ゴム・エラストマー技術入門講座【3か月連続・オンライン学習講座】
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第1講: ゴム・エラストマー素材の種類と特性について基礎から解説
第2講: ゴム・エラストマー材料の加工成形に特有の各種要素技術について解説
第3講: 地球環境保全や省資源・省エネルギーなど環境に配慮した技術の開発研究と今後の動向について解説
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★各回ごとに指導の質問回答および総合質疑後、時間内であれば講師と受講者間での個別・自由議論も行えます!
- 元住友化学 株式会社AndTech 技術顧問 今井 昭夫 氏
・1口(1-2名まで受講可能)55,000円(消費税・資料代込)
お申込み人数は”1”を選択
・1口(3名まで受講可能) 82,500円 (消費税・資料代込)
お申込み人数は”複数”を選択
※同一法人4名以上は1人あたり27,500円(消費税・資料代込)で金額追加で受講可
※オンライン学習で使用する資料(PDF電子データ)として事前に受講者へご連絡いたします。お手数をおかけしますが、プリントアウトしていただき、ご準備ください。
※原則、紙媒体でのテキスト提供は対応しておりません。
※同一法人で15名以上の参加をお考えの企業様はWEB研修サービス(有料・カスタマイズ研修)も行っております。
※紙媒体による資料(テキスト)をお求めの場合は1冊(1回分、カラー、1頁4スライド構成)につき、5,500円(税込)を別途徴収いたします。お申込み時、備考欄にその旨をご記入ください。
※講座資料の電子データ提供の都合により、著作権保護の観点から研修参加者の名簿提出が必須となります。予め、ご了承ください。
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【全体スケジュール】
【予定】
第1講 5月28日(火) 13:00~16:00
第2講 6月18日(火) 13:00~16:00
第3講 7月29日(月) 13:00~16:00
【時間】 13:00-16:00
【講師】元住友化学 株式会社AndTech 技術顧問 今井 昭夫 氏
【講演主旨】
日本の産業経済構造・事業環境の変化により、製造業企業には新規製品・新規事業の開発を伴う事業変革が求められている。また、地球温暖化防止や省資源・省エネルギーの観点から樹脂・ゴムなどの高分子素材についても見直しの機運が高まっている。材料開発検討のためには、既存の材料についての基礎的な知識や情報を把握することが必要であり、工業的に実用化されている各種ゴム・エラストマー材料について総合的に解説する講座を企画した。本講座は初心者にも理解できるような基礎的な知識・情報を整理して提供するが、既に実務上でゴム・エラストマー材料を取り扱っている技術者にとっても、知識・情報を再整理できるように構成した。
【第2回】ゴム・エラストマー材料の混合・配合・加工成形・加硫技術
多くのゴム材料(生ゴム)は、常温では流動状態にあり、それ自体で製品の形状を保つことはできない故に、架橋(加硫)工程を経て工業製品に作り上げられる。また、ゴム製品の強度向上のために、カーボンブラックなどの補強剤・充填剤が加えられるが、ゴム素材中への充填剤の分配・分散のための混合技術が蓄積されている。これらの要素技術の組合せによって高性能・高機能のゴム・エラストマー製品が製造されて社会に提供されている。第2講では、ゴム・エラストマー材料の加工成形に特有の各種要素技術について解説する。
【第3回】ゴム・エラストマー材料に係る最近の開発技術と環境配慮技術
近年、ゴム・エラストマー材料分野でも新規素材の開発が進行している。また、地球環境保全や省資源・省エネルギーなど環境に配慮した技術の開発研究も進行している。第3講では、それらの事例の内のいくつかを取り上げて、今後の望ましい開発方向について議論する。
【プログラム】
(日時:5月28日(火)13:00~16:00、学習時間:3時間)
1. ゴム・エラストマー素材とは
1-1. ゴム素材の開発技術の歴史
1-2. ゴムとプラスチック:物理的性質の温度依存性
1-3. ゴムとエラストマー: 生ゴム(エラストマー)と加硫ゴム
2. ゴム・エラストマー素材の種類
2-1. ゴム・エラストマーのIISRP命名法
2-2. 天然ゴム
2-3. スチレン・ブタジエンゴム(SBR)
2-4. ポリブタジエンゴム(BR)
2-5. クロロプレンゴム(CR)
2-6. エチレン・プロピレンゴム(EPM, EPDM)
2-7. アクリルゴム(ACM)
2-8. その他 特殊ゴム
3. 熱可塑性エラストマー
3-1. ブロック共重合体エラストマー
3-2. オレフィン系エラストマー
3-3. その他の熱可塑性エラストマー
4. ゴムラテックス
4-1. 天然ゴムラテックス
4―2. 合成ゴムラテックス
5. 演習
【演習回答・内容への質疑応答】
【第2回】ゴム・エラストマー材料の混合・配合・加工成形・加硫技術
(日時:6月18日(火)13:00~16:00、学習時間:3時間)
1. ゴム・エラストマーの混合:.相溶性/非相溶性
2. 充填剤の混合と分散
2-1. 混合・混練装置と分散の進行
2-2. カーボンブラックの分散とコンパウンドの性状
2-3. シリカの分散と分散助剤
3. ゴム・エラストマーへの添加剤と配合
3-1. 老化防止剤
3-2. オイルと可塑剤
3-3. その他の配合資材
4. ゴム・エラストマーコンパウンドの加工成形
4-1. 押出し成形、異形押出
4-2. 圧縮成形
4-3. ロール成形
5. ゴム・エラストマーの加硫(架橋)
5-1. 加硫剤
5-2. 加硫促進剤
5-3. 加硫装置と操作
6. 加硫ゴムの物性
6-1. 引張強度、
6-2. 引裂き強度
6-3. 耐摩耗性
6-4. 耐屈曲亀裂性
6-5. 防振特性
7. 演習問題
【演習回答・内容への質疑応答】
【第3回】ゴム・エラストマー材料に係る最近の開発技術と環境配慮技術
(日時:7月29日(月)13:00~16:00、学習時間:3時間)
1. 新規エラストマーの開発事例
・メタロセン触媒による新規エラストマー
・リビング重合法による新規エラストマー
2. ゴム・エラストマー分野における環境配慮技術
ゴム・エラストマー分野での3R(Reuse,Reduce,Recicle)
3. ゴム・エラストマー加工製品のリサイクル
3-1. 自動車用途ゴム・エラストマー部品のリサイクル
3-2. タイヤのリサイクル
4. 植物由来ゴム・エラストマー素材の開発
4-1. トランスポリイソプレン
4-2. ファルネセン共重合体
4-3. その他の研究事例
5. 非化石資源材料による製品開発
5-1. 非化石資源のみから製造された自動車タイヤ
5-2. その他の開発事例
6. 演習問題
【演習回答・内容への質疑応答】