エーピーエス リサーチ代表:若林氏】に、環境にやさしい接着剤の市場動向とトレンド技術、開発コンセプトについて解説いただきます。
■本講座の注目ポイント
接着剤に関わる技術者、マーケティング調査者が、環境改善に向けた技術動向や今後の展望を学ぶための講座です。
①接着剤の開発に関連する法規制や基準値について解説します
②易解体性接着剤の開発コンセプトとして、エポキシ樹脂の硬化・溶融メカニズムについて解説します
③UV・VUV硬化接着剤の進歩と応用について解説します
- エーピーエスリサーチ (APS リサーチ) 代表/(元)ノガワケミカル 取締役 若林 一民 氏
●1名様 :45,100円(税込、資料作成費用を含む)
●2名様以上:16,500円(お一人につき)
※受講料の振り込みは、開催翌月の月末までで問題ありません
定員:30名
※ お申し込み後、受講票と請求書のURLが自動で返信されます。基本的にはこちらで受付完了です。開催前日16:00までに再度最終のご連絡をいたします。請求書と受講票は郵送ではないため必ずダウンロードください。また、同時に送られるWEBセミナー利用規約・マニュアルを必ずご確認ください。
※ セミナー前日夕方16:00までにWEB会議のURL、事前配布資料のパスワードについて、別途メールでご案内いたします。基本的にはマイページからのダウンロードの流れとなります。なお、事前配布資料については、講師側の作成完了次第のお知らせになりますので、この点、ご理解のほどお願い申し上げます。
※ 請求書の宛名の「株式会社」や「(株)」の「会社名の表記」は、お客様の入力通りになりますので、ご希望の表記で入力をお願いします。
※ お支払いは銀行振込、クレジット決済も可能です。銀行振込でお支払いの場合、開催月の翌月末までにお支払いください。お支払いの際は、社名の前に請求書番号をご入力ください。
※ 領収書のご要望があれば、お申込み時、領収書要にチェックを入れてください。
※ 2名以上でお申し込みをされた場合は、受講票と請求書を代表者様にご連絡します。
※ 当講座では、同一部署の申込者様からのご紹介があれば、何名でもお1人につき16,500円で追加申し込みいただけます (申込者様は正規料金、お2人目以降は16,500円となります)。追加の際は、申し込まれる方が追加の方を取りまとめいただくか、申込時期が異なる場合は紹介者様のお名前を備考欄にお書きくださいますようお願いいたします。
※ なお、ご参加手続きの際、自宅住所やフリーアドレス、個人携帯番号のみで登録された場合は、ご所属確認をさせいただくことがございます。
【本セミナーの主題および状況・本講座の注目ポイント】
≪こちらの講座は、WEB上での開催のオンライン講座になります≫
【時間】 13:00-17:00
【講師】エーピーエスリサーチ (APS リサーチ) 代表/(元)ノガワケミカル 取締役 若林 一民 氏
【講演主旨】
接着・接着剤におけるReduceとは、接着剤の組成材料として環境負荷物質を使用しない、或いは使用量の削減を意味しており、有機溶剤の使用削減が積極的に行われている。接着剤のReuse, Recycleは、その固化及び硬化過程を考えれば、無理の判断をするしかないが、必要な時に被着材を壊すことなく接着を剥がすことが出来れば、被着材のReuse, Recycleは可能になり、此処に易解体性接着剤の存在価値が生まれる。
近年注目度の高い接着剤にはUV・VUV硬化接着剤があるが、これは硬化速度に優れ、環境にも優しく、使用し易い等のメリットから電気・電子部品の接着に重宝である。中でもエポキシ樹脂系接着剤のUV・VUV(紫外線・可視光線)硬化技術が注目されている。
