【 LIVE配信・WEBセミナー】

高分子延伸フィルムの構造評価とBOPP・PBT二軸延伸フィルムの高性能化・産業用途への展開

★2025年12月9日開講。【①山形大学:伊藤氏】【③東レ:岡田氏】【③ 興人フィルム&ケミカルズ:橘氏】の3名の専門家が、高分子延伸フィルムの基礎・物性評価から産業展開に向けた製品開発について解説します。

■本講座の注目ポイント
 高分子延伸フィルムは、光学・包装・電子分野で発展を続けています。本講演では、延伸フィルムの構造形成と物性評価の基礎を整理し、分子配向や光学特性などの評価技術に触れます。さらに、産業用途が拡大するBOPP・PBT二軸延伸フィルムの開発・産業応用の実例を解説していただきます。

セミナー番号
S2512511
セミナー名
フィルム延伸
講師名
  • 第1部  山形大学大学院  有機材料システム研究科 教授  伊藤 浩志 氏
  • 第2部  東レ株式会社  フィルム研究所/研究員  岡田 一馬 氏
  • 第3部  興人フィルム&ケミカルズ株式会社  開発推進部  橘 郁人 氏
開催日
2025年12月09日(火) 13:00-16:35
会場名
※会社やご自宅のパソコンで視聴可能な講座です
受講料(税込)

●1名様  :55,000円(税込、資料作成費用を含む)
●2名様以上:16,500円(お一人につき)
 ※受講料の振り込みは、開催翌月の月末までで問題ありません

詳細
定員:30名

※ お申し込み後、受講票と請求書のURLが自動で返信されます。基本的にはこちらで受付完了です。開催前日16:00までに再度最終のご連絡をいたします。請求書と受講票は郵送ではないため必ずダウンロードください。また、同時に送られるWEBセミナー利用規約・マニュアルを必ずご確認ください。

※ セミナー前日夕方16:00までにWEB会議のURL、事前配布資料のパスワードについて、別途メールでご案内いたします。基本的にはマイページからのダウンロードの流れとなります。なお、事前配布資料については、講師側の作成完了次第のお知らせになりますので、この点、ご理解のほどお願い申し上げます。

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※ お支払いは銀行振込、クレジット決済も可能です。銀行振込でお支払いの場合、開催月の翌月末までにお支払いください。お支払いの際は、社名の前に請求書番号をご入力ください。

※ 領収書のご要望があれば、お申込み時、領収書要にチェックを入れてください。

※ 2名以上でお申し込みをされた場合は、受講票と請求書を代表者様にご連絡します。

※ 当講座では、同一部署の申込者様からのご紹介があれば、何名でもお1人につき16,500円で追加申し込みいただけます (申込者様は正規料金、お2人目以降は16,500円となります)。追加の際は、申し込まれる方が追加の方を取りまとめいただくか、申込時期が異なる場合は紹介者様のお名前を備考欄にお書きくださいますようお願いいたします。

※ なお、ご参加手続きの際、自宅住所やフリーアドレス、個人携帯番号のみで登録された場合は、ご所属確認をさせいただくことがございます。

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【こちらの講座は、WEB上での開催のオンライン講座になります】

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第1講:13:00-14:15(山形大学:伊藤 氏)
 「延伸フィルムの分子配向計測とオンライン計測の研究動向」

第2講:14:25-15:25(東レ株式会社:岡田 氏)
 「BOPPフィルムの高性能化と工業材料への展開に向けた取り組み

第3講:15:35-16:35(興人フィルム&ケミカルズ株式会社:橘 氏)
 「二軸延伸PBTフィルムの特性と環境配慮包材および工業/産業用途への展開
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【第1講】 延伸フィルムの分子配向計測とオンライン計測の研究動向

【時間】 13:00-14:15

【講師】山形大学大学院 有機材料システム研究科 教授 伊藤 浩志 氏

【講演主旨】

 高分子フィルムの延伸について、材料特性、加工技術,構造の評価などを平易に解説する。特に結晶性フィルムとしての要求特性や延伸性、構造と物性評価手法などを紹介するとともに海外の研究動向についても紹介する。


【講演のポイント】

 最先端の構造計測の事例を紹介しながら、プラスチック成形加工、フィルム成形の基礎、構造形成、物性発現までの関係の本質を分かりやすく解説するとともに、様々な延伸不良の課題について紹介する。


【習得できる知識】

 ①成形加工およびフィルム延伸の基礎と材料物性
 ②フィルム延伸の構造形成
 ③最近の構造形成の解析手法


【講演キーワード】

 フィルム、二軸延伸、多層押出、オンライン複屈折計測



【プログラム】

1. フィルム延伸過程における現象
 1-1 高分子材料とフィルム成形加工技術
 1-2 延伸過程と光学異方性発現の関係
 1-3 一軸延伸と配向挙動
 1-4 二軸延伸・逐次延伸と配向挙動

