バイオプラスチックの最新動向と課題、高機能化の指針
~バイオマス共重合PET・透明軟質ポリエステル、生分解性セルロースファイバー成形材料~
★2025年4月25日WEBでオンライン開講。東京農業大学 石井 大輔 氏、株式会社ベルポリエステルプロダクツ 勝間 啓太 氏、パナソニック ホールディングス株式会社 豊田 慶 氏の3名がバイオプラスチックの最新動向と課題、高機能化の指針について解説する講座です。
■注目ポイント
★バイオマスプラスチックの製造、物性、加工プロセス、用途展開について解説し、特長と課題点を整理し、今後の開発展望に関する指針を解説!
★カーボンニュートラル社会に貢献できるベルポリエステルプロダクツの「バイオベルペット®」 の製造工程、バイオマス度、ラインナップと各特性や特徴、化粧品容器や飲料缶を始めとする用途事例を紹介!
★セルロースファイバーをいかに活用し、石油資源の使用を抑制し地球環境への負荷を低減するか、海洋プラスチック問題に対応するかについて、活用のための材料製造プロセス、材料特性について解説!
- 第1部 東京農業大学 生命科学部 分子生命化学科 石井 大輔 氏
- 第2部 株式会社ベルポリエステルプロダクツ 技術本部 取締役技術本部長 勝間 啓太 氏
- 第3部 パナソニック ホールディングス株式会社 豊田 慶 氏
【1名の場合】49,500円(税込、テキスト費用を含む)
2名以上は一人につき、16,500円が加算されます。
定員:30名
※ お申し込み後、受講票と請求書のURLが自動で返信されます。基本的にはこちらで受付完了です。開催前日16:00までに再度最終のご連絡をいたしますので、しばらくお待ちください。請求書と受講票は郵送ではないため必ずダウンロードください。また、同時に送られるWEBセミナー利用規約・マニュアルを必ずご確認ください。
※ セミナー前日夕方16:00までにWEB会議のURLについては、別途メールでご案内いたします。事前の配布資料につきましては紙テキストで郵送にてお送りいたします。
※ 請求書の宛名の「株式会社」や「(株)」の「会社名の表記」は、お客様の入力通りになりますので、ご希望の表記で入力をお願いします。
※ お支払いは銀行振込、クレジット決済も可能です。銀行振込でお支払いの場合、開催月の翌月末までにお支払いください。お支払いの際は、社名の前に請求書番号をご入力ください。
※ 領収書のご要望があれば、お申込み時、領収書要にチェックを入れてください。
※ 2名以上でお申し込みをされた場合は、受講票と請求書を代表者様にご連絡します。
※ 当講座では、同一部署の申込者様からのご紹介があれば、何名でもお1人につき16,500円で追加申し込みいただけます (申込者様は正規料金、お2人目以降は16,500円となります)。追加の際は、申し込まれる方が追加の方を取りまとめいただくか、申込時期が異なる場合は紹介者様のお名前を備考欄にお書きくださいますようお願いいたします。
※ なお、ご参加手続きの際、自宅住所やフリーアドレス、個人携帯番号のみで登録された場合は、ご所属確認をさせいただくことがございます。
セミナーに関するQ&Aはこちら(※キャンセル規定は必ずご確認ください)
【本セミナーの主題および状況・本講座の注目ポイント】
■本セミナーの主題および状況
★バイオプラスチックの普及が進められているが、一層の普及拡大のためには、生産コストの削減、高機能化および多用途対応が不可欠となっている。
★2022年4月に「プラスチック資源循環促進法」が施行され、3R+Renewableを実践することでライフサイクル全体の資源循環を目指す必要があり、Renewableに関しては、「バイオプラスチック導入ロードマップ」により、2030年までにバイオマスプラスチック約200万㌧導入を目指す事が目標とされている。
★プラスチック材料に注目した場合、石油資源に依存した材料からの脱却を目指し,サーキュラーエコノミー社会を実現する循環型材料を実現していくキーマテリアルの一つがセルロースファイバーである。
■注目ポイント
★バイオマスプラスチックの製造、物性、加工プロセス、用途展開について解説し、特長と課題点を整理し、今後の開発展望に関する指針を解説!
★カーボンニュートラル社会に貢献できるベルポリエステルプロダクツの共重合PET樹脂のバイオマス品「バイオベルペット®」 の製造工程、バイオマス度、ラインナップと各特性や特徴、化粧品容器や飲料缶を始めとする用途事例を紹介!
★セルロースファイバーをいかに活用し、石油資源の使用を抑制し地球環境への負荷を低減するか、海洋プラスチック問題に対応するかについて、活用のための材料製造プロセス、材料特性について解説!
