透明導電膜・フィルムの最新技術開発動向と応用展開
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★透明導電材料の基本的な解説から、「塗布型」透明導電膜について、導電材料の種類、プロセスや従来の透明導電膜との違いについて解説!
★プラスチックフィルムと ITO 膜の界面、ITO 膜の構造などに着目し、課題解決の方策について解説!
★銅ナノインクによるフィルム上での回路形成について、印刷、焼成といったプロセスの解説も含め実用化への取り組みを解説!
★低抵抗・透明性・フレキシブル性に優れた透明導電性フィルム技術NANOWEB®を紹介!
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- 第1部 マクセル株式会社 新事業統括本部 設計部 第2課 課長 水谷 拓雄 氏
- 第2部 東洋紡株式会社 総合研究所 堅田フイルム技術センター リーダー 多々見 央 氏
- 第3部 石原ケミカル株式会社 第三研究部 部長 有村 英俊 氏
- 第4部 コーンズ テクノロジー株式会社 テクニカルセンター アプリケーションサポートリーダー 川合 紘夢 氏
【1名の場合】55,000円(税込、テキスト費用を含む)
2名以上は一人につき、11,000円が加算されます。
定員:30名
※ お申込み時に送られるWEBセミナー利用規約・マニュアルを必ず、ご確認ください。
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※ お申し込み後、受講票と請求書が自動で返信されます。請求書記載の銀行口座に沿って、お振り込みをお願いします。また請求書に記載の「株式会社」や「(株)」「会社名」はお客様の記入通りの表記になりますので、ご希望の形式で記載をお願いします。
※ 2名以上でお申し込みをされた場合は、請求書受講票を代表者様にご連絡します
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※ ご参加手続きの際、自宅住所やフリーアドレス、個人携帯番号のみで登録された場合は、ご所属確認をさせいただくことがございます
※ 当講座では、同一部署、申込者のご紹介があれば、何名でもお1人につき11,000円で追加申し込みいただけます。(申込者は正規料金、お二人目以降は11,000円となります)。追加の際は、申し込まれる方が追加の方を取り纏いただくか、申込時期が異なる場合は紹介者のお名前を備考欄にお書きくださいますよう、お願いいたします。
【第1講】 透明導電材料の基礎と応用展開
【時間】 11:00-12:15
【講師】マクセル株式会社 新事業統括本部 設計部 第2課 課長 水谷 拓雄 氏
【講演主旨】
【プログラム】
【第2講】 透明導電性フィルムの開発動向と高温高湿耐久性、フレキシブル性向上
【時間】 13:00-14:15
【講師】東洋紡株式会社 総合研究所 堅田フイルム技術センター リーダー 多々見 央 氏
【講演主旨】
透明導電膜として ITO(スズドープ酸化インジウム)がプラスチックフィルムに成膜された透明導電性フィルムがタッチセンサーやスマートウィンドウなどでよく使用されている。プラスチックフィルム基材に成膜された ITO 膜には課題がある。高温高湿下において抵抗値が安定しないことや、フレキシブル性と物理的耐久性の両立が困難なことが挙げられる。
本セミナーでは、プラスチックフィルムと ITO 膜の界面、ITO 膜の構造などに着目し、課題解決の方策について解説する。
【キーワード】
透明導電性フィルム、高温高湿耐久性、フレキシブル性、薄膜の密着性、薄膜の構造
【講演ポイント】
プラスチックフィルム上に成膜された ITO 膜特有の問題を、プラスチックフィルムと ITO 膜の界面、ITO 膜の構造などに着目し、課題解決の方策について解説する。
【習得できる知識】
透明導電性フィルムの高温高湿耐久性、フレキシブル性を付与する技術指針。
【プログラム】
1.透明導電性フィルムの技術課題
1-1 透明導電性フィルムについて
1-2 透明導電性フィルムの技術課題
2.透明導電性フィルムの高温高湿耐久性向上
2-1 ガラス基板とプラスチック基板の差異
2-2 プラスチック基板への付着力向上
2-3 プラスチック基板への高品位薄膜形成
3.透明導電性フィルムのフレキシブル性向上
3-1 透明導電性フィルムのフレキシブル性
3-2 透明導電膜の構造とフレキシブル性
4.まとめ
【質疑応答】
【第3講】 銅ナノインクによる有機フィルム上での導電パターンの形成
