【 LIVE配信・WEBセミナー】

各種 易解体性接着材料の開発動向と設計・評価と課題

~各トリガーごとの開発・光で制御/再生可能な接着剤・マイクロカプセル応用・熱解体性光接着剤・酸化型解体型易解体接着剤~

★2024年8月30日WEBでオンライン開講。国立研究開発法人物質・材料研究機構  内藤氏、新潟大学 田中氏、福井工業高等専門学校 古谷氏、株式会社スリーボンド  大槻氏がそれぞれ各種易解体性接着材料の 開発動向と設計・評価と課題について解説する講座です。

■注目ポイント

★各種易解体性接着材料の 開発動向と設計・評価と課題とは?

★各種の因子やトリガーを活用し、作用する易解体接着剤!環境やリサイクルに適している易解体接着剤の最新動向とは?

★光で制御/再生可能な接着剤や、マイクロカプセル応用、熱解体、UV接着剤や酸化型解体型易解体接着剤の動向とは?

セミナー番号
S240805
セミナー名
易解体性接着材料
講師名
  • 第1部  国立研究開発法人物質・材料研究機構  高分子・バイオ材料研究センター 副センター長  内藤 昌信 氏
  • 第2部  新潟大学  名誉教授 工学博士   田中 眞人 氏
  • 第3部  福井工業高等専門学校  物質工学科 准教授  古谷 昌大 氏
  • 第4部  株式会社スリーボンド  研究開発本部 技術マーケティング部 技術開発課  大槻 直也 氏
開催日
2024年08月30日(金) 12:30-17:30
会場名
※会社やご自宅のパソコンで視聴可能な講座です
受講料(税込)

【1名の場合】60,500円(税込、テキスト費用を含む)

2名以上は一人につき、16,500円が加算されます。

詳細

定員:30名

※ お申し込み後、受講票と請求書のURLが自動で返信されます。基本的にはこちらで受付完了です。開催前日16:00までに再度最終のご連絡をいたしますので、しばらくお待ちください。請求書と受講票は郵送ではないため必ずダウンロードください。また、同時に送られるWEBセミナー利用規約・マニュアルを必ずご確認ください。

※ セミナー前日夕方16:00までにWEB会議のURL、事前配布資料のパスワードについては、別途メールでご案内いたします。基本的には、事前配布資料はマイページからのダウンロードの流れとなります。なお、事前配布資料については、講師側の作成完了次第のお知らせになりますので、この点、ご理解のほどお願い申し上げます。

※ 請求書の宛名の「株式会社」や「(株)」の「会社名の表記」は、お客様の入力通りになりますので、ご希望の表記で入力をお願いします。

※ お支払いは銀行振込、クレジット決済も可能です。銀行振込でお支払いの場合、開催月の翌月末までにお支払いください。お支払いの際は、社名の前に請求書番号をご入力ください。

※ 領収書のご要望があれば、お申込み時、領収書要にチェックを入れてください。

※ 2名以上でお申し込みをされた場合は、受講票と請求書を代表者様にご連絡します。

※ 当講座では、同一部署の申込者様からのご紹介があれば、何名でもお1人につき16,500円で追加申し込みいただけます (申込者様は正規料金、お2人目以降は16,500円となります)。追加の際は、申し込まれる方が追加の方を取りまとめいただくか、申込時期が異なる場合は紹介者様のお名前を備考欄にお書きくださいますようお願いいたします。

※ なお、ご参加手続きの際、自宅住所やフリーアドレス、個人携帯番号のみで登録された場合は、ご所属確認をさせいただくことがございます。

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【【本セミナーの主題および状況  本講座の注目ポイント】】

■注目ポイント

★各種易解体性接着材料の 開発動向と設計・評価と課題とは?

★各種の因子やトリガーを活用し、作用する易解体接着剤!環境やリサイクルに適している易解体接着剤の最新動向とは?

★光で制御/再生可能な接着剤や、マイクロカプセル応用、熱解体、UV接着剤や酸化型解体型易解体接着剤の動向とは?


