【 LIVE配信・WEBセミナー】

環境配慮を考えた紙おむつ材料の最新開発動向とリサイクルシステムの課題・今後の期待

~生分解性を持つ高吸水性樹脂・植物由来バイオプラスチック・おむつリサイクルの現状~

≪こちらはWEB講座のお申し込みURLになります≫

★子供用のみならず、介護などの用途として、大人用紙おむつの消費が著しい伸びのある市場である、紙おむつ。

★おむつの焼却に関しては大量の水分があり、焼却温度を高温に維持するために、大量の助燃剤が用いられているのが現状!処理時の環境への影響が大きい紙おむつの処理をいかに環境負荷低減に配慮するか?

★焼却処理に頼らないための生分解性樹脂の活用や、パッケージなどへの環境配慮を考慮したバイオマスプラスチックの活用、また高吸水性樹脂のポリマーのリサイクルやおむつの再資源化など、リサイクルと高吸水性樹脂の環境対応からひも解く講座です

セミナー番号
S230502
セミナー名
環境配慮紙おむつ・生分解性高吸水性樹脂
講師名
  • 第1部  公立大学法人福岡女子大学  国際文理学部 環境科学科/教授  吉村 利夫 氏
  • 第2部  苫小牧工業高等専門学校  創造工学科応用化学・生物系/教授  甲野 裕之 氏
  • 第3部  ユニ・チャーム株式会社  Recycle事業推進室  和田 充弘 氏
開催日
2023年05月30日(火) 12:30-16:45
会場名
※会社やご自宅のパソコンで視聴可能な講座です
受講料(税込)

【1名の場合】44,000円(税込、テキスト費用を含む)
2名以上は一人につき、11,000円が加算されます。

詳細

定員:30名

※ お申込み時に送られるWEBセミナー利用規約・マニュアルを必ず、ご確認ください。
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※ 当講座では、同一部署、申込者のご紹介があれば、何名でもお1人につき11,000円で追加申し込みいただけます。(申込者は正規料金、お二人目以降は11,000円となります)。追加の際は、申し込まれる方が追加の方を取り纏いただくか、申込時期が異なる場合は紹介者のお名前を備考欄にお書きくださいますよう、お願いいたします。


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【第1講】 生分解性を有する高吸水性樹脂の創製と紙おむつへの適用

【時間】 12:30-13:45

【講師】公立大学法人福岡女子大学 国際文理学部 環境科学科/教授 吉村 利夫 氏

【講演主旨】

 紙おむつは「育児と介護の必需品」と言われ、特に大人用紙おむつの消費量拡大が著しい。そのため着用時の快適性や機能性の向上が絶えず図られている。一方で、使用後の紙おむつは大量の水分が含まれているにもかかわらず、ほとんどの自治体で焼却処理がなされている。その再、焼却温度を高温に維持するために、大量の助燃剤が用いられているのが現状である。高吸水性樹脂に生分解性を付与することで、焼却処理に頼らない処理が可能となることが期待される。紙おむつおよびそのキー材料である高吸水性樹脂の概要と共に、生分解性高吸水性樹脂の現状と課題について解説する。


【講演キーワード】
高吸水性樹脂、紙おむつ、生分解性、環境負荷低減


【講演ポイント】
高吸水性樹脂および紙おむつの現状と課題を整理し、生分解性高吸水性樹脂の意義や課題を包括的に解説する。


【習得できる知識】
高吸水性樹脂および紙おむつの概要と生分解性高吸水性樹脂に関する知識

【プログラム】

1.高吸水性樹脂
 1-1 概要
 1-2 吸水原理
 1-3 現行品の課題
2.紙おむつ
 2-1 概要
 2-2 基本構成
 2-3 現行品の課題
3.生分解性高吸水性樹脂
 3-1 意義
 3-2 過去の研究例
 3-3 現状
4.おわりに
 4-1 高吸水性樹脂および紙おむつの課題と将来展望