【時間】 14:30-15:45
【講師】石原ケミカル株式会社 第三研究部 部長 有村 英俊 氏
【講演主旨】
印刷法を用いてフィルム上に回路形成可能なプリンテッド・エレクトロニクス(PE)が低環境負荷な製法として注目されている。大気下で焼成可能なAgナノインクを用いたPEによる回路形成は、一部で実用化されている。今後の市場拡大には、低コスト化、マイグレーション耐性などの観点からCuナノインクの実用化が求められている。しかし、Cuは室温で容易に酸化する性質があり、ナノ粉にすると更に活性となるため、取り扱いが難しい。本講演では、銅ナノインクによるフィルム上での回路形成について、印刷、焼成といったプロセスの解説も含めて、実用化への取り組みを解説する。
【キーワード】
銅ナノインク、フォトシンタリング、ギ酸リフロー、フレキソ印刷、インクジェット印刷、グラビアオフセット印刷、スクリーン印刷、回路形成、めっき増膜
【講演ポイント】
プリンテッド・エレクトロニクス分野で用いられる銅ナノインクの特長と実用化について、インク材料だけでなく、印刷や焼成プロセスを含めて解説する。
【習得できる知識】
銅ナノインクを用いた印刷法による回路形成
【プログラム】
1.プリンテッド・エレクトロニクスについて
1-1. 従来技術との比較
1-2. 実用例
1-3. 導電性インクの特長と課題
2.銅ナノインクの解説
2-1. 特長
2-2. 金属粒子の焼結
2-3. 銅粒子の焼結における課題と焼成方法
2-4. 光焼結(フォトシンタリング)について
2-5. フォトシンタリングのメカニズム
2-6. ギ酸の還元力を用いた熱焼成
3.薄膜印刷による回路形成
3-1. 印刷法とインクの特長
3-2. インクジェット印刷
3-3. フレキソ印刷
3-4. グラビアオフセット印刷
3-5. その他の印刷
4.厚膜印刷による回路形成
4-1. スクリーン印刷
4-2. スクリーン印刷結果と皮膜物性
5.印刷技術とめっき増膜
5-1. めっきシード層としての印刷
5-2. 評価結果(適用フィルムと検討結果)
【質疑応答】
【第4講】 低抵抗透明導電性フィルムを実現するNANOWEB®ナノ金属メッシュ技術と5G通信・EMI対策・自動車AD/ADAS向けに実現される用途
【時間】 16:00-17:15
【講師】コーンズ テクノロジー株式会社 テクニカルセンター アプリケーションサポートリーダー 川合 紘夢 氏
【講演主旨】
本講演では低抵抗・透明性・フレキシブル性に優れた透明導電性フィルム技術NANOWEB®をご紹介いたします。従来のITO(あるいはグラフェン、CNT、塗布型のAgナノワイヤ)といった透明導電性材料の代替技術として、これらを凌駕する優れた透過率と導電性を両立してご提供いたします。当材料は1µm以下のナノ幅の金属メッシュからなり、様々な基板に成膜可能(PETなどの柔らかいフィルムorガラスなどの硬い基板にも)。メッシュパターンを制御し、機能や特性も最適化可能です。また、このフィルムをロールの形で大量生産可能にするローリングマスクリソグラフィ(RML®)技術と、各種ご用途(透明アンテナ、5G向け電波反射フィルム、透明EMIシールド、自動車AD/ADAS向け透明ヒーター)をご紹介いたします。従来にない導電性により、これまでできなかった用途がご利用頂けるようになります。
【キーワード】
透明導電性フィルム,フォトリソグラフィ,メタマテリアル,メタサーフェス,透明ヒーター,AD/ADAS,自動運転,5G・6G通信,ミリ波,LiDAR,電気自動車,EMIシールド,電波シールド,電波反射,電波制御,高周波,ナノ技術,機能性フィルム
【講演ポイント】
ナノ幅の金属メッシュによる新しい透明導電性フィルムをご紹介。高い透明度と導電性により、これまでにない用途・機能を実現。5G/6G通信やEMI対策、自動車AD/ADAS用途などに活用できる様子を解説。
【習得できる知識】
最新の透明導電性フィルム技術情報
5G・6G通信向け材料の情報
CASEに向けた自動車・カーエレクトロニクス向け材料情報
【プログラム】
1.透明導電性フィルムNANOWEB®とメーカー企業META社のご紹介
2.ナノ金属メッシュにより実現される導電性と透明性
3.従来の透明導電性材料の課題とナノ金属メッシュ技術
4.ナノ金属メッシュのロールツーロール製造技術:ローリングマスクリソグラフィ技術
5.NANOWEB®により可能となる各種用途
5-1.5G・6G通信(透明電波反射フィルム)
5-2.電子機器のEMI対策(透明EMIシールド)
5-3.自動車AD/ADAS(透明アンテナ 透明ヒーター)
【質疑応答】