医薬品包装の規制・リサイクル動向とPTP包装の設計・材料開発
★2025年12月18日開講。【①住本技術士事務所:住本氏】【②東洋アルミニウム: 佐々木氏/古田氏】【③大日本印刷: 高橋氏】の3名の専門家が、PPWR規制とPTPシートの材料開発について解説します。
■本講座の注目ポイント
製薬・包材メーカー・材料技術者に求められる設計・評価・選定のポイントを学べる講座です。欧州PPWRの制定を受け、医薬品包装にも再生材利用やリサイクルが求められている。本講演では、規制動向・医薬品包材の回収問題からPTP包装の要求特性と材料開発(PTPアルミ箔・プラスチックフィルム)について解説します。
- 第1部 住本技術士事務所 所長 住本 充弘 氏
- 第2部 東洋アルミニウム株式会社 箔事業本部 群馬製造所 群馬製造所ユニット 生産技術チーム 佐々木 昌吾/古田 遼 氏
- 第3部 大日本印刷株式会社 Lifeデザイン事業部 第3ビジネスユニット開発本部 製品開発第1部第2グループ 高橋 麻貴子 氏
●1名様 :55,000円(税込、資料作成費用を含む)
●2名様以上:16,500円(お一人につき)
※受講料の振り込みは、開催翌月の月末までで問題ありません
定員:30名
※ お申し込み後、受講票と請求書のURLが自動で返信されます。基本的にはこちらで受付完了です。開催前日16:00までに再度最終のご連絡をいたします。請求書と受講票は郵送ではないため必ずダウンロードください。また、同時に送られるWEBセミナー利用規約・マニュアルを必ずご確認ください。
※ セミナー前日夕方16:00までにWEB会議のURL、事前配布資料のパスワードについて、別途メールでご案内いたします。基本的にはマイページからのダウンロードの流れとなります。なお、事前配布資料については、講師側の作成完了次第のお知らせになりますので、この点、ご理解のほどお願い申し上げます。
※ 請求書の宛名の「株式会社」や「(株)」の「会社名の表記」は、お客様の入力通りになりますので、ご希望の表記で入力をお願いします。
※ お支払いは銀行振込、クレジット決済も可能です。銀行振込でお支払いの場合、開催月の翌月末までにお支払いください。お支払いの際は、社名の前に請求書番号をご入力ください。
※ 領収書のご要望があれば、お申込み時、領収書要にチェックを入れてください。
※ 2名以上でお申し込みをされた場合は、受講票と請求書を代表者様にご連絡します。
※ 当講座では、同一部署の申込者様からのご紹介があれば、何名でもお1人につき16,500円で追加申し込みいただけます (申込者様は正規料金、お2人目以降は16,500円となります)。追加の際は、申し込まれる方が追加の方を取りまとめいただくか、申込時期が異なる場合は紹介者様のお名前を備考欄にお書きくださいますようお願いいたします。
※ なお、ご参加手続きの際、自宅住所やフリーアドレス、個人携帯番号のみで登録された場合は、ご所属確認をさせいただくことがございます。
【こちらの講座は、WEB上での開催のオンライン講座になります】
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第1講:13:00-14:30(住本技術士事務所:住本 氏)
「医薬品包装の最近の動向と包装設計」
第2講:14:45-16:00(東洋アルミニウム:佐々木/古田 氏)
「医薬品PTP包装における要求特性と機能・諸課題への対応」
第3講:16:15-17:15(大日本印刷:高橋 氏)
「脱アルミを可能にするPTP用のプラスチックフィルムの開発」
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【第1講】 医薬品包装の最近の動向と包装設計
【時間】 13:00-14:30
【講師】住本技術士事務所 所長 住本 充弘 氏
【講演主旨】
地球温暖化防止に配慮したビジネス活動が喫緊の課題である。EUは包装及び包装廃棄物規則、PPWR を制定し2024年に公布、18か月後に発効の予定である。環境対応包装は、①今までの環境対応の考え方の継続と、②循環型パッケージ対応、循環型ポリマー利用の対応の2つの対応が求められている。日本も再生プラスチック材料の使用義務化の方向に舵を切る方針が定まり、欧州のPPWRと同じ考え方で今後のプラスチック利用の包装に対応することになる。
医薬品包装においても例外ではなく、対応が求められる。どのように対応するかを説明する。
【プログラム】
1. 欧州のPPWRの理解
1.1 分野ごとにrecycled plasticsの使用量の規定
1.2 第三者によるRecyclable認証
1.3 EC検討中のDfR(Design for Recyclability)とは
1.4 Traceabilityの義務化
2.医薬品の一次包装は当面除外
2.1 医薬品のPPWR 対応必須事項
2.2 医薬品包装と今後のケミカルリサイクル品の利用
3. 使用済み医薬品包材の回収問題
3.1 USDAの動き
3.2 世界の医薬品回収の状況
3.3 進んでいるフランスの事例
3.4 米国の例
3.5 日本は今後どうするか
4. 新しいPTPシートと環境対応
4.1 欧州のPTPの動き
4.2 モノマテリアルの動きと事例
1) All PPの採用
2) All PETの採用
3) HDPEの利用
4) All Paperの動き
5.今後の医薬品包装
5.1 PPWRの影響、より環境配慮の包装
5.2 ケミカルリサイクル品利用の普及
5.3 スマホ利用の普及
まとめ
【質疑応答】
【第2講】 医薬品PTP包装における要求特性と機能・諸課題への対応
【時間】 14:45-16:00
【講師】東洋アルミニウム株式会社 箔事業本部 群馬製造所 群馬製造所ユニット 生産技術チーム 佐々木 昌吾/古田 遼 氏
【講演主旨】
PTP(Press Through Package)は医薬品包装の分類では「内袋」に相当します。錠剤やカプセルなどの医薬品包装において、製品保護性、衛生性、識別性、開封性、携帯性、改ざん防止といった機能と使いやすさ、そしてトータルコストの観点から、最も優れた包装形態の一つといえます。
本講義では、PTPの基礎知識とその機能と諸課題への対応、偽造防止や両面アルミPTPなどの技術動向及び、当社での環境対応への取り組みなど、将来展望を解説します。医薬品の中で最も日本で普及されている包装形態であるPTPについて、最新の業界現状をふまえた観点から求められる特性・機能や課題対応をご説明させて頂きます。
【プログラム】
1. 会社概要
2. PTPアルミ箔の基礎知識
2-1 PTPとは
2-2 PTPの基本構成
3. PTPアルミ箔の表示
3-1 PTPアルミ箔の表示の変遷
3-2 バーコード対応PTPアルミ箔
3-3 偽造防止技術
3-4 後印刷対応PTPアルミ箔
4. PTPアルミ箔の機能
4-1 PTPのレギュレーション
4-2 両面アルミPTP
4-3 内容物保護への対応
5.環境対応への取り組み
5-1 PTPアルミ箔のバイオマス材料の活用
5-2 アルミ箔メーカーの考えるリサイクル
【質疑応答】
【第3講】 脱アルミを可能にするPTP用のプラスチックフィルムの開発 【仮】
【時間】 16:15-17:15
【講師】大日本印刷株式会社 Lifeデザイン事業部 第3ビジネスユニット開発本部 製品開発第1部第2グループ 高橋 麻貴子 氏
【講演主旨】
※講演プログラムを作成中です。完成次第、反映いたします。
【プログラム】
※受講料の振り込みは、開催翌月の月末までで問題ありません
※前日のお申込みでも、対応させていただきます