エポキシ樹脂における硬化剤の選定と硬化条件の最適化のポイントおよびトラブルの原因と予防策
★2025年11月28日WEBでオンライン開講。東京科学大学 久保内氏が、【エポキシ樹脂における硬化剤の選定と硬化条件の最適化のポイントおよびトラブルの原因と予防策】について解説する講座です。
■注目ポイント
★エポキシ樹脂及びエポキシ樹脂に使われるさまざまな硬化剤の化学構造、その硬化メカニズムの基礎、目的の物性に応じた材料設計、さらに副資材の種類と目的、特に無機フィラーを加えた場合の機械的物性・化学的耐性を解説!
- 東京科学大学 物質理工学院 / 教授 久保内 昌敏 氏
【1名の場合】49,500円(税込、テキスト費用を含む)
2名以上は一人につき、16,500円が加算されます。
定員:30名
※ お申し込み後、受講票と請求書のURLが自動で返信されます。基本的にはこちらで受付完了です。開催前日16:00までに再度最終のご連絡をいたしますので、しばらくお待ちください。請求書と受講票は郵送ではないため必ずダウンロードください。また、同時に送られるWEBセミナー利用規約・マニュアルを必ずご確認ください。
※ セミナー前日夕方16:00までにWEB会議のURL、事前配布資料のパスワードについては、別途メールでご案内いたします。基本的には、事前配布資料はマイページからのダウンロードの流れとなります。なお、事前配布資料については、講師側の作成完了次第のお知らせになりますので、この点、ご理解のほどお願い申し上げます。
※ 請求書の宛名の「株式会社」や「(株)」の「会社名の表記」は、お客様の入力通りになりますので、ご希望の表記で入力をお願いします。
※ お支払いは銀行振込、クレジット決済も可能です。銀行振込でお支払いの場合、開催月の翌月末までにお支払いください。お支払いの際は、社名の前に請求書番号をご入力ください。
※ 領収書のご要望があれば、お申込み時、領収書要にチェックを入れてください。
※ 2名以上でお申し込みをされた場合は、受講票と請求書を代表者様にご連絡します。
※ 当講座では、同一部署の申込者様からのご紹介があれば、何名でもお1人につき16,500円で追加申し込みいただけます (申込者様は正規料金、お2人目以降は16,500円となります)。追加の際は、申し込まれる方が追加の方を取りまとめいただくか、申込時期が異なる場合は紹介者様のお名前を備考欄にお書きくださいますようお願いいたします。
※ なお、ご参加手続きの際、自宅住所やフリーアドレス、個人携帯番号のみで登録された場合は、ご所属確認をさせいただくことがございます。
【本セミナーの主題および状況・本講座の注目ポイント】
■本セミナーの主題および状況(講師より)
★エポキシ樹脂は、主鎖となる樹脂だけでなく、硬化剤をいろいろと選ぶことができるのと同時に、その種類によって物性も大きく変わります。
★そのため、適用されるアプリケーションによって硬化剤を適切に選択する必要があります。
■注目ポイント
★エポキシ樹脂及びエポキシ樹脂に使われるさまざまな硬化剤の化学構造、その硬化メカニズムの基礎、目的の物性に応じた材料設計について解説!
★副資材の種類と目的、特に無機フィラーを加えた場合の機械的物性・化学的耐性を解説!
