日本における食品容器包装の規制とEU・米国の規制・安全性評価【アーカイブにて別日視聴可能】
~現行ポジティブリスト制度から規則への適合手順を学ぶ~
★2025年4月21日開講。【(元)大日本印刷/藤井包装技術事務所:藤井氏】に、日欧米の食品包装に関わる法規制とポジティブリスト制度について解説いただきます。
■本講座の注目ポイント当日参加できない方は、4/23~5/23の期間内にアーカイブ視聴可能です
食品包装に関する法規制について、日本・欧州・米国の比較しながら解説する講座です
①日本における、2025/6に施行される新ポジティブリスト制度と収載物質について説明します
②欧州における、プラスチック規則と認可物質、規制に適合するための手順について説明します
③米国における、食品添加物のポジティブリストとFCN届出制度について説明します
- 藤井包装技術事務所 所長 藤井 均 氏
●1名様 :49,500円(税込、資料作成費用を含む)
●2名様以上:16,500円(お一人につき)
※受講料の振り込みは、開催翌月の月末までで問題ありません
定員:30名
※ お申し込み後、受講票と請求書のURLが自動で返信されます。基本的にはこちらで受付完了です。開催前日16:00までに再度最終のご連絡をいたします。請求書と受講票は郵送ではないため必ずダウンロードください。また、同時に送られるWEBセミナー利用規約・マニュアルを必ずご確認ください。
※ セミナー前日夕方16:00までにWEB会議のURL、事前配布資料のパスワードについて、別途メールでご案内いたします。基本的にはマイページからのダウンロードの流れとなります。なお、事前配布資料については、講師側の作成完了次第のお知らせになりますので、この点、ご理解のほどお願い申し上げます。
※ 請求書の宛名の「株式会社」や「(株)」の「会社名の表記」は、お客様の入力通りになりますので、ご希望の表記で入力をお願いします。
※ お支払いは銀行振込、クレジット決済も可能です。銀行振込でお支払いの場合、開催月の翌月末までにお支払いください。お支払いの際は、社名の前に請求書番号をご入力ください。
※ 領収書のご要望があれば、お申込み時、領収書要にチェックを入れてください。
※ 2名以上でお申し込みをされた場合は、受講票と請求書を代表者様にご連絡します。
※ 当講座では、同一部署の申込者様からのご紹介があれば、何名でもお1人につき16,500円で追加申し込みいただけます (申込者様は正規料金、お2人目以降は16,500円となります)。追加の際は、申し込まれる方が追加の方を取りまとめいただくか、申込時期が異なる場合は紹介者様のお名前を備考欄にお書きくださいますようお願いいたします。
※ なお、ご参加手続きの際、自宅住所やフリーアドレス、個人携帯番号のみで登録された場合は、ご所属確認をさせいただくことがございます。
【本セミナーの主題および状況・本講座の注目ポイント】
≪こちらの講座は、WEB上での開催のオンライン講座になります≫
【時間】 13:00-17:00
【講師】藤井包装技術事務所 所長 藤井 均 氏
【講演主旨】
日本では、新ポジティブリスト制度が2025.6.1に施行される。使用合成樹脂の適合確認及び各樹脂の構成モノマーの適合確認を行う必要があり、確認手順について解説する。また、食品衛生法では、合成樹脂に溶出量等の規制があり、ポジティブリスト収載物質も対応する規格基準で規制されるので、ポジティブリスト物質の規格基準について説明する。
欧州では、食品接触プラスチック材料・製品の市場投入の要件として、枠組み規則、適正製造基準、プラスチック規則に適合し、適合宣言書を発行することが求められる。欧州規則への適合性の確認手順について解説する。
米国では、米国市場投入においては、使用包装材料が連邦規則(関節食品添加物)に適合していることを確認し、連邦規則に収載されていない物質はFDAに届出をする必要がある。連邦規則集収載物質及びFCN届出制度について説明する。
【講演のポイント】
本セミナーでは、国内での業界自主基準や食品衛生法の改正状況、今後の動向、欧米での容器包装の法規制、日・米・欧の比較まで分かりやすく解説いたします。
【習得できる知識】
①日本:ポジティブリスト制度対象物質、適応範囲、容器包装事業者の義務、経過措置、ポジティブリストに追加掲載の制度等
②欧州:食品に接触することを意図した食品包装規制(プラスチック規則)、プラスチック規則ガイドライン
③米国:食品包装規制(FFDCA、連邦規則集)、米国新規物質登録制度(FCN)
【プログラム】
※オレンジのラインが、2025年度としての情報が更新されているポイントになります!