本講座においては、接着・接着剤の環境対応に関する一連の事項について、解りやすく説明する。
【講演のポイント】
接着・接着剤に係わる技術者が環境保存及び環境改善にいかにかかわっているかを理解してほしい。
【習得できる知識】
①環境対応接着剤のトレンド。法規制、建築関連における基準など。
②解体性接着のトレンド。開発コンセプト、技術開発動向、各種材料における易解体状況など。
③UV・VUV硬化接着剤の進歩と応用。UV・VUV硬化接着剤とは。その長所・短所。適用事例など。5.粘着技術の医療分野への応用の可能性
【講演キーワード】
環境対応接着、環境対応接着剤、解体性接着、解体性接着剤、UV・VUV硬化接着、UV・VUV硬化接着剤、シックハウス症候群、ホルムアルデヒド、4VOC、RoHS規制、エチレン系アイオノマー、熱膨張性マイクロカプセル、電磁誘導加熱、ラジカル重合、カチオン重合、オキセタン樹脂
【プログラム】
第1部:環境に優しい接着剤
1.1 接着・接着剤の環境対応は3Rで
1.2 接着剤の係わる法規制の種類
1.3 建築基準法(シックハウス症候群に対応する法律)への対応
1.4 住宅の居室に係わる政令、告示の概要(厚生労働省からの指針14物質)
1.5 放散ホルムアルデヒドに関する認定制度(日本接着剤工業会)
1.6 建材からのホルムアルデヒド放散量の測定方法
1.7 放散ホルムアルデヒドの基準値(日本接着剤工業会の認定制度)
1.8 接着剤中のホルムアルデヒド
1.9 4VOCの自主管理制度(日本接着剤工業会)
1.10 建材・接着剤からのVOC放散量の基準値
1.11 日本接着剤工業会に4VOCの登録申請可能な接着剤
1.12 4VOCを使用しないエラストマー溶剤形接着剤
1.13 クロロプレンゴムの溶解度図
1.14 鉛に関する指令(RoHS指令)
1.15 鉛に関する指令と共晶はんだ代替導電性接着剤
1.16 鉛はんだ代替導電性接着剤の基本特性
1.17 導電性接着剤の配合指針
第2部:易解体性接着剤のトレンド
2.1 易解体性接着剤の開発コンセプト
2.2 解体性接着剤が適用可能な分野
2.3 解体性接着剤用樹脂の理想的な弾性率変化
2.4 解体性接着技術の技術開発動向
2.5 熱分解性ポリマーの応用
2.6 エチレン系アイオノマー
2.7 熱溶融エポキシ樹脂の硬化・溶融メカニズム
2.8 熱膨張性マイクロカプセル混入接着剤
2.9 熱膨張性マイクロカプセルを利用した解体性接着剤
2.10 高耐熱解体性接着剤
2.11 高周波加熱による接着の解体
2.12 電磁誘導加熱による接着の解体
2.13 マイクロ波加熱による接着の解体
2.14 通電剥離接着剤(エレクトリリース)
2.15 靴の循環形リサイクルシステムと解体
2.16 製靴用解体性接着剤の開発
2.17 解体性接着剤一覧(粘着テープを含む)
第3部:UV・VUV硬化接着剤の進歩と応用
3.1 UV・VUV硬化接着剤とは
3.2 光重合開始剤の役目(ラジカル重合)
3.3 光重合開始剤の選択基準
3.4 光重合開始剤の役目(カチオン重合)
3.5 UV・VUV硬化形アクリル系接着剤の長所
3.6 UV・VUV硬化形アクリル系接着剤の短所
3.7 ラジカル重合タイプとカチオン重合タイプの比較
3.8 UV・VUV照射装置と特性
3.9 UVランプ方式とUV-LEDランプ方式の比較
3.10 UV・VUV硬化形接着剤の組成と材料
3.11 UV硬化樹脂の組成(ラジカル重合タイプ、カチオン重合タイプ
3.12 UV硬化(ラジカル)重合性オリゴマー
3.13 UV硬化(カチオン)重合性オリゴマー
3.14 エポキシ樹脂+オキセタン樹脂(POX)による各種プラスチックへの接着性改良
3.15 UV硬化接着剤の適用事例
【質疑応答】