【 LIVE配信・WEBセミナー】

次世代レジストの技術開発動向と反応機構・性能評価・応用・今後の展望

~メタルレジスト、リソグラフィ技術・レジスト材料の微細化、高解像度化~

★2024年9月30日WEBでオンライン開講。関西大学 工藤 宏人 氏、量子科学技術研究開発機構 山本 洋揮 氏、鴨志田技術事務所 代表 鴨志田 洋一氏(元JSR株式会社)の3名が次世代レジストにおける技術開発動向・設計と反応機構・性能評価について解説する講座です。

■注目ポイント

★合成したレジスト材料が高性能になる理由を解説し、新規レジスト材料の分子設計指針についても解説!

★メタルレジスト材料の性能評価に関する研究について最近の研究成果を挙げながら紹介

★レジスト材料を含め、リソグラフィ技術全般および半導体産業の現状と将来について解説!

セミナー番号
S240925
セミナー名
次世代レジスト
講師名
  • 第1部  関西大学   化学生命工学部 化学・物質工学科 教授  工藤 宏人 氏
  • 第2部  量子科学技術研究開発機構  高崎量子応用研究所 量子機能創製研究センター/主幹研究員  山本 洋揮 氏
  • 第3部  鴨志田技術事務所  代表(元JSR(株)/神奈川大学)、フォトポリマー懇話会顧問、高分子学会フェロー  鴨志田 洋一 氏
開催日
2024年09月30日(月) 13:00-17:15
会場名
※会社やご自宅のパソコンで視聴可能な講座です
受講料(税込)

【1名の場合】49,500円(税込、テキスト費用を含む)

2名以上は一人につき、16,500円が加算されます。

詳細

定員:30名

※ お申し込み後、受講票と請求書のURLが自動で返信されます。基本的にはこちらで受付完了です。開催前日16:00までに再度最終のご連絡をいたしますので、しばらくお待ちください。請求書と受講票は郵送ではないため必ずダウンロードください。また、同時に送られるWEBセミナー利用規約・マニュアルを必ずご確認ください。

※ セミナー前日夕方16:00までにWEB会議のURLについては、別途メールでご案内いたします。事前の配布資料につきましては紙テキストで郵送にてお送りいたします。

※ 請求書の宛名の「株式会社」や「(株)」の「会社名の表記」は、お客様の入力通りになりますので、ご希望の表記で入力をお願いします。

※ お支払いは銀行振込、クレジット決済も可能です。銀行振込でお支払いの場合、開催月の翌月末までにお支払いください。お支払いの際は、社名の前に請求書番号をご入力ください。

※ 領収書のご要望があれば、お申込み時、領収書要にチェックを入れてください。

※ 2名以上でお申し込みをされた場合は、受講票と請求書を代表者様にご連絡します。

※ 当講座では、同一部署の申込者様からのご紹介があれば、何名でもお1人につき16,500円で追加申し込みいただけます (申込者様は正規料金、お2人目以降は16,500円となります)。追加の際は、申し込まれる方が追加の方を取りまとめいただくか、申込時期が異なる場合は紹介者様のお名前を備考欄にお書きくださいますようお願いいたします。

※ なお、ご参加手続きの際、自宅住所やフリーアドレス、個人携帯番号のみで登録された場合は、ご所属確認をさせいただくことがございます。

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【本セミナーの主題および状況・本講座の注目ポイント】

■本セミナーの主題および状況

★フォトレジスト材料は、化学増幅型システムを基盤として、露光システムの変遷と共に進化してきている。

★レジスト材料の開発はパターンの微細化、高解像度化が中心で、これは主として露光に用いる光の波長を短くすることで実現されてきている。

■注目ポイント

★合成したレジスト材料が高性能になる理由を解説し、新規レジスト材料の分子設計指針についても解説!

★メタルレジスト材料の性能評価に関する研究について最近の研究成果を挙げながら紹介

★レジスト材料を含め、リソグラフィ技術全般および半導体産業の現状と将来について解説!