1.日本における容器包装規制
1.1 容器包装に関する食品衛生法改正
1.2 食品衛生法改正による追加義務
1.2.1 ポジティブリスト収載物質に限定
1) 対象物質、 対象範囲
1.2.2 器具又は容器包装を製造する営業の施設の衛生的な管理(GMP)
1.2.3 情報伝達の実施
1.2.4 器具・容器包装製造事業者の届出
1.3 旧ポジティブリスト(2025年5月31日まで)
1.3.1 収載物質の一般規格
1.3.2 ポジティブリスト規定方法及び形式
1.3.3 ポジティブリスト収載物質
1.4 新ポジティブリストの改正内容(2025年6月1日施行)
1.4.1 ポジティブリストの収載物質(合成樹脂)の範囲
1.4.2 基材の改正内容
1) 樹脂区分、収載物質名、制限の撤廃、
1.4.3 添加剤の改正内容
1) 収載内容の整理:消除、移動、統合、制限の変更
1.5 新ポジティブリスト収載物質
1.5.1 一般規格
1.5.2 第1表基材
1) ポジティブリスト収載物質
2) 新材質区分
1.5.3 新旧ポジティブリスト高分子の対応
1.5.4 新ポジティブリスト高分子の構成モノマー
1.5.5 第2表基材添加剤
1.6 合成樹脂の規格基準
1.6.1 既存規格基準
1) 合成樹脂一般規格
2) 個別樹脂規格
1.6.2 ポジティブリスト収載物質と既存規格基準との対応
1) ポジティブリスト収載物質と個別樹脂規格(溶出基準)の対応
2) ポジティブリスト収載物質と一般規格の対応
1.7 食品衛生法の合成樹脂規格基準改正案
1.7.1 ポジティブリスト収載物質に総溶出物規格の導入
1.7.2 乳製品の用途別規格削除
1.8 既存物質・新規物質申請の手続き
1.9 ポジティブリスト対象範囲各論
2.欧州における容器包装の法規制
2-1 EUにおける法規制体系
2-2 食品接触プラスチック材料および製品の欧州市場投入の要件
2-3 枠組み規則
・一般規則・表示・トレーサビリティ・適合宣言
2-4 食品と接触することを意図した材料および物品の適正製造基準
2-5 食品に接触することを意図するプラスチック材料及び製品の欧州規則
2.5.1 認可された物質
1) ポジティブリスト収載化学物質・モノマー又は他の出発物質・添加剤・ポリマー製造助剤
2) 連盟リストに掲載されていない化学物質
3) 規制及び制限
2.5.2 材料及び製品への規制
2.5.3 多層材料及び製品のEU規則
2.5.4 適合試験
1)食品疑似溶媒
2) 特殊移行量試験
3) 総移行量試験
2.5.5 適合宣言
1) 宣言目的及び義務事業者
2)適合宣言事例
2-6 プラスチック規則のガイドライン
2.6.1 プラスチック規則の全般的なガイドライン
2.6.2 サプライ・チェーンにおける情報に関するガイドライン
2-7 新規物質の申請ガイドライン
3. 米国における容器包装の法規制
3-1 米国における法体系
3-2 連邦食品医薬品化粧品法(FFDCA)
3-3 適正製造基準
3-4 容器包装関連の連邦規則集
3.4.1 一般規則
3.4.2 ポジティブリスト
1) 間接食品添加物:接着剤、缶コ.ティングなど
2) 間接食品添加物:紙及び板紙の成分
3) 間接食品添加物:ポリマー、オレフィンポリマ、ナイロン、PET、ポリスチレン等の概説
4) 間接食品添加物:添加物、製造助剤、殺菌剤
3-5 米国の認可申請制度、登録申請制度(FAP)、FCN届出制度、規制の閾値申請制度、オピニオン制度
3-6 FCN届出制度
3-6-1 登録制度(FAP)とFCNの比較
3-6-2 届出の範囲
3-6-3 申請書の作成
1)化学的物理的特性
2)一日推定摂取量
3)毒性試験
3-7 安全性評価
4.日・米・欧の比較
4-1 ポジティブリスト制度比較
4-2 新規物質申請制度比較
4-3 食品用器具・容器包装における再生プラスチック材料の使用
【質疑応答】
※当日以外のアーカイブ視聴をご希望の方は、お申込みの備考欄に『当日以外のアーカイブ視聴希望』をご記入ください。