2. フィルム延伸過程における構造発現および評価技術
 2-1 一軸および二軸延伸における分子配向特性
 2-2 延伸フィルムの構造・物性評価
 2-3 国内外のフィルム延伸の研究開発動向
 2-4 フィルム成形・延伸過程におけるオンライン光学異方性計測

3. 非晶性光学フィルム延伸過程における構造発現および評価技術
 3-1 一軸延伸と分子配向特性
 3-2 光学延伸フィルムの構造・物性評価
 3-3 フィルム延伸・緩和過程におけるオンライン構造計測 (研究開発動向含)

【質疑応答】




【第2講】 BOPPフィルムの高性能化と工業材料への展開に向けた取り組み

【時間】 14:25-15:25

【講師】東レ株式会社 フィルム研究所/研究員 岡田 一馬 氏

【講演主旨】

 二軸延伸ポリプロピレン(BOPP)フィルムは、低密度ゆえ軽量であること、防湿性や吸湿寸法安定性、耐加水分解性、耐薬品性などの化学特性や、絶縁性、誘電特性などの電気特性、離型性に優れる特徴を有しており、包装材料として非常に広範に使用されているものの、機械特性や熱特性、表面平滑性が工業用フィルムとして一般的なPETフィルムに劣ることから工業用フィルムとして使用されることが極めて少なかった。

 本講座では、械特性や熱特性、表面平滑性を世界最高レベルにまで改良した新規開発品を初めとして、種々のBOPP製品のご紹介と工業用フィルムとしての展開事例について解説する。


【講演のポイント】

 ポリオレフィン原料、ポリオレフィンフィルムの基礎知識と従来品の課題を説明し、世界最高レベルの耐熱性、平滑性、品位を有する最新の開発品BOPPフィルムの開発に関するアプローチ、特性を紹介し、本開発品を用いた展開事例について解説する。


【習得できる知識】

 ①ポリオレフィン原料、ポリオレフィンフィルムに関する基礎知識
 ②BOPPフィルムの従来課題と課題解決のアプローチ、及び、開発品を用いた場合の展開事例を把握出来る。


【講演キーワード】

 フッ素フリー(PFAS)、ノンシリコーン、ダウンゲージ、減プラ、CO2削減、高耐熱、高剛性、高品位、高平滑、低コスト



【プログラム】

1.東レグループの概要、フィルム製品

2.背景
 2-1 BOPPフィルムの特徴、用途
 2-2 トレファン®特性向上による用途拡大

3.新規トレファン
 3-1 高品位化、高平滑トレファン®
 3-2 超高耐熱トレファン®

4.まとめ

【質疑応答】




【第3講】 二軸延伸PBTフィルムの特性と環境配慮包材および工業/産業用途への展開

【時間】 15:35-16:35

【講師】興人フィルム&ケミカルズ株式会社 開発推進部 橘 郁人 氏

【講演主旨】

 当社ではSDGsに代表されるサスティナブルな経済活動に貢献することを目的に、例えばケミカルリサイクル原料やバイオマス由来原料を使用し環境負荷低減に貢献できる製品の開発も積極的に推進しています。

 今回は、当社が工業化に成功したPBT(ポリブチレンテレフタレート)樹脂の二軸延伸フィルム(商品名:ボブレット)を用いることにより、食品パッケージにおけるプラスチックの減容化やCO2排出量の削減を中心とした様々な環境負荷低減に貢献する提案について、紹介します。


【講演のポイント】

 当社が工業化に成功したPBT樹脂の二軸延伸フィルムを用いることによる、食品パッケージにおけるプラスチックの減容化やCO2排出量の削減を中心とした様々な環境負荷低減に貢献する提案について紹介します。


【習得できる知識】

 ①チューブラー同時二軸延伸法の製造プロセスについて
 ②OPBTフィルムの特性と環境配慮包材としての活用について


【講演キーワード】

 PBTフィルム、減プラ、減容化、SDGs、レンジパウチ、冷凍食品、プラスチック、CO2削減



【プログラム】

1.OPBTの製造方法とフィルム特性
 1-1 PBT樹脂とは?
 1-2 チューブラー同時二軸延伸プロセス
 1-3 OPBTフィルムの特長
 1-4 OPBTフィルムの物性

2.OPBTを活用したパッケージによる環境負荷低減
 2-1 代表的な活用事例
  2-1-1 レンジ対応パウチ
  2-1-2 深絞りトップ材
  2-1-3 冷凍食品
 2-2 その他の活用事例
  2-2-1 アセプティック適性
  2-2-2 耐内容物性
  2-2-3 放射線滅菌用包材

3.その他の主な採用例

4.おわりに

【質疑応答】



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