光学多層膜の設計・製造方法・膜厚コントロール・特性評価および付加価値創出に向けた各種用途展開
★2024年11月22日WEBでオンライン開講。株式会社導波技術研究所 渡邊氏が、光学多層膜の設計・製造方法・膜厚コントロール・特性評価および付加価値創出に向けた各種用途展開について解説する講座です。
■注目ポイント
★光学多層膜の正しい理解、活用するために必要な知識について初学者にもわかりやすく解説!
- 株式会社導波技術研究所 代表取締役 渡邊 正 氏
【1名の場合】45,100円(税込、資料作成費用を含む)
2名以上は一人につき、16,500円が加算されます。
定員:30名
※ お申し込み後、受講票と請求書のURLが自動で返信されます。基本的にはこちらで受付完了です。開催前日16:00までに再度最終のご連絡をいたしますので、しばらくお待ちください。請求書と受講票は郵送ではないため必ずダウンロードください。また、同時に送られるWEBセミナー利用規約・マニュアルを必ずご確認ください。
※ セミナー前日夕方16:00までにWEB会議のURL、事前配布資料のパスワードについては、別途メールでご案内いたします。基本的には、事前配布資料はマイページからのダウンロードの流れとなります。なお、事前配布資料については、講師側の作成完了次第のお知らせになりますので、この点、ご理解のほどお願い申し上げます。
※ 請求書の宛名の「株式会社」や「(株)」の「会社名の表記」は、お客様の入力通りになりますので、ご希望の表記で入力をお願いします。
※ お支払いは銀行振込、クレジット決済も可能です。銀行振込でお支払いの場合、開催月の翌月末までにお支払いください。お支払いの際は、社名の前に請求書番号をご入力ください。
※ 領収書のご要望があれば、お申込み時、領収書要にチェックを入れてください。
※ 2名以上でお申し込みをされた場合は、受講票と請求書を代表者様にご連絡します。
※ 当講座では、同一部署の申込者様からのご紹介があれば、何名でもお1人につき16,500円で追加申し込みいただけます (申込者様は正規料金、お2人目以降は16,500円となります)。追加の際は、申し込まれる方が追加の方を取りまとめいただくか、申込時期が異なる場合は紹介者様のお名前を備考欄にお書きくださいますようお願いいたします。
※ なお、ご参加手続きの際、自宅住所やフリーアドレス、個人携帯番号のみで登録された場合は、ご所属確認をさせいただくことがございます。
【本セミナーの主題および状況・本講座の注目ポイント】
■本セミナーの主題および状況
★光学薄膜とは、膜の厚み、材料、層数などを任意に設計することで光の反射や透過などをコントロールする薄膜の総称で、スマートフォン、LiDARなどの光学系に利用されています。
★本講座は光学薄膜の「単層/多層」の分類におきまして、多層構造の光学薄膜【光学多層膜】に焦点を当てております。
→本講座では、、営業職から設計・開発職の方まで、「光学多層膜を深く知り、活用したい」との想いを持つ方々に役立てていただける情報をお届けいたします。
■注目ポイント
★高い付加価値を有する光学多層膜の製造を考慮した光学特性の安定化に向けた内容を紹介!
★光学薄膜分野を俯瞰する力、光学薄膜の理解に役立つ物理的イメージとは!?
★光学多層膜の設計、膜特性の安定化要素について解説!
講座担当:牛田孝平
≪こちらの講座は、WEB上での開催のオンライン講座になります≫
【時間】 13:00-17:00
【講師】株式会社導波技術研究所 代表取締役 渡邊 正 氏
【講演主旨】
本講座は、光学多層膜を正しく理解し、活用するために必要な各種の知識について解説します。説明は出来る限り簡易に、物理的イメージを得て頂けるように工夫することで、光学薄膜に関わってすぐの方から理解できる内容とします。
高い付加価値を有する光学多層膜の製造を考慮し、光学特性の安定化にむけて参考になる内容を広く織り込みます。主にはモノづくりに携わる方々を想定しますが、営業職から設計・開発職の方まで、「光学多層膜を深く知り、活用したい」との想いを持つ方々には役に立てていただけるものと思います。
本講座が皆様のステップアップの切欠となり、ひいては光学薄膜分野の発展への一助となれば幸いです。
【プログラム】
1.イントロダクション
・構造色
・薄膜干渉=色の操作
・多層膜の構造
・縦波、横波?
2.きほんのき
・まずは屈折率を理解する
・界面での反射と位相のずれ
・屈折率は材料で決まる?
・光学膜厚
・屈折率、光学膜厚の波長依存性
・膜構成の表現方法
3.光学多層膜の設計
・光学薄膜の種類
・QWOTスタック
・QWOTスタックの重ね合わせ(反射帯の広帯域化)
・カットフィルターの基本形(LWP/SWP/IRカット)
・バンドパスフィルター
・基本形を基にした設計修正~設計の最適化~
・ダイクロイックミラー
・偏光ビームスプリッター
・ハーフミラー
・素子の形態と光線の入射角度
4.製造方法と膜質、膜厚のコントロール
・光学薄膜の特性を決める要素
・薄膜作成の概念
・代表的な製造方法
・成膜装置が有する機構
・膜質に影響する要素(真空蒸着を例にとって)
・誘電体の膜質と安定化
・場所のコントロール
・膜厚監視機構
・膜厚に影響する要素
・プロセス設計の考え方と方法
5.膜特性の安定に必要な製造設備の取り扱い知識
・膜特性を安定化するための要件
・膜特性安定化に向けた指針
・基板温度の安定化
・真空の安定化
・蒸発源の安定化
・シャッター機構
・成膜速度制御
・ドーム回転と膜厚分布
・イオン源の安定化
・光学膜厚監視系の安定化
6.光学特性の評価
・分光測定の基本
・分光測定器を構成する機器
・使用および管理上の注意点
7.光学多層膜の用途展開
・カットフィルター(撮像素子のIRカット)
・ダイクロイックミラー(プロジェクター)
・バンドパスフィルター(顕微鏡蛍光観察)
・狭帯域バンドパスフィルター(光通信の大容量化)
・光学多層膜に求められる特性
・膜応力
・外観品質の確保
・光学系への理解
8.まとめ
・付加価値を創出するために
・むすびとして
【質疑応答】
【キーワード】
干渉、光学多層膜フィルター、屈折率、光学膜厚、真空蒸着、分光特性、分光特性の安定化
【講演のポイント】
過去に実施した実績のある教育プログラムを基にしています。実務に役立つ物理的なイメージが得られ、付加価値創出に役立てていただけるものと思います。
【習得できる知識】
・光学薄膜分野を俯瞰する力
・光学薄膜の理解に役立つ物理的イメージ
・基本的な光学多層膜の設計
・膜特性の安定化要素
・分光特性の基本