講座担当:青木良憲


≪こちらの講座は、WEB上での開催のオンライン講座になります≫

【第1講】 ネットワーク制御による資源循環型接着剤の開発

【時間】 12:30-13:45

【講師】国立研究開発法人物質・材料研究機構 高分子・バイオ材料研究センター 副センター長 内藤 昌信 氏

【講演主旨】

 現在の地球は、資源・エネルギー・食料需要の増大、廃棄物の増加、気候変動をはじめとする環境問題など、未曾有の危機に直面しています。この問題を解決するため、産業革命以来、人類の繁栄を支えてきた大量生産(資源を採掘し、Take)・大量消費(作り、Make)・大量廃棄(捨てる、Waste)するリニア(直線)型経済を、循環型経済(サーキュラーエコノミー)に転換していく取り組みが、地球規模で始まっています。とりわけ、プラスチックの資源循環は、海洋プラスチック(マイクロプラスチック)など新たな問題の顕在化も伴って、対応が急がれています。

 プラスチックのリサイクルの取り組みは、容器包装などに使われる熱可塑性樹脂については、熱や化学分解によるリサイクル方法が確立しており、処理プラントによる実証試験も進んでいます。一方、エポキシ樹脂のような熱硬化性樹脂については、熱による溶融や溶媒に溶解することが困難なため、リサイクルへの道筋がついていないのが現状です。本発表では、最近、演者らが取り組んでいる高分子ネットワーク制御による資源循環型接着剤の開発について紹介します。


【プログラム】

1.サーキュラーエコノミーと接着剤

 1-1 サーキュラーエコノミーを取り巻く状況

 1-2 プラスチック材料とサーキュラーエコノミー

2.易解体接着剤の材料設計

 2-1 様々な易解体技術

 2-2 動的共有結合

3.具体的な事例紹介

 3-1 動的共有結合を含む資源循環型接着剤

 3-2 光で制御する接着剤

 3-3 その他

4.まとめと展望

【質疑応答】


【キーワード】
易解体性接着剤、リサイクル、サーキュラーエコノミー、動的共有結合、生物模倣、水中接着、自己修復


【講演のポイント】
・サーキュラーエコノミーにおける接着技術の活用方法について理解を深めることができる。
・バイオミメティックや動的共有結合などの分子技術の接着剤への応用例を網羅的に理解することができる。
・基礎研究から実用化までシームレスな材料開発についての事例紹介を行う。


【習得できる知識】
易解体性接着剤に関する技術動向を俯瞰できるようになる。
最先端の分子技術による解体性接着剤に関する知識を深めることができる。


【第2講】 マイクロカプセルの刺激応答性と易崩壊性接着技術への応用

【時間】 13:55-15:10

【講師】新潟大学 名誉教授 工学博士  田中 眞人 氏

【講演主旨】

 崩壊性接着剤への応用を念頭にしたマイクロカプセルの基礎的事項(内部構造,形状、粒径,シェル材種)と、適応可能なマイクロカプセルの基本的な調製法を説明するとともに,調製実施例を解説する。また、シェル材種に対応した刺激応答性を紹介するとともに、マイクロカプセルの調製例を紹介する。さらに、各種刺激応答性マイクロカプセルの易崩壊性接着剤への応用可能性を解説するとともに実際の応用例を紹介する。

【プログラム】

1.マイクロカプセルの基礎(易崩壊性接着剤への応用を念頭においた分類) 

  1.1 マイクロカプセルの種類(粒径・内部構造・形状)

  1.2 シェル材種と刺激応答性

  1.3 調製法の基礎

    1.3.1懸濁重合法

    1.3.2界面重縮合反応法

    1.3.3in-situ 重合法

    1.3.4その他(併用例)

2.マイクロカプセル調製実施例 

  2.1 加熱応答性マイクロカプセル調製例

  2.2 機械的圧力応答性マイクロカプセル調製例

  2.3 その他の実施例 

3.マイクロカプセルの刺激応答性,易崩壊性接着技術への可能性

  3.1 刺激応答性を用いた易崩壊性(易解体性)接着の考え方

  3.2 研究事例,応用事例のご紹介

【質疑応答】


【キーワード】
マイクロカプセル調製法、刺激応答性マイクロカプセル、易崩壊性接着剤、ハイブリッドシェルマイクロカプセル


【講演のポイント】
刺激応答性マイクロカプセルを念頭において、マイクロカプセルの基礎的事項(粒径、内部構造、形状)、マイクロカプセルの基礎的調製法、シェル材種に対応した刺激応答性、刺激応答性マイクロカプセルの調製実施例、易崩壊性接着剤への応用の可能性と実施例を解説する。


