ナノサイズポリマーアロイの設計と環境適合材料(バイオ由来樹脂、再生樹脂)の最新開発動向 ~ポリマーアロイ化技術の有用性と適用事例~
★2025年12月22日WEBオンライン開講。株式会社AndTech 技術顧問 今井 昭夫 氏(元住友化学株式会社)が、 ナノサイズポリマーアロイの設計と環境適合材料(バイオ由来樹脂、再生樹脂)の最新開発動向 ~ポリマーアロイ化技術の有用性と適用事例~ について解説する講座です。
■本講座の注目ポイント
★異種ポリマーの混合によって物性を向上させるポリマーアロイ技術は、21世紀に入ってからも顕著な進展を遂げています。特に、非相溶性ポリマーアロイ中の分散粒子径を従来のμmレベルから数ナノメートルレベルへと微細化することで、靭性や誘電特性など、従来にはない新たな機能を発現させる革新的なポリマーアロイの工業化が進行しています。これらナノサイズ分散技術はバイオ由来樹脂や回収ポリマーを用いた再生樹脂の製造にも応用されており、環境適合型材料の開発にも大きく貢献しています。本講座では、ポリマーアロイ製法の基礎知識からナノサイズ分散ポリマーアロイ関連技術まで、さらには最新の技術開発動向やその実例まで紹介します。
- 元住友化学 株式会社AndTech 技術顧問 今井 昭夫 氏
【1名の場合】38,500円(税込、テキスト費用を含む)
2名以上は一人につき、16,500円が加算されます。
定員:30名
※ お申し込み後、受講票と請求書のURLが自動で返信されます。基本的にはこちらで受付完了です。開催前日16:00までに再度最終のご連絡をいたしますので、しばらくお待ちください。請求書と受講票は郵送ではないため必ずダウンロードください。また、同時に送られるWEBセミナー利用規約・マニュアルを必ずご確認ください。
※ セミナー前日夕方16:00までにWEB会議のURL、事前配布資料のパスワードについては、別途メールでご案内いたします。基本的には、事前配布資料はマイページからのダウンロードの流れとなります。なお、事前配布資料については、講師側の作成完了次第のお知らせになりますので、この点、ご理解のほどお願い申し上げます。
※ 請求書の宛名の「株式会社」や「(株)」の「会社名の表記」は、お客様の入力通りになりますので、ご希望の表記で入力をお願いします。
※ お支払いは銀行振込、クレジット決済も可能です。銀行振込でお支払いの場合、開催月の翌月末までにお支払いください。お支払いの際は、社名の前に請求書番号をご入力ください。
※ 領収書のご要望があれば、お申込み時、領収書要にチェックを入れてください。
※ 2名以上でお申し込みをされた場合は、受講票と請求書を代表者様にご連絡します。
※ 当講座では、同一部署の申込者様からのご紹介があれば、何名でもお1人につき16,500円で追加申し込みいただけます (申込者様は正規料金、お2人目以降は16,500円となります)。追加の際は、申し込まれる方が追加の方を取りまとめいただくか、申込時期が異なる場合は紹介者様のお名前を備考欄にお書きくださいますようお願いいたします。
※ なお、ご参加手続きの際、自宅住所やフリーアドレス、個人携帯番号のみで登録された場合は、ご所属確認をさせいただくことがございます。
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【本セミナーの主題および状況・本講座の注目ポイント】
■本セミナーの主題および状況
★異種ポリマーの混合によって物性を向上させるポリマーアロイ技術は、21世紀に入ってからも顕著な進展を遂げています。特に、非相溶性ポリマーアロイ中の分散粒子径を従来のμmレベルから数ナノメートルレベルへと微細化することで、靭性や誘電特性など、従来にはない新たな機能を発現させる革新的なポリマーアロイの工業化が進行しています。これらナノサイズ分散技術はバイオ由来樹脂や回収ポリマーを用いた再生樹脂の製造にも応用されており、環境適合型材料の開発にも大きく貢献しています。本講座では、ポリマーアロイ製法の基礎知識からナノサイズ分散ポリマーアロイ関連技術まで、さらには最新の技術開発動向やその実例まで紹介します。
■注目ポイント
★ポリマーアロイの相分離構造とその形成機構について学習、習得できる!
★ナノサイズ分散粒子を有するポリマーアロイについて学習、習得できる!
★ポリマーアロイ化技術を適用した環境適合材料の開発について学習、習得できる!
講座担当:齋藤順
≪こちらの講座は、WEB上での開催のオンライン講座になります≫
【時間】 13:00-16:00
【講師】元住友化学 株式会社AndTech 技術顧問 今井 昭夫 氏
【講演主旨】
異種ポリマーの混合により物性向上した材料を開発するポリマーアロイの技術は21世紀に入ってからも顕著に進展している。特に非相溶性のポリマーアロイ中の分散粒子径を従来のμmレベルから数ナノメーターレベルまで微細化して、従来にない特性:靭性、誘電特性等を発現させる新規なポリマーアロイの工業化が進行している。このようなナノサイズポリマーアロイの製法に関連する技術は、バイオ由来樹脂や回収ポリマーによる再生樹脂の製造技術にも応用され、環境適合材料の開発に繋がっている。本講座ではこれらの技術開発動向の実例を紹介し、解説する。
【プログラム】
1.ポリマーアロイの相分離構造とその形成機構
1.1 相溶領域から非相溶領域へのシフト:相図(組成-温度線図)とスピノーダル分解
1.2 モルフォロジ―形成の熱力学的解釈
1.3 モルフォロジ―(分散粒径・粒径分布)が樹脂物性に及ぼす影響
1.4 非相溶性ポリマーアロイにおける分散相粒径の制御技術
1.5 相溶化剤(相容化剤)を用いるμmレベルの分散制御とリアクティブプロセッシング法による「第三世代ポリマーアロイ」
2. ナノサイズ分散粒子を有するポリマーアロイ
2.1 高せん断力による分散制御
2.2 ナノサイズ分散系ポリマーのモルフォロジー解析
2.2 ナノサイズ分散系ポリマーアロイの物性
2.3 ナノサイズ分散系ポリマーアロイ材料の工業分野への応用
3.ポリマーアロイ化技術を適用した環境適合材料の開発
3.1 植物成分を原料とするポリマー工業材料の開発事例
3.2 植物由来成分を分散相とするポリマーアロイ材料の開発事例
3.3 セルロース、セルロースナノファイバー組成物の開発事例
3.3 回収ポリマーのリサイクルによる再生樹脂の開発事例
3.4 回収樹脂の性能向上のためのポリマーアロイ化技術
4.まとめ
[質疑応答]
【キーワード】
モルフォロジー設計、界面構造設計、混練と混合、分配と分散、ミクロ分散とナノ分散、非相溶性ポリマーアロイ、ポリマーリサイクル、再生樹脂、植物由来樹脂
【講演の最大のPRポイント】
永年の各種ポリマーアロイ材料の開発経験や技術指導経験に基づいて、20世紀までに技術確立されたポリマーアロイ製法の知識や、21世紀に入って急速に進展したナノサイズ分散ポリマーアロイ関連技術に関する知識・情報を体系的に整理して解説する。
【習得できる知識】
モルフォロジー設計、界面構造設計、混練混合による分配と分散、ミクロ分散とナノ分散、非相溶性ポリマーアロイ、ポリマーリサイクル、植物由来樹脂材料