講座担当:枩西 洋佑

≪こちらの講座は、WEB上での開催のオンライン講座になります≫

【第1講】 高感度化フォトレジスト材料の入門 ~化学増幅型レジストからメタルレジストまでの基礎から・ 材料の設計と開発・評価~

【時間】 13:00-14:15

【講師】関西大学  化学生命工学部 化学・物質工学科 教授 工藤 宏人 氏

【講演主旨】

 フォトレジスト材料は、化学増幅型システムを基盤として、露光システムの変遷と共に進化してきた。前半は、その進化の変遷について、高分子や低分子を用いたレジスト材料の開発について、基礎的な原理を交えて解説する。続いて、KrF、ArF、EB、およびEUVレジスト材料の合成例と分子設計指針について基礎から応用までを解説し、レジスト材料の基礎的な評価方法から、新規なレジスト材料の開発方法について解説する。さらに後半では、最新のレジスト材料としてEUVレジスト材料(分子レジスト、非化学増幅型レジスト、メタルレジスト)について解説する。
【キーワード】
レジスト材料、ポジ型、ネガ型、極端紫外線レジスト、メタルレジスト、レジスト材料の高感度化
【講演のポイント】
レジスト材料の合成方法は、基本的な有機合成化学や高分子合成化学の理論と実験方法の組みあわせであり、特別な合成法は必要ない。どのような分子を設計すればよいのかを、使用するレジストシステムを理解すれば、一般艇な研究し設備があれば容易に新しいレジスト材料は合成可能である。合成したレジスト材料が、高性能になる理由を解説し、新規レジスト材料の分子設計指針について考察を加える。
【習得できる知識】
・レジストシステムとレジスト材料について
・化学増幅型レジストシステムについて
・極端紫外線(EUV)レジストについて
・メタルレジストについて
・最先端のレジスト材料の課題について

【プログラム】

1.レジスト材料(基礎)
 1.1 原理
 1.2 合成例
 1.3 最新の化学増幅型
2.ポジ型レジスト材料(基礎)
 2.1 合成方法
 2.2 評価方法
3.ネガ型レジスト材料(基礎)
 3.1 合成方法
 3.2 評価方法
4.高分子レジスト材料と低分子レジスト(基礎と応用)
 4.1 合成方法
 4.2 評価方法
5.EUVレジスト材料の評価方法と開発方法の実例(基礎と応用)
6.最新型レジスト材料(メタルレジスト、EB、EUV用レジスト材料)(応用と発展)
【質疑応答】

【第2講】 EUVレジスト材料の反応機構、高性能化と メタルレジスト材料の性能評価

【時間】 14:30-15:45

【講師】量子科学技術研究開発機構 高崎量子応用研究所 量子機能創製研究センター/主幹研究員 山本 洋揮 氏

【講演主旨】

 コンピュータ性能の更なる向上が要求されている半導体分野において、EUVリソグラフィが実現された。本講演では、EUV用レジスト材料の反応機構およびEUVレジスト材料の反応機構に基づいた高性能化にについて解説します。特に、メタルレジスト材料の性能評価に関する研究について最近の研究成果を挙げながら紹介する。

【プログラム】

1.はじめに

 1.1 リソグラフィ工程とリソグラフィ技術の変遷

 1.2 EUVリソグラフィの現状と課題

 1.3 EUVリソグラフィレジスト評価システム

2.EUV/EBレジストの反応機構

 2.1 EUV/EBリソグラフィ用化学増幅型レジストの反応機構

 2.2 EUV/EBレジスト材料の反応機構に基づいた高性能化

 2.3 次世代リソグラフィ用レジスト材料の要求特性

 2.4 EUV/EB化学増幅型レジストの問題点

 2.5 EUV/EBレジストの設計指針

3.メタルレジスト材料の性能評価

 3.1 EUVリソグラフィ用メタルレジストの概要

 3.2 放射線による金属ナノ粒子の形成メカニズムに基づいた有機無機ハイブリッドパターン形成

 3.3 メタル化合物の添加によるEUVレジストの高感度化

 3.4 メタルレジスト材料の性能評価

4.今後の課題

【質疑応答】


【第3講】 リソグラフィ技術・レジスト材料の微細化・高解像度に向けた応用技術、今後の展望

【時間】 16:00-17:15

【講師】鴨志田技術事務所 代表(元JSR(株)/神奈川大学)、フォトポリマー懇話会顧問、高分子学会フェロー 鴨志田 洋一 氏

【講演主旨】

 今日の情報化社会は、マイクロエレクトロニクス(ME)の発展に支えられている。MEは、1950年代に集積回路(IC)が開発されて以来、大規模集積回路(LSI)のパターンの微細化、高集積化、すなわちメモリー大容量化、システムLSIの高性能化の方向で、一貫して発展してきている。あわせて情報処理の高速化、低価格化も実現してきた。今後もメモリーの大容量化およびシステムLSIの高性能化の流れは止まりそうにないと予測されている。このような流れの中で、フォトリソグラフィの進歩はフォトレジストなどの材料開発が中心軸となってMEの発展に寄与してきたが、これらの材料をうまく使いこなす露光装置を中心としたハードウェア、プロセス技術の進歩も著しいものがある。