【習得できる知識】
・マイクロカプセルの基礎的事項(種類、粒径、内部構造、形状)
・マイクロカプセルの調製法
・マイクロカプセルシェル材種に対応した刺激応答性
・易崩壊性接着剤への応用例


【第3講】 熱的可逆反応を利用した解体性接着材料の研究

【時間】 15:20-16:05

【講師】福井工業高等専門学校 物質工学科 准教授 古谷 昌大 氏

【講演主旨】

 製品を使用した後の部品のリユースやリサイクルを可能にするために,解体性を有する接着材料の開発が求められている.解体のためのトリガー(引き金)として,熱刺激は特別な装置を用いなくても外部から与えやすいという特徴を持つ.本講座ではまず、熱解体を実現するための分子レベルの仕掛けについて、ジスルフィド(SS)結合どうしの交換反応や水素結合形成を中心に解説する.そして次に、それらの基本的な事項を踏まえたうえで、我々が開発しているエポキシあるいはアクリル系の熱解体性光接着材料について紹介する.

【プログラム】

1. 分子レベルの熱的可逆変化

 1-1 ガラス転移

 1-2 Diels-Alder反応

 1-3 ジスルフィド(SS)結合交換反応

 1-4 水素結合形成

2. SS結合交換反応を利用した熱解体性接着材料

 2-1 SS結合を含有するモノマーの設計と合成

 2-2 接着材料の作製

3. 水素結合形成を利用した熱解体性接着材料

 3-1 水素結合能を有するモノマーの設計と合成

 3-2 接着材料の作製

【質疑応答】


【キーワード】
熱的可逆反応,解体接着材料,リユース,ジスルフィド(SS)結合,水素結合


【講演のポイント】
 講演前半では分子レベルの熱的可逆変化についてお話しするが,大学1~2年生相当の内容を丁寧に解説する予定である.それらの内容を踏まえつつ,最新の研究成果を交えた熱解体性接着材料の分子・材料設計についてお話ししたいと考えている.


【習得できる知識】
・分子レベルの熱的可逆変化に関する基礎知識
・分子レベルの熱的可逆変化の接着材料への応用例


【第4講】 サーキュラーエコノミーを志向した易解体性接着剤

【時間】 16:15-17:30

【講師】株式会社スリーボンド 研究開発本部 技術マーケティング部 技術開発課 大槻 直也 氏

【講演主旨】

 接着剤は面と面を安価、軽量、容易に接合でき、設計によっては金属とプラスチックのような異種材料を接合できることが特長で、広く産業界で使用されています。接着接合を用いた部材や部品は分離、解体、リユース、リサイクルを想定した場合、ボルトなどの機械的締結に比べると分離が困難なことが多いと考えられます。従って、昨今耳にする機会の多くなったサーキュラーエコノミー、資源循環経済の実現を難しくする要因となり得ます。そこで、貼ってはがせる接着剤「易解体性接着剤」が上述の課題解決の鍵になると考え、その開発に取り組んでいます。ここでは、背景と開発の現状、課題について述べたいと思います。

【プログラム】

1.サーキュラーエコノミー実現への課題

2.易解体性接着剤の概要

3.酸化剤解体型易解体性接着剤

4.開発中の試作品

【質疑応答】


【キーワード】
サーキュラーエコノミー、易解体性接着剤、酸化剤解体型


【講演のポイント】
接着剤メーカー視点でのサーキュラーエコノミー実現に対する課題について述べたいと思います。
既報の易解体性接着剤の解体トリガー、メカニズムについて概説します。
「長寿命」と「易解体性」の両立について概説します。
開発中の商品の概要を説明します。


【習得できる知識】
解体性接着剤とその周辺知識を習得できると思います。


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