ポリマーアロイ入門講座(基礎編)【3か月連続・オンライン学習講座】
★オンライン(WEB)を使った新感覚のWEB講座+通信教育サービス!毎月1回、全3回の講座コースでこの料金で受講可能です。
★本講座では、ポリマーアロイの設計・実用化の技術の全般について解説し、これから担当される受講者の実務にも役立つ知識を提供!
★第1講:ポリマーブレンドの基本的な考え方
第2講:相容化剤の分子構造の最適化とリアクティブプロセッシングについての基本的な考え方
第3講:ポリマーアロイ技術を応用した各種機能を向上させた高分子材料の開発事例と材料設計
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★各回ごとに指導の質問回答および総合質疑後、時間内であれば講師と受講者間での個別・自由議論も行えます!
- 元住友化学 株式会社AndTech 技術顧問 今井 昭夫 氏
・1口(1-2名まで受講可能)55,000円(消費税・資料代込)
お申込み人数は”1”を選択
・1口(3名まで受講可能) 82,500円 (消費税・資料代込)
お申込み人数は”複数”を選択
※同一法人4名以上は1人あたり27,500円(消費税・資料代込)で金額追加で受講可
※オンライン学習で使用する資料(PDF電子データ)として事前に受講者へご連絡いたします。お手数をおかけしますが、プリントアウトしていただき、ご準備ください。
※原則、紙媒体でのテキスト提供は対応しておりません。
※同一法人で15名以上の参加をお考えの企業様はWEB研修サービス(有料・カスタマイズ研修)も行っております。
※紙媒体による資料(テキスト)をお求めの場合は1冊(1回分、カラー、1頁4スライド構成)につき、5,500円(税込)を別途徴収いたします。お申込み時、備考欄にその旨をご記入ください。
※講座資料の電子データ提供の都合により、著作権保護の観点から研修参加者の名簿提出が必須となります。予め、ご了承ください。
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【全体スケジュール】
【予定】
第1講 6月8日(木) 15:00-18:00
第2講 7月6日(木) 15:00-18:00
第3講 8月3日(木) 15:00-18:00
【時間】 15:00-18:00
【講師】元住友化学 株式会社AndTech 技術顧問 今井 昭夫 氏
【講演主旨】
【第1回】ポリマーブレンドの基礎的な考え方
現代社会で実用化されている高分子材料では、複数種類のポリマーのブレンドによって性能や機能を高めていることが多い。ポリマーブレンド・ポリマーアロイの技術は1950年代から蓄積されてきているが、特に1980年代頃と2010年以降に飛躍的な進展があった。本講座は、これらポリマーアロイの設計・実用化の技術の全般について解説し、受講者の担当実務にも役立つ知識を提供する。第1講では、ポリマーブレンドの基本的な考え方を解説する。
【第2回】相容化剤とリアクティブプロセッシング
ポリマーアロイの性能・機能を発揮させるためには、分散成分のサイズ・形状を制御する必要がある。分散ポリマーの粒径をコントロールする手法として相容化剤の添加が挙げられる。第2講では、相容化剤の分子構造の最適化と、ポリマーの混練中に相溶化剤を発生させるリアクティブプロセッシングについての基本的な考え方を解説する。
【第3回】ポリマーアロイ技術を活用した機能材料の設計
ポリマーアロイ技術を応用して、力学的物性・耐衝撃強度の向上が図られてきたが、近年、更に各種の機能を発現させる高分子材料の開発が進んでいる。第3講では、これらの実例を紹介し、その材料設計の考え方について解説する。
【プログラム】
【第1回】ポリマーブレンドの基礎的な考え方
(日時:6月8日(木) 15:00-18:00 、学習時間:3時間)
1.混合について-混ぜる、混ざる、溶け合う
2.ポリマーブレンド/ポリマーアロイとは?・・・相溶性と相容性
3.ポリマーアロイのモルフォロジーとは?
3.1 ミクロ分散とナノ分散、分散粒径を決定する要因
3.2 ポリマーアロイ設計におけるトップダウン戦略とボトムアップ戦略
3.3 樹脂の耐衝撃強度に対する分散粒径と粒径分布の影響
3.4 ポリマーアロイのモルフォロジーの測定・観察
3.5 ポリマーアロイのモルフォロジーと動的粘弾性の温度依存性
4.相溶性パラメーターとは?
4.1 相溶性パラメーター(SP値)とは何か?
4.2 ポリマー混合とSP値
4.3 SP値の適用の可能性と限界
5.演習
【演習回答・内容への質疑応答】
【第2回】相容化剤とリアクティブプロセッシング
(日時:7月6日(木) 15:00-18:00、学習時間:3時間)
1.相容化剤の種類と活用事例
1.1 相容化の考え方と相容化剤の利用
1.2 相容化の機構・・・分子論的および熱力学的解析事例
1.3 ゴム工業における相容化剤の利用例
1.4 「最適」相容化剤の分子設計
2.工業化されたポリマーアロイ材料開発の歴史
第一世代ポリマーアロイと第二世代ポリマーアロイ
3.リアクティブ プロセッシングと第三世代ポリマーアロイ
3.1 リアクティブ プロセッシングの特徴
3.2 リアクティブプロセッシングのプロセス解析
3.3 耐衝撃強度/耐熱性/耐薬品性の同時改良樹脂材料の設計
4.演習
【演習回答・内容への質疑応答】
【第3回】ポリマーアロイ技術を活用した機能材料の設計
(日時:8月3日(木) 15:00-18:00、学習時間:3時間)
1.ポリマーアロイ技術を応用した樹脂ゴム特性改良
1.1 樹脂ゴム材料 表面外観特性の改良
1.2 ブリード・ブルーム改良技術への応用
2.最近の「第四世代」ポリマーアロイ技術の動向と将来的技術課題
2.1 高せん断によるナノモルフォロジ―の制御
2.2 植物由来樹脂への応用
2.3 ナノレベルのモルフォロジー・物性粘弾性解析手法の進歩
2.4 新規な相溶性ポリマーの開発
2.5 新規リアルブロック共重合体の合成技術の進歩
3. まとめ:ポリマーアロイ設計技術
4.演習
【演習回答・内容への質疑応答】