【第2講】 セルロース、キチン・キトサンを活用した吸水性素材の開発

【時間】 14:00-15:15

【講師】苫小牧工業高等専門学校 創造工学科応用化学・生物系/教授 甲野 裕之 氏

【講演主旨】

 脱炭素・持続可能な社会形成において、天然素材であるセルロースやキチン・キトサンなどの多糖類は、プラスチック素材に代わる原料として注目されている。本講座では、多糖類を吸水性材料変換する化学技術について、その基礎から応用まで、特に多糖類の種類、特徴、その変換方法を分かりやすく説明し、具体的な事例をもとに高機能化技術について詳しく解説します。
 これから多糖類を使う方、深く知りたい方、個別のお悩みを抱えている方など、幅広いニーズに対応するための講座です。


【講演キーワード】
脱プラスチック、脱炭素、吸水性樹脂、吸水性素材、生分解性、天然ゲル材料、セルロース、キチン・キトサン、機能性材料、機能性高分子


【講演ポイント】
多糖類の吸水性樹脂化における具体的な事例や、その物性および構造の評価方法、構造と機能性の関係、生分解評価法を解説する。
既存の吸水性樹脂を多糖類系吸水性樹脂に置き換える上で、最も本質的な技術上の課題を解説する。


【習得できる知識】
多糖類の吸水性樹脂化に必要な基礎知識~多糖類と架橋剤の選択、合成方法、物性評価法~の知識を習得することができる。
多糖類とその応用に関わっている方は、上記知識を深めることができる。

【プログラム】

1.多糖類とは
 1-1 多糖類の構造とその特徴
 1-2 多糖類の誘導体とその特徴
2.吸水性素材とは
 2-1 吸水性樹脂の構造とその吸水原理
 2-2 吸水性樹脂の課題
3.多糖類を吸水性樹脂に変換する技術
 3-1 多糖類の分子間架橋法と架橋剤の選択
 3-2 セルロースの吸水性樹脂化
 3-3 セルロース誘導体の吸水性樹脂化
 3-4 セルロース誘導体吸水性樹脂の成型方法
 3-5 生分解性評価法
4.糖質の架橋剤変換と吸水性樹脂への応用
 4-1 ショ糖(スクロース)の酸化による架橋剤変換
 4-2 酸化スクロースと多糖類から合成した全糖質型吸水性樹脂の特徴と利点
5. おわりに


【第3講】 使用済み紙おむつの再資源化技術開発と環境材料への期待

【時間】 15:30-16:45

【講師】ユニ・チャーム株式会社 Recycle事業推進室 和田 充弘 氏

【講演主旨】

 ユニ・チャームでは,「紙おむつの未来」を考え、消費されない消費財を実現して、‟ごみゼロ“の世界を目指し、「紙おむつから紙おむつへの水平リサイクル」へ挑戦しています。その道のりと現状をご説明します。使用済み紙おむつリサイクル技術や、新品のパルプと同等の品質パルプを活用した紙おむつの「水平リサイクル」について事例や、自治体との使用済回収方法の取組事例を紹介します。あわせて、当社の環境材料を用いた製品事例も紹介します。


【講演キーワード】
サーキュラーエコノミー 紙おむつ 循環


【講演ポイント】
紙おむつの水平リサイクル「RefFプロジェクト」技術開発状況や、「水平リサイクル素材を使ったRefF紙おむつ」事例や、使用済み紙おむつの分別・回収ができる自治体とのパートナーシップ事例を紹介する。


【プログラム】

1.当社紹介

 1-1 当社事業概要

 1-2 ESG目標『Kyo-sei Life Vision 2030』

2.今、使用済紙おむつリサイクルが必要な理由

 2-1 環境省「使用済紙おむつの再生利用等に関するガイドライン」

 2-2 東京都での調査結果

3. 他社動向

 3-1  日本内の他社事例

 3-2  EUでの取組事例

4.当社の使用済紙おむつリサイクル取組

 4-1使用済紙おむつの回収方法(自治体との取組)

 4-2 リサイクル技術

 4-3 リサイクルパルプの品質と水平リサイクル事例

5. 当社の環境対応

 5-1脱炭素取組

 5-2環境配慮素材を活用した製品紹介


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