 レジスト材料の開発はパターンの微細化、高解像度化が中心で、これは主として露光に用いる光の波長を短くすることで実現されてきた。ここまではさまざまな選択肢、さまざまな試行など、紆余曲折はあったものの、結果として振り返ってみれば、それまでの技術の延長線上で進んできている。1970年代から40年余りの短い時間に次のような大きな技術変革を経験している。

 1) コンタクトアライナーによるリソグラフィ技術の確立

 2) 投影露光方式の導入

 3) 化学増幅型レジスト/エキシマレーザ光源の採用

 4) EUV光源の採用など

 それぞれのステップで多くのイノベーションが実現され課題を克服してきたわけである。ここでは、これまでの技術・材料開発の事例をまとめ、今後の効率的な技術開発・不良防止・トラブル対策への応用への指針とする。あわせて、日本の今後の半導体関連産業の在り方についても考察する。

【キーワード】

フォトポリマー、先端レジスト,先端リソグラフィ,微細加工,半導体デバイス,エキシマレーザ、Krf、ArF、EUV、化学増幅型レジスト、無機レジスト,ドライ現像、ナノインプリント、半導体産業復活、イノベーション

【講演のポイント】

講演者はフォトリソグラフィの確立期からレジスト材料の研究開発に携わり、先端レジストの研究開発からマーケティング、事業化・産業化まで担当してきた。同時に現在に至るまで学会活動(フォトポリマー懇話会等)等を通して、学会・業界の情報に精通しており、レジスト材料を含め、リソグラフィ技術全般および半導体産業の現状と将来について解説できる。

【習得できる知識】

レジスト・リソグラフィ技術の基礎と技術開発の必然性、マイクロエレクトロニクスの高密度化、高速化、低コスト化に伴うリソグラフィ技術の微細化・レジストの高解像度化などの高品位化の歴史的変遷およびイノベーションの創出過程を知ることができる。技術・レジスト材料開発の実例を学ぶことにより、効率的な技術開発・不良防止・トラブル対策への応用が可能となる。

さらに、科学技術の進歩の負の側面として顕在化してきている地球規模の課題の解決に向けて半導体産業が果たす役割を考察し、日本の半導体産業の現状と課題を整理し、今後の展開の指針としたい。

【プログラム】

1.技術パラダイムシフトと半導体集積回路

 1.1 科学技術の発展

 1.2 技術パラダイムシフト

 1.3 マイクロエレクトロニクス(ME)と社会

 1.4 MEの黎明期とフォトレジスト

2.フォトレジストの本流

 2.1 ゴム系ネガ型フォトレジスト

  (1) リソグラフィプロセスの確立

  (2) 基本的構造及び製造法

 2.2 ノボラック系ポジ型レジスト

  (1) 基本的組成

  (2) マトリックス樹脂製法、感光性化合物

  (3) レジストの透明性と解像度

  (4) i-線レジスト

  (5) リソグラフィプロセスでの化学と工程管理

  (6) レジストの溶剤と環境への影響

  (7) 高性能化への工夫と新たなイノベーション

3.フォトレジストの裏街道

 3.1 X線レジスト

 3.2 Top Surface Imaging:DESIRE

 3.3 Deep UVリソグラフィ

  (1) 黎明期のレジスト

  (2) 化学増幅型レジスト

  (3) 光酸発生剤

4.エキシマレーザリソグラフィ

 4.1 KrFレジスト

  (1) エキシマレーザリソグラフィ実現への課題

  (2) 光源・光学系の課題

  (3) 化学増幅型レジストの課題

  (4) 材料からの改良

  (5) プロセス面からの改良

  (6) 実用化されたレジスト材料

 4.2 ArFレジスト

  (1) ArFレジスト実現への課題

 4.3 液浸リソグラフィ

5.EUVリソグラフィ

 5.1 光源・露光機の開発

 5.2 レジスト開発

    開発現状と課題/LERの要因と対応

 5.3 無機レジスト

    感度・解像度/保存安定性

 5.4 EUVLの課題

    光源/露光装置/マスク/レジスト/評価装置

6.今後の展望

 6.1 高解像度化と現像プロセス

    現像過程での膨潤と解像度

 6.2 今後のパターン形成プロセス

 6.3 ナノインプリント技術の実用化 

7.国の安全保障の根幹を担う半導体産業

 7.1 半導体産業の重要性

 7.2 日本および世界の半導体産業の現状

 7.3 経産省の戦略

 7.4 再生のための論点 

8.効率的にイノベーションを創出するために

  知的財産戦略とMOT

9.まとめ

【質疑応答】


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