講座担当:枩西 洋佑
≪こちらの講座は、WEB上での開催のオンライン学習講座になります≫
【第1講】 循環型社会へ向けたバイオプラスチックの現状と課題、高機能化の指針
【時間】 13:00-15:00
【講師】東京農業大学 生命科学部 分子生命化学科 石井 大輔 氏
【講演主旨】
【プログラム】
【第2講】 バイオ共重合PETと透明軟質ポリエステルの用途展開
【時間】 15:15-16:00
【講師】株式会社ベルポリエステルプロダクツ 技術本部 取締役技術本部長 勝間 啓太 氏
【講演主旨】
カーボンニュートラル社会に向け、2022年4月に「プラスチック資源循環促進法」が施行され、3R+Renewableを実践することでライフサイクル全体の資源循環を目指す必要がある。中でも、Renewableに関しては、「バイオプラスチック導入ロードマップ」により、2030年までにバイオマスプラスチック約200万㌧導入を目指す事が目標とされている。
弊社は、旧カネボウ合繊を承継した会社であり、従来より小回りの利く生産方式により共重合PET樹脂生産に軸足を置き、化粧品用途、日用品用途を始め、建材、自動車、家電、医療分野など幅広い用途でお客様にお使い頂いている。
本セミナーに於いては、カーボンニュートラル社会に貢献できる共重合PET樹脂のバイオマス品(部分バイオマス)「バイオベルペット®」 の製造工程、バイオマス度、ラインナップと各特性や特徴、化粧品容器や飲料缶を始めとする用途事例を紹介する。
【プログラム】
1.(株)ベルポリエステルプロダクツの紹介
1-1 弊社の沿革
1-2 事業内容
2.共重合PETとは
2-1 共重合PET樹脂の概要
2-2 共重合PET樹脂の主用途
2-3 共重合PET樹脂の用途事例
3.プラスチック資源循環に関して
4.バイオPET樹脂の動向
5.バイオマス共重合PETの特徴
5-1 バイオマス共重合PETの概要
5-2 バイオマス共重合PETのラインナップ
5-3 バイオマス共重合PETの製造工程
5-4 バイオマス共重合PETの環境負荷軽減
5-5 バイオマス共重合PETの特徴
6.バイオマス共重合PETの用途事例(化粧品容器など)
7.バイオマス軟質ポリエステルの紹介
8.バイオマス軟質ポリエステルの用途事例(飲料缶など)
9.まとめと今後の展望
【質疑応答】
【キーワード】
バイオマス、PET、共重合PET、CO2排出量、カーボンニュートラル、サトウキビ、射出成形、インジェクションブロー、化粧品、容器、軟質ポリエステル、金属缶、飲料缶
【講演ポイント】
バイオマス共重合PET樹脂の特性、特徴と共に、化粧品容器、飲料缶などへの用途事例及びCO2排出軽減量を解説するので、カーボンニュートラル社会に向けた、他用途への展開や利用推進に役立つ事を期待する。
【習得できる知識】
・共重合PET樹脂とは何か
・バイオマス共重合PET樹脂の用途、採用事例
・射出成形、インジェクションブロー成形、フィルム用途への適用性
・資源循環に於けるバイオマス共重合PET樹脂の立ち位置と将来性
【第3講】 生分解性のセルロースファイバー成形材料の開発と特性および用途展開
【時間】 16:10-16:55
【講師】パナソニック ホールディングス株式会社 豊田 慶 氏
【講演主旨】
石油資源に頼らないサーキュラーエコノミー社会の実現は人類社会における喫緊の課題である。プラスチック材料に注目した場合、石油資源に依存した材料からの脱却を目指し,サーキュラーエコノミー社会を実現する循環型材料を実現していくキーマテリアルの一つがセルロースファイバーである。セルロースファイバーをいかに活用し、石油資源の使用を抑制し地球環境への負荷を低減するか、加えて海洋プラスチック問題に対応するかについて、活用のための材料製造プロセス、材料特性について解説し、今後の展望について述べる。
【プログラム】
1.セルロースファイバー複合樹脂kinariの開発
1-1 開発背景
1-2 セルロースファイバー複合樹脂の特性
2.生分解性成形材料への展開
2-1 成形材料の特性
2-2 スイッチング分解機構
3.海洋生分解性成形材料への展開
【質疑応答】
【キーワード】
バイオマス サーキュラーエコノミー セルロースファイバー 生分解 海洋分解
【講演ポイント】
当社の独自プロセス技術により、熱可塑性樹脂にセルロースファイバーを高濃度に複合化し、セルロースファイバー成形材料kinariの開発に成功、さらに技術を応用することにより生分解性樹脂、海洋生分解性樹脂へと展開を広げ、将来的には多くのプラスチック材料の置換を目指す。
【習得できる知識】
・サーキュラーエコノミー社会実現に向けたバイオマス材料の果たすべき役割
・バイオマス材料としてのセルロースファイバーの重要性
・セルロースファイバーと樹脂の複合化の課題と解決の考え方
・生分解性と海洋生分解性の違い
・セルロースファイバー成形材料の存在意義