生分解性プラスチックの基礎から次世代最新技術、社会実装まで ~海洋環境試験、LAHB研究、Green Planet®の展開~
★2026年1月20日WEBでオンライン開講。国立研究開発法人 産業技術総合研究所 中山 敦好 氏、信州大学 田口 精一 氏、株式会社カネカ 福田 竜司 氏 の3名が、生分解性プラスチックの基礎から次世代技術、社会実装まで ~海洋環境試験、LAHB研究、Green Planet®の展開~ について解説する講座です。
■本講座の注目ポイント
生分解性プラスチックは、海洋ごみ問題や二酸化炭素排出抑制に有効な技術として注目されています。本講演では、海洋生分解試験の基礎と評価手法を解説し、バイオテクノロジーと高分子材料科学を融合した「微生物代謝と材料創製」による新素材開発を紹介します。特にポリ乳酸進化版LAHBの創製を中心に、合成・分解・生産プロセスや社会実装シナリオを示します。さらに、カネカのバイオマス由来生分解性ポリマーGreen Planet®の特徴と多様な環境での分解性、炭素循環システム構築への取り組みも取り上げます。
- 第1部 国立研究開発法人 産業技術総合研究所 モレキュラーバイオシステム研究部門 バイオ分子評価研究グループ/招聘研究員(兼)神戸大学リサーチフェロー 中山 敦好 氏
- 第2部 信州大学 アクア・リジェネレーション機構/教授(特定雇用) 田口 精一 氏
- 第3部 株式会社カネカ Global Open Innovation企画部 福田 竜司 氏
【1名の場合】55,000円(税込、テキスト費用を含む)
2名以上は一人につき、16,500円が加算されます。
定員:30名
※ お申し込み後、受講票と請求書のURLが自動で返信されます。基本的にはこちらで受付完了です。開催前日16:00までに再度最終のご連絡をいたしますので、しばらくお待ちください。請求書と受講票は郵送ではないため必ずダウンロードください。また、同時に送られるWEBセミナー利用規約・マニュアルを必ずご確認ください。
※ セミナー前日夕方16:00までにWEB会議のURL、事前配布資料のパスワードについては、別途メールでご案内いたします。基本的には、事前配布資料はマイページからのダウンロードの流れとなります。なお、事前配布資料については、講師側の作成完了次第のお知らせになりますので、この点、ご理解のほどお願い申し上げます。
※ 請求書の宛名の「株式会社」や「(株)」の「会社名の表記」は、お客様の入力通りになりますので、ご希望の表記で入力をお願いします。
お支払いは銀行振込、クレジット決済も可能です。銀行振込でお支払いの場合、開催月の翌月末までにお支払いください。お支払いの際は、社名の前に請求書番号をご入力ください。
※ 領収書のご要望があれば、お申込み時、領収書要にチェックを入れてください。
※ 2名以上でお申し込みをされた場合は、受講票と請求書を代表者様にご連絡します。
※ 当講座では、同一部署の申込者様からのご紹介があれば、何名でもお1人につき16,500円で追加申し込みいただけます (申込者様は正規料金、お2人目以降は16,500円となります)。追加の際は、申し込まれる方が追加の方を取りまとめいただくか、申込時期が異なる場合は紹介者様のお名前を備考欄にお書きくださいますようお願いいたします。
※ なお、ご参加手続きの際、自宅住所やフリーアドレス、個人携帯番号のみで登録された場合は、ご所属確認をさせいただくことがございます。
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セミナーに関するQ&Aはこちら(※キャンセル規定は必ずご確認ください)
【本セミナーの主題および状況・本講座の注目ポイント】
■本セミナーの主題および状況
★生分解性プラスチックは、海洋ごみ問題や二酸化炭素排出抑制に有効な技術として注目されています。本講演では、海洋生分解試験の基礎と評価手法を解説し、バイオテクノロジーと高分子材料科学を融合した「微生物代謝と材料創製」による新素材開発を紹介します。特にポリ乳酸進化版LAHBの創製を中心に、合成・分解・生産プロセスや社会実装シナリオを示します。さらに、カネカのバイオマス由来生分解性ポリマーGreen Planet®の特徴と多様な環境での分解性、炭素循環システム構築への取り組みも取り上げます。
■注目ポイント
★生分解性プラスチックの基礎と生分解性評価について学習、習得できる!
★海洋生分解試験の手順とポイントについて学習、習得できる!
★再生可能性資源から創製される微生物産生プラスチックについて学習、習得できる!
★PHAの生産プロセスと物性・生分解性について学習、習得できる!
★次世代ポリ乳酸「LAHB」:の生合成一貫プロセス開発と機能部材化・生分解性について学習、習得できる!
★生分解性プラスチックとバイオマスプラスチックの概要について学習、習得できる!
★カネカ生分解性バイオポリマーGreen Planet®の開発について学習、習得できる!
