ケミカルリサイクルを指向した機能性高分子の合成【見逃し配信有り】
~解架橋性高分子、解重合性高分子~
★2025年2月18日WEBオンライン開講【東京都市大学・岩村氏】高分子の専門家が架橋・解架橋反応の基礎と外部刺激を用いた高分子の合成について解説する講座です。
■本講座の注目ポイント
新しいタイプのケミカルリサイクルを指向した解架橋/解重合について学べます
①高分子化合物のリサイクルの流れから説明します
②不溶・不融となった高分子を溶解・溶融が可能な高分子に変換する解架橋反応について解説します
③外解架橋性高分子、解重合性高分子の事例についても紹介します
- 東京都市大学 理工学部 応用化学科/准教授 岩村 武 氏
●1名様 :45,100円(税込、資料作成費用を含む)
●2名様以上:16,500円(お一人につき)
※受講料の振り込みは、開催翌月の月末までで問題ありません"
定員:30名
※ お申し込み後、受講票と請求書のURLが自動で返信されます。基本的にはこちらで受付完了です。開催前日16:00までに再度最終のご連絡をいたします。請求書と受講票は郵送ではないため必ずダウンロードください。また、同時に送られるWEBセミナー利用規約・マニュアルを必ずご確認ください。
※ セミナー前日夕方16:00までにWEB会議のURL、事前配布資料のパスワードについて、別途メールでご案内いたします。基本的にはマイページからのダウンロードの流れとなります。なお、事前配布資料については、講師側の作成完了次第のお知らせになりますので、この点、ご理解のほどお願い申し上げます。
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※ 領収書のご要望があれば、お申込み時、領収書要にチェックを入れてください。
※ 2名以上でお申し込みをされた場合は、受講票と請求書を代表者様にご連絡します。
※ 当講座では、同一部署の申込者様からのご紹介があれば、何名でもお1人につき16,500円で追加申し込みいただけます (申込者様は正規料金、お2人目以降は16,500円となります)。追加の際は、申し込まれる方が追加の方を取りまとめいただくか、申込時期が異なる場合は紹介者様のお名前を備考欄にお書きくださいますようお願いいたします。
※ なお、ご参加手続きの際、自宅住所やフリーアドレス、個人携帯番号のみで登録された場合は、ご所属確認をさせいただくことがございます。
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【本セミナーの主題および状況・本講座の注目ポイント】
≪こちらの講座は、WEB上での開催のオンライン講座になります≫
【時間】 13:00-17:00
【講師】東京都市大学 理工学部 応用化学科/准教授 岩村 武 氏
【講演主旨】
高分子材料には機械的強度を付与するために、高分子鎖間に化学結合を形成させる、いわゆる架橋反応が用いられていることがあります。この架橋反応を行うことによって高分子は不溶・不融の性質を持ちます。また、架橋反応は耐衝撃性、耐熱性、耐薬品性などの特性を付与する場合に利用されています。しかしながら、その一方で架橋を施した高分子材料は化学的に安定で難分解性になっていることからリサイクルの妨げになっています。
本セミナーでは、このような高分子の架橋反応の基礎について解説することに加え、架橋反応により不溶・不融となった高分子を、溶解・溶融が可能な高分子に変換する解架橋反応についても解説します。また、架橋高分子の分析・評価について概説するのと共に、圧力や可視光を加えるといった外部刺激を用いて解架橋が可能になる新しいタイプのケミカルリサイクルを指向した架橋/解架橋性高分子や重合性/解重合性ポリマーである分子レゴグロック高分子の合成に関する研究結果を紹介します。
【講演のポイント】
架橋高分子の合成・分析について基礎的な事項を解説することに加え、講演者の研究グループでの解架橋性高分子、解重合性高分子の事例について解説します。
【習得できる知識】
①架橋高分子の合成法
②架橋高分子の分析法
③高分子材料のケミカルリサイクルの現状
④解架橋性高分子・解重合性高分子の事例
【講演キーワード】
架橋、解架橋、重合、解重合、ケミカルリサイクル、モノマーリサイクル
【講演時間割(目安)】
13:00~14:40 第1講義
14:50~16:00 第2講義
16:10~17:00 第3講義
【プログラム】
1.はじめに
1.1 循環型社会形成の必要性
1.2 プラスチック廃棄物のリサイクルの現状
1.3 高分子化合物のリサイクルの流れ
2.高分子の架橋反応
2.1 架橋反応の分類
2.2 熱刺激による架橋反応
2.3 光刺激による架橋反応
2.4 キレート化剤による架橋反応
2.5 有機-無機ハイブリッド化による架橋反応
3.高分子の解架橋反応
3.1 解架橋反応の分類
3.2 熱刺激による解架橋反応
3.3 光刺激による解架橋反応
4.架橋高分子の分析・評価
4.1 粘弾性測定による架橋点間分子量
4.2 FT-IRスペクトルによる架橋構造の評価
4.3 NMRスペクトルによる架橋構造の評価
5.ケミカルリサイクルの現状
5.1 高分子の化学反応として見るケミカルリサイクル
5.2 PETのケミカルリサイクル
5.3 ポリスチレンのケミカルリサイクル
5.4 ポリ塩化ビニルのケミカルリサイクル
5.5 ポリアミドのケミカルリサイクル
5.6 ケミカルリサイクルを指向した分子設計の例
6.ケミカルリサイクルを指向した解架橋性高分子
6.1 架橋高分子の問題点
6.2 トレードオフの関係にある共有結合
6.3 トリフェニルイミダゾール骨格を活用した架橋/解架橋性高分子
7.ケミカルリサイクルを指向した解重合性高分子
7.1 Diels-Alder反応を利用した分子レゴブロック高分子
7.2 トリフェニルイミダゾール骨格を利用した分子レゴブロック高分子
【質疑応答】