講座担当:牛田孝平
≪こちらの講座は、WEB上での開催のオンライン講座になります≫
【時間】 10:30-16:30
【講師】東京科学大学 物質理工学院 / 教授 久保内 昌敏 氏
【講演主旨】
※現在、講師の先生に最新のご講演主旨をご作成いただいております。完成次第、本ページを更新いたします。
エポキシ樹脂は、主鎖となる樹脂だけでなく、硬化剤をいろいろと選ぶことができるのと同時に、その種類によって物性も大きく変わるので、適用されるアプリケーションによって適切に選択する必要がある。
本講では、エポキシ樹脂及びエポキシ樹脂に使われるさまざまな硬化剤の化学構造と、その硬化メカニズムの基礎を導入するとともに、目的の物性に応じた材料設計について解説する。また、副資材の種類と目的を述べる中で、物性に大きく影響するフィラーを加えた場合の機械的物性・化学的耐性を示し、さらに定量的な耐熱衝撃性を評価する手法に基づく耐クラック性の評価を解説する。
【プログラム】
※現在、講師の先生に最新のご講演プログラムをご作成いただいております。完成次第、本ページを更新いたします。
第1部 エポキシ樹脂の化学構造と特徴
1.1.エポキシ樹脂硬化物の高分子構造
1.1.1.熱可塑性樹脂と熱硬化性樹脂
1.1.2.エポキシ樹脂硬化物の分子構造
1.1.3.エポキシ環の反応性とその特徴
1.2.ビスフェノール型エポキシ樹脂の構造と特徴
1.2.1.ビスフェノールA型樹脂の特徴と用途
1.2.2.ビスフェノール型のバリエーション
1.3.ノボラック型エポキシ樹脂の構造と特徴
1.3.1.フェノールノボラック型/クレゾールノボラック型
1.3.2.ノボラック型エポキシ樹脂のバリエーション
1.4.その他のエポキシ樹脂
1.4.1.環状脂環式、グリシジルエステル、グリシジルアミン、複素環式
1.4.2.ビフェニル型、多環芳香族、水添脂環式
第2部 主な硬化剤と硬化メカニズムの基礎
2.1.硬化剤と活性水素
2.1.1.硬化剤の種類
2.1.2.活性水素と理論当量
・硬化剤の理論当量
・硬化剤配合比と耐熱性
2.1.3.化学構造の異なるエポキシ樹脂の機械的物性
2.2.アミン系硬化剤との反応
2.2.1.アミン系硬化剤との反応
2.2.2.アミン系硬化剤の種類
2.2.3.ポリチオール硬化剤
・DSCによる硬化後の反応率比較
2.3.酸無水物系硬化剤との反応
2.3.1.酸無水物硬化剤との反応
2.3.2.酸無水物硬化剤の種類
2.4.フェノール系硬化剤との反応
2.5.その他の硬化剤〜触媒硬化剤と潜在性硬化剤
2.5.1.触媒硬化
・イミダゾールによるアニオン重合硬化
・カチオン重合硬化
2.5.2.潜在性硬化剤
・熱硬化型潜在硬化剤;ジシアンジアミド (DICY)
・光硬化型洗剤硬化剤
第3部 副資材とその効果
3.1.副資材の種類と特徴
3.1.1.充填材の種類と特徴
3.1.2.フィラーの用途
3.2.フィラーを充填したエポキシ樹脂の機械的特性
3.2.1.弾性率、強度
3.2.2.破壊靱性
3.2.3.ハイブリッド充填
3.3.無機フィラー充填エポキシ樹脂の耐水性・耐食性と経年劣化
3.3.1.エポキシ樹脂の耐酸性・耐アルカリ性
3.3.2.フィラーを充填した樹脂への薬液の浸入と浸入抑制
3.3.3.フィラーを充填した樹脂の化学的劣化
第4部 エポキシ樹脂の耐熱衝撃性の評価方法
4.1.熱衝撃試験方法
4.1.1.熱衝撃とは
4.1.2.定量的な熱衝撃試験方法
4.1.3.耐クラック性の定量的評価
4.2.フィラーを充填したエポキシ樹脂の耐熱衝撃性評価
4.2.1.硬質フィラーを充填したエポキシ樹脂の耐熱衝撃性
4.2.2.軟質フィラーを充填したエポキシ樹脂の耐熱衝撃性
【質疑応答】
【習得できる知識】
• エポキシ樹脂 (主鎖あるいは主剤) と硬化剤の選択
• 硬化反応・硬化物物性の基本的な考え方
• 副資材の種類と目的
• 特に無機フィラーを加えた場合の機械的物性・化学的耐性