講座担当:齋藤 順
≪こちらの講座は、WEB上での開催のオンライン講座になります≫
【第1講】 生分解性プラスチックの基礎と生分解性評価 ~海洋生分解試験の手順とポイント~
【時間】 13:00-14:15
【講師】国立研究開発法人 産業技術総合研究所 モレキュラーバイオシステム研究部門 バイオ分子評価研究グループ/招聘研究員(兼)神戸大学リサーチフェロー 中山 敦好 氏
【講演主旨】
製作中です。
【プログラム】
製作中です。
【第2講】 海プラごみ問題解決の切り札:次世代型ポリ乳酸「LAHB」の研究ストーリーと今後の展開
【時間】 14:25-15:40
【講師】信州大学 アクア・リジェネレーション機構/教授(特定雇用) 田口 精一 氏
【講演主旨】
世界で年産4億トンものプラスチック製造は、巨大産業である。そのプラスチックを再生可能資源から生産し、一部が生分解性であれば、二酸化炭素排出抑制といわゆる海プラゴミ問題解決に有効である。本研究は、バイオテクノロジーと高分子材料科学の2つの分野が両輪として進められている。一言でいうと、「微生物代謝と材料創製」両睨みのバイオものづくりである。本講演では、ポリ乳酸の進化版である「LAHB」創製を主軸に、反応・合成・分解・生産プロセス・社会実装シナリオについて、産学連携研究・国家プロジェクト活動を交えながら紹介する。
【プログラム】
1.イントロダクション
2.バイオプラスチック事始め
2.1 バイオマスプラスチックと生分解性プラスチック
2.2 合成プラスチックとの対比から理解するバイオプラストイック
2.3 バイオプラスチック開発の歴史
3.再生可能性資源から創製される微生物産生プラスチック
3.1 ポリヒドロキシアルカン酸(PHA)
3.2 PHAの種類と構造
3.3 PHAの生合成システム
4.PHAの生産プロセスと物性・生分解性
4.1 PHAの生産系(再生可能原料から最終プロダクトまで:一貫プロセス開発)
4.2 PHAの物性・機能
4.3 PHAの生分解性最前線
5.次世代ポリ乳酸「LAHB」:の生合成一貫プロセス開発と機能部材化・生分解性
5.1 LAHBの生合成一貫プロセス開発
5.2 LAHBの機能部材化
5.3 LAHBの生分解性と部材化のポイント
6.世界動向と今後の展望
質疑応答
【キーワード】
生分解性プラスチック、バイオマスプラスチック、微生物ポリエステル、ポリ乳酸、ポリヒドロキシアルカン酸(PHA)、乳酸ポリマー(LAHB)再生可能資源、微生物工場、合成生物学、物性と生分解性のトレード・オフ関係、Bioeconomy、Circular economy
【講演の最大のPRポイント】
講演者は、バイオテクノロジーと高分子材料科学の二刀流で、「海洋生分解性プラスチック」の創製に取り組んでいる。再生可能資源からオリジナルプラスチックである「LAHB」を創製する研究ストーリーは、「ゼロ→有」型のスタイルであり、時々に遭遇した紆余曲折をご披露できれば幸いです。
【第3講】 カネカ生分解性バイオポリマー Green Planet®の開発と資源循環の取り組み
【時間】 15:50-17:05
【講師】株式会社カネカ Global Open Innovation企画部 福田 竜司 氏
【講演主旨】
不適切な処理により環境中に漏出されたプラスチック廃棄物によるごみ問題が国際的な課題となっており、解決対策の一つとして、生分解性ポリマーへの期待が高まっている。カネカはバイオマス由来で、生分解性を有するカネカ生分解性バイオポリマー Green Planet®の開発に取り組んできた。Green Planet®は植物油を原料に微生物が産生するポリマーで、プラスチックと同様に成形加工でき、使用後、コンポストや嫌気環境、土壌、海水等で生分解性を示す。本講習会では、プラスチックを取り巻く環境、生分解性バイオポリマーGreen Planet®の特徴を紹介し、炭素循環システム構築への取り組みについても紹介する。
【プログラム】
1.はじめに
2.プラスチックを取り巻く状況
3.生分解性プラスチックとバイオマスプラスチックの概要
4.カネカ生分解性バイオポリマーGreen Planet®の開発
5.資源循環に関する取り組み
6.まとめ
質疑応答
【キーワード】
生分解性ポリマー、バイオプラスチック、ポリヒドロキシアルカノエート(PHA)、PHBH、海洋プラスチックごみ問題、海洋生分解性、資源循環
【講演の最大のPRポイント】
バイオマス由来で海洋生分解性を有するカネカ生分解性バイオポリマーGreen Planet®の特徴、社会実装、炭素資源循環への取り組み、原料転換に加え、未来を担う子供たちへの情報発信の取り組みについて紹介する。
【習得できる知識】
プラスチック廃棄物問題の現状、バイオマスプラスチックと生分解性プラスチックの違い、環境中で生分解する生分解性ポリマーの特性、生分解性ポリマーの社会実装の状況